[WANDO ; Many fishes lives HERE in wando]
ワンド ; 魚や貝が豊かな場所



「ワンドとは、水制に囲まれた本流沿いにある池のことである」。 (出典はこちら)

すごい! これだけでも石井は驚いています。単なる入江だと思ってたもんね。いや、無知とは恐ろしい。池だったのだ! 水制というのは、流れに直角に石を積んだT字型の枠みたいなものらしい。これで本流の早さ深さが確保され、舟の往来が楽になるのだ。

 このページの「 」書きの部分は、大阪市のジャーナリスト、畑中さんからいただいた、建設省の資料です。もう少し引用しましょう。

「長い年月を経過して、この水制に土砂がたまって、本流沿いにたくさんの池が誕生した。これらの池がワンドである」。

 水制が作られたのは、1874年(明治7年)から1937年(昭和12年)ぐらいまで。長い年月といっても鎌倉時代の話じゃないんですね。私の曾祖父ぐらいの歳だろうか。それでこんな景色になってしまうのだから、川の土砂とはすごいもんだ。全国のダムが埋まってしまうわけだね。

 そこにたくさんの魚、貝が住むようになったわけですね。

の資料、作成が92年と少し古く、この資料に出てくる魚がまだいるのかどうか、ちょっと心配です。なにしろ、バスフィッシャーの間では城北ワンドというのは割と知られているみたいで、ということはバスがいるわけです。あいつはよく食べるらしいから。私も釣りをしないわけじゃないけど、次の調査で、「え〜、もうバスとギルしかいませんでした」てなことになってたら、ちょっとね。

 歴史はまたゆっくり読むとして、資料に出てくる魚類の表を、次のページに掲載しました。どれだけ知ってますか?



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