2003年12月31日〜2004年5月22日までのつれづれ。
naisyoku いわゆる「日記」とか「感想文」のようなものです。
毎日は書きません。書くことがある時だけ書きます。
(2003年12月31日〜2004年5月22日までのつれづれのページです。)


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2004年5月22日(土)

『マルモッタン美術館展』

 今日は京都市立美術館に『マルモッタン美術館展』を見に行ってきました。
(マルモッタン美術館=印象派の絵画を収蔵しているパリの美術館。「印象派」の名前の元となったモネの作品「印象・日の出」もここにあります。)

ヴェルト・モリゾ(印象派の女性画家で、同じく印象派の創始者とも言われている画家モネの義妹)のコレクションが多いという情報だったのですが、モネの睡蓮や太鼓橋のシリーズもたくさん来ていて、満足!満足!でした!
モネってほんとに良いですねぇ(*^。^*)
晩年の目がヤバくなってきてからのが特に良い。
ずっと前にもここに書いたけど、もの作る人間っていうのは、
自分にとって「抜き差しならぬもの」を作品に出せた時にこそ、
「ホンモノの作品」を作ることができるんですね。
モネの場合は、
「視力がどんどん落ちてゆく。見えなくなってゆく。描けなくなってゆく。」
という状況ですね。
それは不幸なことでもあるけど、そこから新しく始まるものがあった。
そこがモネのすごいところで。
こんなのほほんとしているワタクシ、反省しないとね。
(実は今日で○○歳になってしまいました。誕生日おめでとう!!ありがとう!)


・更新情報

 突然ですが、ここで更新情報でーす!

・「お出かけのツボ」の中の、「姫路3時間旅」

この間姫路に行って来た、その記録です。
「アンドリュー・ワイエス展」と「『姫路式明石焼き』の調査報告」であります。
hirotaka氏のHP『劇的な人生』から飛んで来られた方、
興味無いかもしれませんが、調査してきましたので見てください!!

では、残り少ない「春!」を満喫いたしましょう!!すーぐ梅雨がくるよー。

2004年5月16日(日)

『ニューヨーク?報告第4弾!』

 まだ続きます。今回は飛行機の中の話。・隣のお兄ちゃん

行きの成田〜NY間のアメリカン航空機内で、私の隣に座ったお兄ちゃん。
(出入国カードがチラッと見えた。1978年生まれの割には若く見える。なぜかカーリーヘア。)

なんでか知らんけど、乗ってきた時からすご〜〜〜く緊張してて、不思議な空気。
それに、飛行機に乗って席に着いたとたん、鞄からノートを取りだして、
黙々と何やら執筆し始めた。
なんだろう。なんなんだろう...(・・ )( 。。)
「何書いてるんですか?」
と、よほど聞こうかと思ったけど、
質問なんかしたら、びっくりして飛び上がってしまいそうだったので、遠慮することに。
そのうちMDウォークマンを付けて、フリー・ジャズ三昧を始めました。
(横にいる私にも聞こえるくらいの音で。)
そして、思いついたように、ノートを取りだしては執筆活動。
この行動を断続的にくり返すお兄ちゃん。
私が見たところ、彼は初めての外国旅行で英語にも不安をかかえながら、
勇敢にも「一人旅」かつ「自由旅行」を選択してしまったのでは!?

さて。
飛行機に乗ると、当然始まりますよね。「食事とスナックと飲み物」攻撃が。
まず、「Some drinks 攻撃」。
アメリカン航空のおばちゃん(そう!アテンダントさんがみんなおばちゃんなんです!!)たちが
『Would you like some drinks?』とまわって来ると、お兄ちゃん、
まっすぐ前を向いたままボーゼンと固まっている。
(声が聞こえてなくても、周りの雰囲気で飲み物が配られていることは間違いなくわかっている。
 「俺に聞かないでくれ〜〜。黙って通り過ぎてくれ〜〜」と祈っているかのよう!?)

私の心の声:(え?うそやろ?飲み物やんけ、兄ちゃん!飲み物!ほれ、なんでもええから頼め!!)
おばちゃん:『Would you like some drinks?』
(かなり間があった後、兄ちゃんやっとアテンダントさんの方を向いて)
兄ちゃん :『...う、Water please!』
私の心の声:(そやそや。それでええねん、兄ちゃん!(^^)//""")
(以後、お兄ちゃんは「飲み物は?」と聞かれると『Water please!』で押し通す。)

この(私の勝手な)「ハラハラ」が、食事とドリンクの度にくり返されました。
悪いことに、こういうキンチョーしきった人に限って変なことが当たるようで、
ある食事の時のメイン・ディッシュの「ビーフ」が、私のところで無くなったらしく、

兄ちゃん :「Beef please.」(しかも、おばちゃんが「Beef or chicken?」と聞いてくる前に(^_^;)
おばちゃん:「ごめんなさい。ビーフ終わっちゃったのよ。あなたにはチキンしか無いわ。」
私    :「あぁ!」(と、声を出して、気の毒そうな顔をしてしまった。)
(でも兄ちゃん、何の反応も無く、チキンの皿を受け取り、開いて黙々と食べ始める。)

よほど、「良かったら、取り替えましょうか?」と聞こうかと思ったけど、
なんだかおせっかいのような気がしたので、止めました。

その後もお兄ちゃんは、食事が配られているのにテーブルを出してなかったり
(アテンダントさんに指摘されても無反応だったので、
 この時は「テーブルですよ...!」と教えてあげた。)
なんだか、私も気になって気になって、
でも「俺に話しかけるんじゃないぜ〜〜〜!」という空気もあったりして、
結局、一言も話さずにニューヨークに着きました。

多分彼、ニューヨークに本場のジャズを聴きに行ったんですね。
で、ブルーノートかどっかに毎晩入り浸って、ジャズ三昧な日々を過ごしたのではないかと...。
そしてあのノートにびっしりと書かれてあったのは、『俺のNYジャズ日記』。
そうでしょう?お兄ちゃん?
飛行機で隣に座ってたおばさんは、
「あの調子であなたが夜のニューヨークで、カツアゲになんか会ってませんように...(-人-)」
と祈っています。

2004年5月6日(木)

『ニューヨーク報告第3弾!』

 では、続き参ります。・アメリカン・ジョ〜ク その1

時はJ.F.ケネディ空港の、米国入国審査場までもどります。

今まで外国旅行といえば、ヨーロッパ各国と香港にしか行っていなかった私。
入国審査も、パスポートと航空券と出入国カードを差し出して
「観光?」とか聞かれるだけで、すぐ「OK.Next!」と次の人にいってたのに、
今回は出入国カードの、入国後の滞在先が友人のアパートになっていたためか、
いろいろ聞かれました。

入国審査官(以下、「入」):「仕事?観光?」
私:「観光です」
入:「他に同行者は?」
私:「ひとりです」
入:「この住所は?家族?友達?」
私:「友達です」
入:「男?女?」
私:「女...(え?なんでそんなこと聞く?)」
入:「...(すでにニヤニヤ笑っている)」
私:「...(おっさ〜ん!冗談か〜〜!!!(`ヘ´) ノしょうがないので一緒にニヤニヤ。)」
入:「オッケー!良い旅行を!」
私:「サンキュ〜、バイ!...(`ヘ´) ノ(くっそ〜〜〜!!)」

今回生まれて初めての外国一人旅で、それでなくともキンチョーしてるし、
同時多発テロもあったし、入国審査が厳しくなってるという噂も聞いてたし、
べつに何のやましいことも無い私であっても、
変な言いがかりをつけられたらどうしよう...とびびってるのに。

 (審査を待つ列にいる間に、
  「お母さん、私また別室に連れて行かれたら2時間くらい出て来れないかもしれないから、
  悪いけど外で待っててね。」
  とか、怖いことを話してる親子連れがいたりして...
  キンキョーは高まるばかり!!)

おかげでおっさんのしょーもない冗談にまで必死になって答えて...
私がバカでした〜〜〜だ!!(`へ´)フンッ。 ・アメリカン・ジョ〜ク その2

前回も書きましたが、I.C.P(International Center of Photography=国際写真センター)では
「War in Iraq-Coordinates of Conflict」
という写真展が開かれていました。
内容は前回書いたように、現在進行形のイラクにおける米軍による戦闘、
フセイン政権の残党の捜索、などの様子が生々しく写されている。
かなり深刻なものです。
死んでるイラク人なんか、ばんばん写ってます。
多民族・多宗教国家である米国では、
私の隣で写真を見ている人がイラク人、イスラム教徒
なんてことも十分あり得る話で...。
ここでもかなりキンチョーして写真を見てました。
見終わって、入り口横のクロークに預けた荷物をもらいに行くと、
例によっておじさん、私に向かって何か言ってる。
またしても一瞬びびる私。
「キミ、この戦争についてどう思う?」とか聞いてるのか!?(>_<)おっちゃん!!
おそるおそる「え!?なんですか?」と聞いたら、

「キミもう帰るの〜?さっきの人なんか、5時間もいたんだぜぇ〜!」

「え!?5時間...って...」

なんだ、また冗談かよおおおおおおお〜〜〜〜!!!!!(TへT)ノ~~~

いい加減にしてくれよおおおおおおお〜〜〜〜!!!!!(TへT)ノ~~~

そりゃ、私がバカなのかもしれないですけどね、
こっちゃあ、初めての国、初めての街で一人歩きしてるアジア人の子供(あっちから見たら子供!)
なんですよ!!
常にキンチョーしてんのに、しょーもない冗談を言わんといてくれよおおーーー!!

(`へ´)ノ私は逆にキミらに言いたい!!

しょーもないアメリカン・ジョーク言うてる暇があんねやったら、
キミらが始めたこの戦争、どないかしてくれ!!

2004年5月2日(日)

『ニューヨーク報告第2弾!』

  ニューヨーク帰り(カッコいい!)のじぇいさんです。

ニューヨークの旅の感想の第2弾です。
今回、アメリカ合衆国に足を踏み入れるのも、
ニューヨークに行くのも、初めてでした。

実質6日間だけのニューヨーク滞在でしたが、
まず思ったのは、「ニューヨークはアメリカ合衆国には非ず」です。
あの街は独立した都市国家というイメージですね。
J.F.K.空港からマンハッタンに向かうバスの中から見えたビル群の影が、異様でした。
日本によく似た郊外風景の向こうに、突然ニュッと現れる。
(「日本によく似た」。このこと自体、日本が完全にアメリカ(?西洋?)ナイズされている
証拠なんですよね。世界の外見はどんどん均質化している!)

で、
「たった今、戦争をやっている国とはとても思えない!」
街を歩いていても、何の気配も無い。
テレビのニュースでは、「ファルージャで戦闘がありました...」と、
伝えてはいましたが、日本のニュースで見るのと同じ感じ。
当然何を言ってるのかわからないので、内容は把握できませんでしたが。
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・I.C.P

 (International Center of Photography=国際写真センター。
 戦争報道写真で高名な写真家ロバート・キャパの弟コーネル・キャパによって
 1974年に設立された、写真に関する研究活動及び展示をしている機関。)

では、イラクでの戦争開始1周年(この感覚がまたわからん!)ということで、
「War in Iraq-Coordinates of Conflict」
という、写真展が開かれていました。
(サブタイトルの意味は「闘争の調整」?「衝突の座標」?どう訳したらいいんですか?)
この写真展には報道写真家グループ「セブン」に所属する
9人の報道写真家が撮った大型の写真、20数点ほどが展示されていました。
写っている内容は、

・アメリカ兵のすぐ後ろに付いて撮ったと思われる、
 一般民家への侵入・捜索の様子。
 両手を揚げて家から出ていこうとしている少女やお母さん。
・家の外で、やはり両手を揚げて困ったような顔で米兵に囲まれている
 一般市民の男の人。
・恐らく米軍によって攻撃、射殺され、車に乗ったまま
 死んでいるイラク人の男性。
・戦闘中足を撃たれ、物陰にかろうじて隠れている米兵。
・銃撃戦の後なのか、土の原の1本道で倒れて死んでいる
 複数のイラク人(兵士?)。
・これから中を捜索するのか、1件の家を取り囲む何人もの米軍兵士たち。
(正確には覚えていないので、間違っている可能性がありますが、
 こういう雰囲気だった、くらいに思ってください。)

私の印象では、映画みたいにきっちりと軍服に身を包んだ米兵たちが、
イラクの一般の人を銃で脅したり、殺したりているようにしか見えなくて、
これは、米兵の活躍を撮っているかに見せかけて、
実は米軍のイラクにおける行動の滑稽さが、隠しメッセージになって いるのだろうか?
とさえ思いました。
それと、死んでいるイラク人男性が兵士なのか一般市民なのかが本当にわからない。
武器を持って倒れていれば、ああ兵士だな、と。
イラクでは、よく言われているように、
一般市民が兵士にならざるを得ない状況になっている、
と思った方がいいのかもしれません。

この展覧会の小さなパンフレットの解説文は、こう始まっています。

The current, ongoing war in Iraq has divided Americans politically.
The search for clarity regarding our involvement inIraq and its prelude
permeates this country's political, ethical, and media landscapes. ...
(「現在、進行中のイラクにおける戦争は、アメリカ国民を
 政治的に引き裂いてしまっています。
 透明な視点をもって、イラクにおける我々の深い関与を凝視し...」
 うわ!あと、わかるようでわかりません!ヘルプ!!)

まあそうでしょうが、戦争については良いとも悪いとも書いてありません。
ともあれ、
「開戦1周年!」と言って写真展やるのが、アメリカ合衆国流のようです。
こういうのって...ちょっと、かなり複雑な心境です。
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・みんなよそ者!

街中を一日中歩き回って、一番思ったのは、
「みんなよそ(国とか地域とか)から来てるんだ〜。」
ということです。
なぜそう思ったかと言うと、

・東洋人の私がいても誰もジロジロ見ない
 (ヨーロッパでは失礼なくらい見られるし、よくバカにされますよ。
  「なーんだ。日本人かよ〜!」って。)

・スーパーなんかに買い物に行くと、必ず
 「メンバーズ・カード持ってる?」(日本でもよくある、ポイントが貯まるやつ。)
 「あなた会員?」
 と聞いてくる!!

ちょっとしたことですけど、「メンバーズ・カードは?」にはいつも
え?と思いました。
彼らは、人が旅行者かどうかなんて聞かないとわからないと、
はなから思ってるんです。
それはそうかもしれない、でも...日本では絶対に聞かないですよね?(^_^;)
アメリカほどではないにしろ、ヨーロッパも多民族多人種国家が多いですが、
ヨーロッパで「メンバーズ・カードは?」なんて聞かれたこと無いですよ。

(でも道はよく聞かれます私(^◇^;)そんでもって、教えたりすることもあります。
 旅先ではとにかくよく歩き回ってるので、地理が頭に入っていたりします。
 今回も2度聞かれて、2度目は教えました(^-^))
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・テレビのCM

を見てたら、やたらと多いのが、「健康保険会社」のCM。
(アメリカには日本の国民健康保険に当たるものが無いんですよね?)
そして、友達に教えてもらって意味が分かったのが、
「調停請負会社」のCM。これもすごく多い。
具体的には「離婚調停」の宣伝。
にこやかな男女(注・ひとりずつ)が出てきて、
「やっぱりここに頼んで良かったわ〜!今とっても幸せよ!」
と、趣味や仕事に打ち込んでいる姿が映って...。
離婚調停の広告は、地下鉄にもバンバン貼ってありました。
病んでるわ〜〜〜〜〜!
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・病んでる

ついでに、友達の嘆きを。
「アメリカには、いわゆる普通の食品が無い!
必ずFat Freeで、よくわからないビタミンか、カルシウムなんかが
頼みもしないのに入ってる!」
そうです。

普通に「牛乳」を買おうと思っても、日本のように
「Milk」という名の牛乳は無いらしいです。
その下に必ず何かゴチョゴチョと書いてあって...。
私もヨーグルトを買いに行きましたが、
全部Fat Freeで、その他にもなんか入っていたり。
でも変な色だけはつけてあったりして???
コクが無く、カスカスでした。
とにかく、基本は「Fat Free」。
そう言えば、日本でも近年やたらとビタミンやカルシウムや
なにやらが、お菓子にでも何にでも入るようになってきました。
そのうち「Fat Free」が猛威を振るうかも...
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・奇々怪々な地下鉄!

極めつけが、表示が間違っている地下鉄!

うそみたいな話なんですが、これ実際に体験してきました。
私と友人がある駅に行こうとしてM線に乗ったのに、
電車はとある駅を境に、あらぬ方向へ...!
止まる駅をよく見ていると、それは間違いなくW線の経路!
明らかに間違いがわかった時点で、次に止まった駅ですぐ降りた
のですが、一緒に降りた人々がどうやらほとんどこの
「表示間違い」の犠牲者だったようで...(^_^;)
友達がホームにいたおばさんに、
「M線に乗るにはどうしたらいいでしょうね?」と聞いたら、
「私もわからないのよ〜〜〜〜!」と、言われてしまいました。
わからないのに、ぼんやり突っ立ってて大丈夫なのかい!?
乗り換えのホームに行ったら、みんなキョロキョロ
そわそわしながら電車を待ってました。しかも、無言で(^◇^;)

これが特急だったりすると、コトはいっそう深刻で、
しかもUp town方向(北に向かう線)だったら、
降りるに降りられずハーレム(!)まで行っちゃって、
住人たちの「オマエ何しに来た?」的な鋭〜い視線に刺されつつ、そそくさと
乗り換えホームに向かうはめになる。

こういうこと、よくあるそうです。
そこに来るはずのない路線名の電車が来たり、
ある日突然どっかの線が工事で不通になったり、
さっきまで開いてた通路が今見たら閉まってる!とか。
それでもみんな文句言いつつ、そのつど対処してるんだって!
信じられないですね!!
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今回の旅行で私が見たり体験したりしたことを、
つらつらと書いておりますが、
わずか6日間の見聞でしかありませんが、
こういった事実から見えてくるアメリカの姿というのも
少なからずあるのではないかと思います。

では続きはまた今度!!

2004年4月28日(水)

『とりあえずイッとけ!? in NY!』

 I'm back!!!(^◇^)ノ
ひょっとして心配してくれている人がいるかもしれないし、
いないかもしれないけど、NYから無事帰ってきました。
友達にもちゃんと会えたし、泊めてもらえたし、
行こうと思っていた美術館にも場所にも全部行って来ました。

美術館は特別展がすごくてですねぇ。
まず、メトロポリタン美術館では
『ビザンチン美術』の特別展があって、
これがまた半端じゃないスケール!!
いわゆる中世のロシアやギリシャの写本やイコンが山のように来ていました。
う〜〜!満腹で、これ以上見られませ〜ん!

ほんでもって、ホイットニー美術館では
『Whitney biennual 2004』
(ホイットニー美術館主催で2年に1度開かれる全米の美術家選抜展)が。
こっちは、ちょっと笑ってしまうような「チョー現代美術」がザクザクあり、
良くも(?)悪くも(?)
「アメリカやなぁ〜〜〜!」
と、思ってしまいました。
まあでも2年に1回のやつを見られたのだから、運が良かったんかな?

あとは、
遠い割には仮設でいまいちなインパクトだったけど、建物の青が美しかったMOMA QNS
(「QNS」とは、現在改装中の本家MOMAが、現在「QUEENS-クイーンズ」という地区に移転。
 仮設で開館しているため、こう命名されている。)
ここではまた特別にDieter Roth(ディーター・ロス)という作家さんの大回顧展が行われていた。
(Dieter Rothの展覧会はチェルシー地区にあるMATTHEW MARKS GALLERYでも開催されていた。
 こっちも偶然見た。)

GUGGENHEIM MUSEUMは、ウンベルト・ボッチョーニの小さな特別展が。
ヨーロッパで美術館に行ってもそう思うけど、日本以外の国では
この辺り(キュビズム〜未来派)の作家がちゃんと評価されてますね。
ボッチョーニは、未来派の作家に分類されます。
その当時目新しかった機械の動きとか、スピードとか、
そういうのを芸術に反映させようとしてた人たち。
日本人はここいら辺が苦手みたい。まあ、色とか形状に微妙な美しさが無いからかな。

と...。美術館巡りはこの辺にして。


今回思いがけず、旅のハイライトとなった、『ギャラリー訪問』ですが...。

早い話が
『あなた、N.Y.で個展をする気あります?それとも、ない?』
ということになっております。
つまり私の意志次第。

では、本日の報告会は、これにてお開きとさせていただきまする!
明日は京都に遊びに行きます。
わたしって元気なのか?それとも壊れてるだけか...!?

2004年4月18日(日)

『トンデモないことに!!in NY』

 10日前にはささやかな『余興』だったことが、なんだかわからないうちに
「人生始まって以来のイベント」
と化しつつあるのでした。

直接の知り合いではない私に対して、なんというご親切!!
さる方(=某画家さんです)のご紹介がありまして、
NYはチェルシーの某ギャラリーさんに、
作品ファイルを持って売り込みに行くことになってしまいました。
あの〜。
わたし、ニューヨーク行くのも、アメリカ合衆国に足を踏み入れるのも、初めてなんですけど。

それでいきなりコレかい?

トンデモないことになってきました。
いやしかし、もとはと言えば自分が撒いたタネ。
撒いたタネが芽を出せば、自分で刈り取るしか無かろう。
これはもう、やるしか無い!
今回みたいに何人もの人が「やってみろ!」と言ってくれて、
道までつけてくれることなんか、
そうそう有るもんじゃないということも知ってる。
なんか初めて尽くしで、展開早くてどうなるのかさっぱり分からんけど、

Aちゃんは「NYに遊びにおいで!」って言ったし、
Mちゃんは「チャンスじゃん!作品売り込んじゃえ!」と言うし、
N坂も「どんどん外に出ていけ!」って言ったもん!!
(おお!人のせいにするかぁ〜〜〜!)

くそぉ〜〜!!
ダメでもともとだぁ!
こうなったら行ってやるぅ!!
売り込んでやるぅ〜!
人格変えて、自信満々のフリをするぞぉ!
英語しゃべれないけど、わかってるフリするぞぉ〜!

あとは飛行機がジャックされないこと、
NYでカツアゲに会わないこと、
テロに会わないことを祈りつつ...(-人-)

ぢゃあね、みなさん。
不安でちびりそうやけど、行って来るよぉ...(;.;)

明日19日の朝出発して、生きてれば27日に帰ってきます...(/_;)しくしく

2004年4月7日(水)

『NYに行くのだ!』

 そう決めてから航空券とパスポートの手配を始め、ガイドブックを買い、パラパラと眺めてメインの観光を決め、交通機関などチェックしたあと、私がおもむろに取りかかったのは...

英語版『絵画のツボ』づくり。

「勇気があれば、画廊で自分の作品写真を見せ、どんなこと言うか反応を見る。」
と前回の「つれづれ」に書いたものの、例によってアタマの中でシミュレーションしてみると、

(以下、想像の世界)

ハロ〜。へへへ...
(曖昧な笑みを浮かべてヘコヘコと画廊に入っていく)
絵を見せてもらっていいですかー?
(「シュアー!」とか言われてしばらく作品を見ている)
さんきゅー。ところで、私絵を描いているんです。
ここに写真があるんですけどね。
(と、パソコンでプリントしてきたものを渡す)
植物や風景でね、オールド・スタイルな油絵と水彩画なんです。どう思います?
(と単刀直入に聞いてみる)

すると、今日オーナーいないけど、来週なら来るよ!とか、アポ無しで突然来るなよ!とか、ややこしいことを言われる。

あーそうですかー。ごめんなさい。さようなら。私旅行者なんで来週は来れないんですー。
(または)突然来てごめんなさーい!

スゴスゴと退散。

(以上、想像終わり)

てなことになるんじゃないかと。
そこで登場するのが我がHP英語版『絵画のツボ』なのだ!
例えその場にオーナーが居ようとも、時間を持てあましてて「ちょっと話して行けよー」と言われようとも、作品の写真とHPのURLをプリントした紙を押しつけて、

「ここに私の絵がいっぱいあるから、見てね!よければ感想のメールちょうだいね!ばいなら!」

と言い捨てて逃げることもできる!!(^◇^)
(え?逃げるんなら何のためにわざわざ現地まで紙渡しに行くのかって?うーん。それが問題だ。)

いやしかし!

作品のタイトルを英訳してみてわかったけど、私はそんな間違ったことやってないと、またしても思ってしまいました。
英語って日本語よりも曖昧な感じが無い(という印象が私にはある)から、植物の名前にしてもけっこうストレートなんですな。
例えば「枯れ葉」って、英語では「DEAD LEAF」なんです。
「死んだ葉っぱ」ですよ!!
「枯れ枝」はもちろん「DEAD BLANCH」
「ムラサキツユクサ」「DAY FLOWER」!!この名前もいいね〜〜〜〜!!!
午前中しか花が咲いてないからでしょうかね?
ちなみに「ねこじゃらし(=エノコログサ)」は、「FOXTAIL GRASS」。「キツネのしっぽ」。

今回やった英訳という作業。
私が選んでいるモチーフに、時間生死がかかわる名前があったり、性質があったりすることが確認できて、かなり楽しかったです。タイトルって大事ですもんね!!

それでは、英語版『絵画のツボ』へGO!!

※あ!その前に。「ABOUT」の英作文は、笑ってもらってけっこう!雰囲気が伝わればそれでいいんですぅ〜だ!それと、「COLLECTION」はもちろん「Many」なんだ!「外国人に謙遜は通じない」って言うからね。(`へ´)開き直り。

※ところで私、小松順子という名前なんです。このHPの中でほとんど明かしてませんけど。よろしく。

2004年3月28日(日)

『NYに行きたいかぁ〜〜!?( ^)o(^ )/』

 おぉ〜〜!!w(^o^)W(ウルトラ・クイズ風に)

ということで。なんでNYかというと、幼なじみが今NYに滞在しているのです。
で、最近小さい部屋を借りたそうなので、そこに泊めてもらえるんです!!!ひょ〜!\(☆0☆)/
わ〜!ニューヨークって、あんた!!
...正直「犯罪と暴力の街」というイメージがすごく強いんですけど...(O.O;)
(まあ、TOKYO=「地下鉄に乗ってたらサリンをまかれる」KOBE=「しょっちゅう大地震が起きる」と同じレベルの貧困なイメージなのかも...)
しかも、もし行くとしたら、初めての「海外一人旅」
さらに、一度も行ったことの無い国、街。
これは...(o。o;)

とりあえず何人かの人に
「こういう状況なんだが、やっぱしこのチャンスに行くべきかねぇ?」
と聞いてみたら、みんな他人事だからなのか口を揃えて
「うわっ!チャンスやん!!今行っとかな!!」
と言います(^_^;)

例によって、石橋をたたいてたたき壊す私は、頭の中で、
関空を出発→デトロイトで飛行機を乗り換え→ニューヨークJFK空港に着き→空港バスでNY中心部まで出て→地図と住所をたよりに友人のアパートを探し→無事部屋に入る。
ところまでをシミュレーションしてみました。

(ここからは想像の世界↓)

まずデトロイトで飛行機の乗り換えをする。
あん?
知らん外国の空港で、ひとりで飛行機の乗り換え!?
近くにいた日本人を捕まえて、乗り換えのゲートまで一緒に連れて行ってもらう。
JFK空港に着いてから、空港バスの乗り場を探して彷徨うわたし...えー!日が暮れるよお!!
しょうがない。客引きしてたタクシーのおっさんに言われるがまま、料金ボラれて市内へ。
NY市内に入りました。どっちの方向に歩いたらいいのかわからーん!!!
もちろん、まわりはアメリカ人とか色んな国の知らん人ばっかり!とっぷりと日は暮れて...
友達に電話をかけたくても、公衆電話のかけかたがわからない。
パニクりながらも、「パニクってるな!?」と悟られぬよう、平気な顔を装いあっちじゃないこっちでもない、と歩き回ったあげく、やっとアパートを見つけたのは数時間後。ひ〜〜〜!

(以上、想像終わり)

なんてことになるのを覚悟の上で行くなら、行けんことはないなぁ。
(こういうこと、昔実際あったし。でも、ひとりじゃなかったけど。)
まず、犯罪にさえ会わなければ、あとのことはどうにかなるもんな。

そう。今こそあの言葉を!!

『迷ったら、やれ!』

ニューヨークにもし行ったら、やりたいことは、

・「TVディナー」を食べる!!
 (TVディナーって、アルミのお皿に数種のおかずがパックされて売ってる「弁当」みたいなもの。
 いわゆる「ジャンク・フード」のたぐいで、レンジでチンして食べる。
 昔、映画「ダウン・バイ・ロー」(←「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の間違いでした!)
 で見て食べてみたい!と思っていた。
 ヨーロッパで売ってるのは見たことがない。)
・「NY近代美術館」「メトロポリタン」「グッゲンハイム」「ホイットニー」の、
  各美術館に行く。

・「グラウンド・ゼロ」に行く。

 (今行くなら、ここには行っておいた方がいいでしょう。)
・画廊街散策。
 勇気があれば、画廊で自分の作品写真を見せ、どんなこと言うか反応を見る。
 (英語がわからん可能性があるけど...)

さてー。本当に行けるのでしょうか???
どうなったかはまた報告いたします。


「アレルギーですって!?」

もう1ヶ月くらい喉が痛くて治らないので、医者に行ったら
「症状と季節から見て、アレルギーちゃうかな?」と言われてしまいました。
私、生まれてこのかたアレルギーというものにはなったことがないと、自分で頑なに信じていたのに...(;.;)ひょっとして、花粉症かもしれない。ハウス・ダストに反応してるのかもしれないし、カビかもしれない。ショック〜!!アレルギーは、ある日突然「なる」という噂は聞いていましたが、本当にそうなのね。これって、トシを取ったことと関係があるのだろうか...。
まあ、アレルギーくらいで騒いでちゃあいけないですね。
でも憂鬱だぁ。
...NYに行けば治るかしらん?

(まだ本気で行くかどうかわからないですが、「NYならここに行ったらおもしろいよ〜!」「安くで買い物ができるよ〜!」「日本では考えられないこんなものがある〜!」とかいう情報があれば、教えてください。よろしくです。)

2004年3月15日(月)

『なぜか、さえている。』

 今日は家で仕事をしておりました。
最近なんだかさえています。いつも家でやってるのはホームページの構成図を描く仕事なんですけど、個展が終わってからここんとこ、これがなんだかすごいサッサとはかどってしまう。調子悪いんですよ。喉が変だし。いっつもだるいし。なのになぜか。頭がさえているというよりも、構成図の仕事だけははかどるので、早く終わるから、勢いでHPの更新なんかもしたりして。

 ほんで、以前トライしてもどーしてもわからなかった、「javaスクリプト」ってやつに、今さっき思いついて突然チャレンジしたら、なぜか出来てしまいました〜!!(^^)//""""""わ〜〜
その成果は、「絵画のツボ」のTOPページをさわっていただければわかります。
閉まっている扉にマウスを置くと、画像が変わって、離れると元の扉にもどる!!すっご〜い!
これが前は何度やってもわからなかったのに、さっき一発で出来た!
(でも原理を理解したわけではない。テキトーにやったらなぜか出来た。)

 と、いうことで、更新情報です。

・「絵画のツボ」の中の  「2004年個展」
・「つれづれのツボ」  (ココのこと)

 しかしホントに、相変わらずすっきりしない。
べつに気力にあふれてるわけでも、元気ハツラツ!なわけでもないのに、頭の一部だけが活性化してて気持ち悪ーい。早く4月にならんかな〜。本格的に暖かくなれば、きっと元気になるだろう。

2004年3月7日(日)

『きのう京都で...(/_;)』

 昨日は大学の先輩の山本Kスケさんの個展を見に、京都に行って来ました。

(あ。体と精神の調子はですね、まだまだ不調ですが、少しずつ睡眠と休養が小刻みにとれるようになってきたので、少し改善しました。やれやれ。個展からもう1ヶ月たってるのに。完全復調まではまだ時間がかかりそうです。)

で、京都に行ったのですが、画廊に行く前に寺町界隈をうろつこうと思って、京都駅からバスに乗り、河原町三条で降りたのです。降りた目の前に輸入雑貨のお店があって、友達の誕生日プレゼントに何かいいものがあるかな?と思い、中に入りぐるっと見て外に出ようとしたら、ドアの前にバス待ちの男の人が立っていたので、ちょうどドアを出てすぐ左のウィンドウと、鉄板を溶接してつくってある譜面台のような形状のその店の案内板の間に、人ひとりが十分通れる間があったので、そこを通り抜けようとしたら、その案内板から店の中まで電気のコードが張ってあって、わたしは見事そのコードに両足をひっかけ、まるでボクサーがダウンされて崩れ落ちるように、両膝からタイル張りの地面に激突。あまりの痛さに動けなくなっていると、視野の中にクソ重たい鉄の案内板がスローモーションで倒れていくのが見えました。わかっちゃいるのに動けず、止められませんでした。幸い、バス待ちの人には当たらなかったし、ウィンドウにも当たらなかったので良かったですが、店の人は、わたしが膝を抱えたまま苦しみながらも「すみません...」とやっとの思いで謝っているのに、「大丈夫ですか?」とも言ってくれませんでした...。(/_;)いやいいんですよ。悪いのはわたしなんだから。ああでも...こんなすごいコケ方をしたのは何十年ぶりでしょうか。しばらくうずくまって苦しんだあと、やっとこさ立ち上がり、ゆっくり歩いてその場を離れましたが、直後から膝のお皿の下が腫れていくのがわかりましたね。今両方にコブができています。痛いです。今日も仕事中に両方とも1回ずつコピー機の角にぶつけて、またもやイテぇ〜〜!と膝をかかえて苦しみました。ああ...!情けない!!これはいよいよヤバイです。完全にイカれてるってことです。本気で少し休まないと...。実は仕事でもミスを連発してまして...ああ!本当にイカン!でも休んだら他の人に迷惑をかけるし、出勤してもやっぱり迷惑をかけるし...。なんともはや。

 ああ。それで、Kスケさんの個展に行った話です。この方はホントに変わってまして。いい人で、作品もとてもいいのですが、イマイチご本人にその自覚が無いようなのですね。わたしの個展にも来ていただくのですが、「うまいなー」がお決まりの誉め言葉なのですが、そんな冗談言ってもらっちゃ困るくらい、Kスケさんという方は技術的にも「巧い」んです。昨日もわたしのことを「テクニシャンだ」とか言ってたけど、その言葉はそのままそっくり彼に返すべきですな。Kスケさんは「画家」1本で食べているスゴイ方で、そういう話を聞くのがとてもおもしろい。画廊さんとのやりとりを聞いてると、気の強い奥さん(=画商)にお尻をたたかれているダンナみたい。今回出品されている絵はわたしが好きな、室内を描いたものなのですが、実はこういうのよりも、売れるのは圧倒的にバラとか外国の風景を描いたものなんだそうです。え〜!?バラとか外国の風景よりも絶対室内の方がいいのになー。世の中まちがっとる!!!(`ヘ´)

このいつも噂のKスケさんは、今年の東京・日動画廊主催のコンクール「昭和会展」で賞をとられたので、「昭和会展」かなんかで検索していただければ作品を見られると思います。

「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」

 もうひとつ!!木曜日に映画を見てきました。
「人生のメビウス」です。7人の監督が撮った各10分の作品7本を集めたオムニバス。テーマは「時/時の流れ」。わたしのお目当てはビクトル・エリセというスペインの監督。この人はすごい寡作の監督で、だいたい10年に1本くらいしか長編映画を撮りません。前作からはすでに10年以上たっているのに、まだ長編が公開される予定は無い。ずっと待ってるのに...。その監督の新作が見られる!!わずか10分でも!ワクワクですよ!!
見てどうだったか...?それは、
「映画のツボ」をご覧下さい!!

 では、本日はこの辺で失礼します。
さあ、がんばって睡眠をとるぞぉ〜〜〜!!\(~o~)/

2004年2月26日(木)

『いまいちな毎日』

 1月の半ばから個展をはさんでずーーーーーーっとひいている風邪(もう風邪なのかどうかもわからなくなっている。とにかく不調。)が治らない。
繁忙期で仕事がつまっている上に、休みの日でも個展の後かたづけとかやってるから、ちゃんと休めていない。まいったー。気候もけっこう苦手な時期にはいってきてるし、まずい。
(晩冬〜初春というのが苦手です。気温は冬並の低さなのに、空気感は「春!」というこの時期。なぜか知らないけど、気力も体力も落ちて風邪をこじらせたりしがち。)

 実は個展のあいだが絶不調で、会期が始まって3〜4日目から終了するまで、鼻炎のため右の鼻からずーっと少量の鼻血が出続けていたし、周辺をのぞいて、舌の中央部は味覚がまったく無くなっていました。鼻ズルズル、せきゴンゴンしてたし、頭の中が白〜くなってました。
今ものどがイガイガして舌・口の中は腫れてるようでおかしい。
(個展でお会いしたみなさま。それでも私、調子悪そうには見えなかったでしょう?そうなんですよー。本当は倒れ込みたいくらいフラフラなのに、根性でギリギリまで元気そうにしてしまうんですね。倒れるときは、「すいません。わたし、倒れていいでしょうか?」と笑顔で言ってから倒れるくらい。もちろん「え?そんなに元気そうなのに?」と言われる。悲しい。)

 でもまだ作品の記録用写真も撮らないといけないし、芽がかなり伸びてきている「はやとうり」(=3年前も、個展の直後に芽がでてきてたのに、後かたづけでバタバタしてて描きそびれた。)を今のうちに描いておかないといけないし、まだすぐには始めないけど、新しい油彩を描く準備もしておかないといけないし、こないだの作品も、木枠からはずすのははずして巨大ファイルにはさんだりしないといけない。前売り買ってる映画が1本あって終わるまでに見に行かないといけないし、知り合いの個展がひとつあるからそれも行かないと...。なんでこんなことになるのかわからないけど、とにかくやることがいっぱいある!!仕事もある!!でも...

ああっっ!やすみた〜〜〜〜〜〜いっっっ!!
やすませてくれぇぇえええええーーーー!!!

でも仕事しないと給料ないし。かたづけないと、次のことできないし。(/_;)
なんかもう...とにかく「いまいち」で「不調」なんですよ。
ほんと、どっかに逃げたいくらい...

逃げたっていいことなにもないの知ってるから、逃げないけどね。
でもかなり疲れている。体も精神も。あー。

(日付まちがえたよ。25日って書いていた。それに、自分でカウンター6000番踏んだよ。なんだかな。)

2004年2月16日(月)

『"良い"が悪く、"悪い"が良い』

 一昨日で個展が終了しました。急遽搬出を手伝っていただいた方、どうもありがとうございました。

 昨夜も寝ながら布団の中でもんもんと考えていましたが、作品は、見る人の見方・考え方によって、正反対の意見があり、ある人の中では「良い」とされることが、別の人の中では「悪い」ともなる。では、自分はどうなのか!?実際、誰のどんな意見も「なるほど」「それは正しいかもしれない」と思いました。その人が、私の絵の中になにを見、なにについて評価したり、否定したり、疑問をもったりしているのかがわかるからです。でも、それに対して「あなたの見方は間違っています!」とは言いたくない。「見方」を強要しなければ、作品として成り立たない作品なんて、すごく悔しいですよ。どこからどんな見方をされても保つようなものを作りたい。

 多分、今回の個展には、前回以上に大勢の方が来られて、長い時間絵を見ておられたと思います。絵が売れたという事実もあります。(買っていただいた方、本当にありがとうございました。)絵が売れたことに関して、私は否定しません。(「否定しません」なんてこと、わざわざ言う方がおかしいってわかっているのですが...「売れた」のは間違いなく「良いこと」なんだから。)それで良かったと思っています。「人が買いたくなるような絵」を私が描くこともある、というのは、単純に驚きでした。「あなたの絵は売れるでしょう?」と、何年も前から何人もの人に言われてきて、「ふっ。売れるわけないやん。」と思っていたし、実際売れたことが無かったので。今回初めて、「こういう絵って売れるんやー」と思いました。でも、売るために描いた絵ではなかったし、自分自身とかけ離れた部分で妥協して描いた絵でもない。あの絵たちも確かに私の一部です。それが自然に売れたので、正直ホッとしました。初めて見ず知らずの人に売れた絵に対して、「売るために描いたから、あれは私の本当の絵じゃありません」と言わずに済んだことに、ホッとしました。
でも、実際のところ、売れた絵たちが私の全部とは言えない。

 何と言うか...。
絵を「自分のために」描く者として、今回の個展は、自分が自分の描きたい絵を100パーセントの純度で描き、それを自分で見るための個展ではなかった。それについて、「だからダメな展覧会だったんです。見に来てくれた皆さん、ごめんなさい。忘れてください。」と言ってるのではありません。ただただあざとく人を惹きつけるような、怪しい、不純なものも、必要だと思っています。「必要」なんて堅いことではなく、私はそれが芸術の本質とは関係の無いものだとほとんどの人が言っていると、頭では理解しつつ、でも「ちょっと好き」で、作品の中にも「あって当然」と思っています。「不純」なんて言うと誤解されそうですが。でも、見た目のカッコ良さや、技術の見せびらかしや、そのつもりは無くてもそう受け取られるようなことはしない、など、余分なものをそぎ落とせるだけそぎ落としてできた作品を画廊に展示して、ひとり眺める---ことが私の望みなのか?と問えば、それはぜったい違います。

 私の生活は、余分や無駄や無意味や無価値に満ちています。いかがわしいもの、非論理的なものに満ちています。それを否定する気にはならないんです。そういうあまりにもふつうに有りすぎて無駄・無意味・無価値と思われることの中に、一滴の真実が含まれていると思うからです。ものごとの核心は中心部にあるのではなく、あらゆる場所に漠然と散在している気がします。そぎ落とすことは、散在している核心も同時に切り捨てていくことなのではないかと。これは私が「世界」という漠然としたものに対して持っている、単なるイメージにすぎませんが。

 具体的な話として。
今回の個展に出したほとんどの作品は、コンクールのために描いたり、本の装丁のために描いたりしたものでした。それから、油彩は、モチーフとして撮ってきた写真に相当ひきずられました。「何かがおかしい。おかしい。」と思いながら、かなり長いことそれに気づかずにいました。他人から見るとまったく信じられない話かもしれませんが。去年の8月の日記に、「自分で撮った写真に自分が引きずられていた」と書いていますね。それから部分的に描き直しをした絵もあれば、直せなかった絵もある。こういうばらんばらんな部分を、きちんと統合できたらいいけどな、と思いました。直接物を見て描くことと、現地取材に行って写真を撮ってきて描くことの統合も。
 こんなこと書いてたら、「やっぱり今回の個展はダメでした!」って話にしかならないけど...。いや、でもね。私はアホなので、ここまでやらないと、ちゃんと自分で自覚できないんです。
それから、とにかく時間と精神的な余裕が無かった。この3年間、いつも何かに追われて追われてしていたので、それも反省点です。焦って描きすぎたことを認めます。
 でも、これ以外にやり様はなかったから、今回はこれで良かったんですよ。だって、なんだかわからんけど「うりゃ〜〜〜!」っていう変な勢いだけはあった個展だし、それがあったから「げーっ!なんじゃこりゃ!」とか「うわあ、すごい!」とか思って見てもらえたわけでね。良くも悪くも。私は基本的に過去に対しては悔いない方なんですが、今回の個展もそうですよ!!やって良かった!!売れて良かった!!でも反省点は同じくらいたくさんあった。それはそれでOK!(今回の個展をほめてくれた方、「なんでそんな悪く悪く考えるの〜?」と思っておられるでしょうね、ごめんなさい!でも、こういう性格だからこそ地道にやって行けるとこもあるんですよ。もちろんほめていただいたことも、ちゃんと受け止めておりますのでご心配無く!)

 以上をふまえて。

 まずは休みたい!!!

とりあえずしばらく休んでから、去年描きたくても描けなかった絵が1枚あるので、それを描きます。完成してもコンクールに通るようなタイプの絵じゃないので、描く時期を逸した。こういうところがそもそも本末転倒していますね。かなり外を見すぎたということで。それの揺り戻しをやります。

 まずは少し休んで、体力と気力を復活させること。そしてまたぼちぼち3年間を振り返ります。
見てくださった方。本当にありがとうございました。

2004年2月13日(金)

『オ〜メ〜〜ン!』

 だって、13日の金曜日だから。

 と、しょーもないことを言っている間に個展もいよいよ明けて13日・14日の2日間となりました。
これまでに画廊においでいただいた方。そして難波博孝氏(=私がいつも「装丁が〜!」と叫んでいるのは、この方の本のことです。)のHP『劇的な人生』にて開催中の「小松順子HP展」を見てここに絵を見に飛んできてくれた皆さん、そしてあと2日間のうちに画廊に来られるであろう方にも、フライングでお礼申し上げます。ありがとうございました。

 毎回毎回個展をすると、新しいことが起こります。今回はナント!!
知らない人に作品が売れた!!!
という、ワタクシ史上初の快挙がありました。(しかも違う人に1点ずつ!)
それと同時に、知り合いの方に、あまり躊躇なく、(多分)お義理でもなく、
純粋に作品を気に入って買っていただけた
こと。
それはナゼなのか!?
会期中いろいろ考えました。今回作品を見ていただいた方々からの意見も全部思い返してみました.....

...うん。見えてきました。わかってきました。

なにがどうわかってきたか、というのはナイショです!
ただ、「自分」が、絵画というものの中に「宿る」のは、どういう瞬間か?
ということの実際を、非常に生々しく認識することができたと思います。
これをふまえて、これから作品を描いていきます。
そう。私は「宿る」んですよ。宿ってしまうんですよ...

おし!!あと2日!がんばるぞ〜!

※もし今「見に行こうかな、どうしようかな」と思っている方。
 間違いなく見た方がいいですよ!!
 まずは上にも書いた「小松順子HP展」で下見をして、本物を見に行きましょうね。
 もちろん絵を売りつけたりしませんよ!

2004年2月1日(日)

『あ”〜!(/--)/』

 これ以上どうしろと!?なにがどおって、ADSLの無線LANですよ!!

 そうです。おっしゃる通り、明日から個展が始まるんですけどね。
なんで今頃こんなことやってんのか、自分でも不思議ですよ。
もう、どうにかしてくれよおおおおおおおおおおお!!!!!
って叫びたい気分。
有線でちゃんとつながることは確認したんです。
問題は、無線LANの親機をMacに認識させる設定であって...
ああ!もう、もう、もうっっっ!!
そもそも何がいかんかったかと言うと、旧タイプのAir Mac Stationがすでに製造中止で買えなかったことに始まっている。あたらしいExtremeはわたしのOS9.1には対応していない。しかたないので、Windows用のAir Stationというのを買ったけど、Win用なので設定CDが使えない。まずアナログ回線でメーカーHPの設定画面まで行って、ADSLにつないで設定したら「OK!」なはずなのに!それがちっともOKじゃないのです!!
設定した直後はちゃんと無線でつながってるのに、一旦Macを終了して立ち上げると、なんでか設定内容が勝手に書き換えられていて、ぜんぜんつながらない。なんなんだこれは!?
電話のジャックが遠いから無線にするのに、なんで何度も何度もデスクトップを台所までかついでいって、おまけにアナログの電話線をつないで設定しなおさないといけないのだ!?
わたし、何か間違ったことを言ってるでしょうか?もし間違っている可能性があったら、ぜひ教えてください!!!!このまま無線LANラビリンスをさまよい続けるのか!?それとも、長い長いLANケーブルを家の中にはわせるしか無いのか!?
とりあえず、もうデスクトップを台所に運ぶのはいやなので、明日10メートルのLANケーブルを買ってきて、それをつないで何度も設定にトライしてみる。ああ、これじゃ有線でつなぐのと同じ物いりではないか...。ほんとにもう、パソコンって...!(絶句)...というか、Macって...!!(ふたたび絶句)


はっっっっ!!(・〇・;)

 無線LANに気を取られているうちに、気がつけば個展が始まります。
(詳しくは2004年1月1日の「つれづれ」を参照↓)
実は1〜2週間ほど前までが、鬱の最高潮でした。わるいことばかり想像して、見たひとに酷評されるにちがいない。「こんな絵、描くな!」と言われるにちがいない。鼻で笑われるにちがいない。こんな否定的なことを言われたら、私はなんと答えたらよいのだろう!?...。考えられるわるいことはほぼ考えつくしました。これでとりあえず、わるいことに関する免疫はできたと思う。
(あらんかぎりの最悪の事態を想定しておくと、実際にそれに遭遇したときに「ほら、来た!」と構えができるのです。防衛本能とでも言いましょうか。)

 作品の設置はきのうしてきました。
画廊にあたらしいスタッフの人が入っていて、わたしとは初対面だったからだと思うけど、ひとりで全部作業して、ちゃんと会場ができあがって、お留守番用のポストまで置いてあるのを見て、
「うわあ!しっかりしてられるんですねぇ〜〜!」と感心されてしまいました。
多分「しっかりしている」の前に、「若いのに」というのが入ると思うのですが、ふっふっふ...。
おねいさん、あなたの方がわたしよりも10歳は若いと思うよ。まだまだ修行が足りないよ。

 わたしは毎日画廊に詰めております。もしいなくても、いつかは現れます。待てなかったらメモにメッセージを書いて、ポストに入れてくださいね。

さあ、あしたから、始まります。

2004年1月20日(火)

『誕生日』

 本日は「きいろちゃん」の4歳の誕生日でした。
このセキセイインコさんは、うちで卵から生まれ育ちました。
4年前の1月19日の夜にはまだ卵状態だったのが、翌20日の朝には雛となって巣箱にいたので、20日を誕生日にしました。
きいろちゃんの生後半年ほどでご両親が相次いで亡くなったので、それ以来一羽暮らしです。

 見てのとおり、何の特徴も特技もない、ただのインコですね。
うちで生まれた割にはしつけもしなかったので、手乗りでもなければ、一応飼い主である私に慣れてもいません。カゴに近づいただけで、異常にこわがられます。世話してるのは私なんですけどね。
本人はそんなこと露ほども知りません。まあいいけど。
べつに恩に着せようなんて思ってないし。
なんとなくグチュグチュ言いながら、いてくれたらそれでいいし。
だから私も必要以上にはかかわらないようにしてます。
掃除とエサの補充以外は、横を通るときに「お。いるな。」とちらっと見るくらい。
怖がらせたらかわいそうなので。

 思えばきいろちゃんは雛の時から怖がりでした。
生まれたのを発見した時も、巣箱のすみに貼り付いて、ぷるぷる震えていました。
羽が生えそろってもなかなか巣箱から出られず、やはり巣箱のすみに貼り付いてぷるぷるしてました。
止まり木に止まれるようになってからも、親にスリスリすり寄っていっては、
「チチッ!(うるさい子だね!)」
「ヂヂッ!ジャッッ!(スリスリ寄ってくるんじゃないよ!)」
と、親に追い払われていました。
(インコ語超訳 byじぇい)

 動物って、なにをどう感じて日々過ごしているのでしょうかね。聞いてみたいけど。
でももし答えられたらまず、「こっから出しやがれ!!」って言うでしょうねぇ。
または「アンタだれや?」と逆にたずねられたりしてね。


なんじゃこりゃ?完全に現実逃避ですね、この文章。そろそろ終わりにします。
インコの話だけでこの長文。最後まで読んだ人、
「私の貴重な時間をこんなしょーもない逃避文に奪われた〜〜!!」
と思っても、後の祭りなのだった。ごめんなすって!

2004年1月15日(木)

『「前日」嫌い』

 前回の日記を見た方、ギョッとさせてすみません。ここ数日少しおかしくなっていましたが、なんとかもどってきました。
昨日は装丁用の絵を1枚描き直したのですが、どツボにはまってしまい、「こりゃー、このモチーフそのものを描ききる力が自分には無いんだ!」とあきらめ、最初のままでいくことを決意。
今日はサムホール2枚を描いて、これが思いがけずいい感じなので、少し気をよくしています。

 制作以外では、ついにADSLにする手配を開始!!無線LANもAirMac Card(←このカードなんかもうとっくにMac本体に取り付けてるよ〜)も半年も前に買ってたのに、買った時点で満足してしまい、今までダラダラと放っていました。実にワタシの典型的な行動パターンです。
 何でもそうなんですが、準備段階で完全燃焼してしまい、いざ本番!となるともうすっかりやる気が失せているのです。旅行然り。個展然り。旅行は行きたい所について自分でできることは全部調べたら、もうそれを追体験しに行く気力が失せている。作品が仕上がったらもう個展をする気力なんか残ってなかったりする。どうでもいいやい!と思ってしまう。だから「何かの前日」というのがホントに嫌いです。「旅行に出発する前日」「遊びに行く前日」「個展の搬入前日」。良い悪い関係なく、「前日」であればいつだって、なんだって憂鬱になります。やめたくなります。家で寝ていた方がマシだと思います。
 ところがこれが、本番が始まったら始まったで、また意欲満々!になるのです。良いのか悪いのか。(旅行なんかその典型で怖いですよ。出発の時にはムッとしてるくせに、現地に着いたら狂ったように動き回るから。)
 だから、私にとって「あらかじめ期日が決まっている」ということは、とても重要なのです。「いつから〜が始まる」と決まっていれば、いくら嫌でも始めざるを得ない。でも決まってなければ、ADSLみたいに準備は万端なくせに、実行に移さないままボンヤリと時間を過ごしていくハメになる。

 ああさて。
もうすぐ阪神淡路大震災から9年です。私の住んでいる場所は震源と目と鼻の先だったにもかかわらず、大きな被害を免れた土地でした。まわりを見渡しても家は倒壊していなかったし、人も埋まっていませんでした。ただ、テレビで見た、知っている場所の風景のあまりの変わり様と、テレビ画面の下から上へと消えていく、亡くなった方の、いつまでたっても終わらない名前の列が、忘れられません。その名前の人ひとりひとりに家族や友達がいて、その膨大な数の人々の嘆きが聞こえてくるような気がしました。
今年はちゃんと朝起きて黙祷します。で、個展に向けて頑張る。悪く言う人がいても。私はこうして生きている。そして、できる限りのことをする。合掌。

2004年1月12日(月)

『本当に、これでいい...のか!?』

 何のことかって、もちろん作品のこと。

 もう何度これを繰り返してきたのかと思う。
けど、やっぱり毎回毎回『こんなんでいいのか?本当にいいのか?』と思う。
でも、「いや。もっとやれるはず!」と思ったことは今まで一度も無い。
いつだって、その時その時のいっぱいいっぱいでやってる。
他人から見たら「節操がない」「考えが浅はか」「自分というものから逃げている」など、色々悪い見方をされても、それよりも、自分にとってその絵がなんなのか?ということについて納得がいけば、もうそれでいいと思う。十分だと思う。
私は私が望んだように描こうとして、その時その時にできるかぎりのことをしている。
それが間違っているというのであれば、仕方がない。

私は単に「絵を描くために絵を描いてる」わけじゃない。
物心ついた頃から色んなことにがんじがらめになって、頑なで身動きがとれないままきたのを、絵を描くことによって、自分で自分を少しずつ解きほぐしているんです。
ちゃんと絵を描こうと決めた十代の時から、ずっとずっとそう。
「これをやらないと、自分は死ぬ。(体は生きていても、心は死ぬ)」
本気でそう思っていました。
そしてこの作業はまだ終わりません。
私が本当に描かなくなって、それでも涼しい顔で暮らしていたら、ああ終わったんだなと思ってください。
それでもやっぱり、わかってもらえないのかもしれませんが。
「えらそうなこと言ってたくせに、やめたのか!」って言われるだけかもしれませんが。

私は本当にいつだっていっぱいいっぱい手を尽くしてるし、逃げてもいない!!
でも、それが伝わらないし間違っていると言われるのなら、しょうがない。
しょうがない、しょうがない、しょうがない、しょうがない、しょうがない、しょうがない.......。

あの。すみませんが。お願いだから、
自分のやるべきことは自分で実行してくださいね。他人には求めないように!!

(頭のおかしい人が独り言言ってると思ってください。実際、今かなりおかしい。)

2004年1月3日(土)

『家を建てました!』 ←画像をClickして下さい。『家』の詳細が見られます。

 昨日は姉の一家がうちに遊びに来ていました。私には甥(中一)と姪(小五)がいるのですが、私は姪と一緒に『家』を建てて遊んでいました。もちろん画用紙で作った工作の「家」です。...つい、本気になって、ふたりとも無言のまま、黙々と作業してしまいました...(^_^;)

 何と言うか...。私も子どもの頃はよーく家を建てて遊んでいましたねぇ。何軒くらい建てたかなぁ。夏休みの宿題でも作ったし。家の中に入れる家具なども作って。昔は今みたいに綺麗な色画用紙が無かったので、白い画用紙で作って色鉛筆で好きな色や模様を塗ったり描いたりしていました。
「家」だけじゃなく、クッキーの空き缶の中に、石ころや雑草や水を配置して「箱庭」を作って遊ぶのも大好きでしたね。私が近年作品として描いてる「絵」だって、正に「箱庭」以外の何者でもありません。
今さらながら、その頃と「何にも変わっちゃいない自分」というのを認識してしまいました。
ず〜〜〜〜っと小五レベル(^◇^;)ってことか?
でも、『そうか。つまり「つくる」ってこれでいいのだ!!』とも思います。
(これに関しては異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが。)

 無心になって何か作っている「時間」というのは、本当に「至福の時」と言えます。普段私はそれをひとりでやってますが、昨日は姪とふたりだったので、う〜ん(^_^)「至福の時」を共有できて、本当に幸せな時間を過ごしました。ホント、「集中する」 って気持ち良いですねぇ〜。一種の「カタルシス」があるわ〜!

2004年1月1日(木)

『2004年 明けましておめでとうございます!』

今年は個展を行います!!
(←案内状です。)

 今まだ作品を描いている最中ですが、
2月2日(月)〜14日(土)、大阪市西区・『信濃橋画廊5』という所でします。(月〜金曜は11時〜6時まで。土曜日は5時まで。日曜日は休み。)前回の個展からちょうど3年目に当たります。私にしては異例の早いペースです。画廊の場所は検索していただいた方が良いと思いますが、地下鉄・四ツ橋線の本町駅下車スグです。近くに繁華街も無いし、どっか行くついでに行ける場所ではないのですが、もし興味のある方は覗いてみてください。申し訳ないですが、毎日画廊に詰めているかどうかは現時点では不明です。
 まずはこの「個展」が2001年〜2003年にかけて種を撒いて苗を育てたものの1個目です。さて、どうなることやら...。
毎回そうですが、会期が近づいて来ると「ああもうダメだ!こんな絵じゃ酷評されるだけで終わる...。」と、どん底状態になります。今回もそうです。でも展覧会が始まって半ばも過ぎ、見てくれた人々の意見が出揃ってくると、自信満々、尊大になり、人格まで変わっていくのが常です。前回まではそうでした。つまり、酷評されることは無かった。みんな良い人(?)なので、褒めてくれたのです。今回はどうなんだろう...。それを考えると、怖くて怖くて...。
止めたくなりますね。

(でも止めないよ!!)

 今、世界では...

色んな場所で、色んな理由で、個人の思いとは無関係に、人が敵対し、殺し合っている。私が個展なんか出来る状態にあるのは、世界的に見れば、本当に奇跡的なことなんだ!とつくづく思う。昨日の反省会でも書いたけど、こんなに恵まれている私に唯一出来ることは「いい加減なことをしない」。それから、何事も「楽しむ!!」。それくらいしか無い。この恵まれた状態が、明日以降も続くとは思わないこと。ある日突然、何があってもおかしくない時代に生きている人間として、自覚しておくこと。

 今年もそれぞれの場所でそれぞれのベストを尽くしましょう。それで物事が上手く行かないんだったら、それはもう仕方の無いことです。そういうことも在るってことです。自分の場所で、自分のやるべきことを、コツコツとやる。いつどんな時でもこれは変わらない。

今年も『Jのツボ』によろしくお付き合い下さい。

2003年12月31日(水)

『2003年の反省会をやってみよう!!』

ズバリ!今年は反省するべき点は、

無しっっっ!!
 
 うん?誰か文句のある人がいる?まさかー!!

 2003年という年はですね、ワタクシ今までの生涯で最もよく働きかつ内容的にも間違いなく充実しておりました。今まで漠然とやりたいな〜と思っていたことを実際にすることができたし、行ったこと全てにおいて、その時点でのベストを尽くせた!一切悔い無し!!

その中にはすでに結果としてカタチになった物もあれば、来年に具現化する物もありで、まだ2003年に行った事の全貌は現れていませんが、来年、見てて下さい!!ぽつぽつ出てきますのでね。
(右の絵は「さざんかの蕾」です。私が描いたもの。→)

そういう意味では、今年は『種を撒き、苗を育てた』年ですね。これが成長してどんな葉を広げ、花を咲かせ、実を成らすのか。まあ、あまり期待しすぎたらガッカリするので、とりあえず枯れずに育てば良しとするかな。植物にも色々あって、綺麗な花が咲くとも美味しい実が成るとも限らないもんね。表だって出てこずに、地下茎を張り巡らせるような、蓮根やカタクリみたいなヤツもいるしなぁ。うーん。もしそういうヤツだったらどうしよう...。もっとスゴくて、モウセンゴケみたいな食虫植物とか、生き物に寄生する冬虫夏草みたいな変なヤツだったら...。でも冬虫夏草なら高級漢方薬になるし、値打ちあるよなぁ...。『蕾のままで枯れていく〜〜〜♪』演歌のようなヤツとか、イヤやなぁ...。

...何を言うとるんだか!

 それにしても...。
 やはり今年も身に染みたのは、『人との縁』の有り難さですね。
はっきり言って今の私というのは、知り合いの皆さんのご厚意による『じぇいちゃんを存続させる会』(σ(^◇^;)もちろん、こんな会は現実には存在しておりません!!)によって、かろうじて生き永らえている状態です。『存続させる会』の皆さんが一旦手を引いたら、私は明日からすーぐ路頭に迷いますよ。これは金銭的なことに限ったことではなく、ありとあらゆる面で、本当に皆さんに支えられているからです。有り難いことでもあり、またなんとなく情けなくもあるのですが、現時点で、私がお世話になっている皆さんひとりひとりに対して出来ることは、やはり「いい加減なことをしない」「ベストを尽くす」ことしか無いのでは?と思って今年一年過ごしてきました。自分が行うひとつひとつの事柄について、「これが最初で最後かもしれない。取り返しはつかない。」という意識で行ってきました。一度でも人を裏切ると、それは相手が好意的であればあるほど、相手を傷つけ、自分に対する信用も失う。
この先ずっと、この意識は持って行かなければと。この意識が切れた時に、私はきっとダメになって行くんだろうと思うから。

もし来年以降、私がいい加減なことをしていたら、
『あんた、それでええと思とん?』と言ってやって下さい!
もしかしたら、『うるさいんじゃ〜!!(▼▼メ)』とか言うかもしれんけど。ひっひっひ〜〜!

では、どなた様も良いお年を!!
2004年が皆様に良いことをたくさん運んで来ますように!

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