TEGAMI - 日本から来たアーティストのハガキ -
TEGAMI Perspektiven japanischer Künstler
2011/05/25-29
Kino Metropolis Steindamm
Lounge des Japan Filmfest Hamburg im PROJEKTOR
Hamburg/Germany
Bud of lotus (グアッシュ・水彩紙 14.5cmx9.7cm 2011年)
Bud of lotus (gouache on paper 5.7"x4.0" 2011)
TEGAMI - Perspektiven japanischer Künstler
TEGAMI
JAPAN FILM FEST HAMBURG
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●この展覧会について●
東日本大震災が起きて1ヶ月ほどしたある日、複数の知り合いの方から展覧会の参加依頼メールが来ました。 私はこういう企画ものにはあまり参加したい方ではないのですが... ちょうど震災直後にドイツにいる友人から、 「日本はどうなっているのか?こちらでは原子力発電所の事故に関して恐ろしいニュースが流れているけれど、日本人はそういうことを知っているのか?日本人の自分に現地の人が色々聞いてくるのだが、自分も分からないので答え様が無くて困っている。」というメールがあり、何度かやり取りしていました。 カタストロフが起きている極東から遠く離れたドイツで、「日本は大丈夫なのか?自分の国まで影響があるんじゃないのか?」という心配と恐怖を抱くのも無理は無いことだと。ここは情報を開示しない日本政府の代わりに、日本に住んでいる普通の日本人が、拙くても何らかのメッセージを発信するべきなのではないのか、と考えなおしました。 作品(きれいなお花)だけ描いて送っても、こういう危機的な状況では何も伝えることは出来ないと分かっているので、普段はぜったいやらないのですが、現地に送った作品の周囲には、今回の原発事故に関する個人的なメッセージを英語で書きこみました。 一体誰が見てくれるか分からないし、自己満足の域を出ないと思いつつ、今回出品したことはこれでよかったと思っています。 芸術に出来ることには限界があるけれど、限界があると知りつつ、そこに何かひっかかることがあるのなら、やらないよりやる方がマシ。これはどんなことにも言えると思っています。 |
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