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「パリ・ベルギー(ブルージュ・ゲント・ブリュッセル)旅行」の記録 2002年11月6日水曜日 | ![]() |
『今日の街はこんな街!』 | |
『Bruges/BELGIQUE』 (ブルージュ/ベルギー王国)
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●ベルギー再訪! 私は初めてのヨーロッパ旅行の時にもベルギー(ブリュッセルとブルージュ)を訪れました。季節は9月半ば。すでに秋の気配が漂っていました。パリから列車でブリュッセル・セントラル駅に降り立ち、外の空気を吸ったとたん、『ここはヨーロッパの金沢や!!』と確信したのでした。それくらい、学生時代を過ごした金沢と空気感が似ていたのです。ちょっと湿気ていて冷やっとした感じが。それで一瞬にしてベルギーという国に惚れてしまいました。だから今回の旅でも当然、ベルギーに来たというわけです。
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『今日泊まったホテルは...』 | ||
『HOTEL Notre Dame』 ★ Mariastraat 3/Bruges 泊まろうと思っていたホテルがナント 詳しくはこの下↓の |
![]() HOTEL Notre Dame この白い扉の奥でオーナーと思しき青年(?)がクラシックのレコードをかけたり、お茶を入れたり、パンを温めたり、ゆで卵を作ったり、している。パリでもベルギーでも、朝ご飯に卵が出てきたのはここだけでした。美味しかった! |
『今日見たのは...』 | |||
『Memling Museum(St-Jan Hospital)』
(メムリンク美術館/ブルージュ) この美術館には最初のヨーロッパ旅行の時も来たので、今回で2度目となります。でも前回とはすっかり様子が変わっていました。美術館の建物そのものがすっかり改装されていて、以前どんな風だったか全く思い出せないです。 |
![]() (1489年以前) ハンス・メムリンク |
![]() (1487年) ハンス・メムリンク |
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『Gruuthuse Museum』 (グルートゥーズ博物館/ブルージュ) |
グルートゥーズ博物館の皆さんごめんなさい。ここはグルーニング美術館と間違えて入りました。中に入ってあらかた見学してから『おかしいっ!違う!!』と気がつきました。だって、絵が全然無かったんだから(^_^;)はよ気がつけ!って。でも見ておもしろかったですよ。ここはかつての侯爵の館で、窓からすぐ隣接する聖母教会の礼拝堂が見える部屋(聖母教会にその部屋が食い込んでるということですね。)がありました。保安上当主が安全に礼拝できるように作った部屋だそうです。金沢の忍者寺にも似たような作りの部屋があって、歴代の前田家の殿様がお参りに来てたそうです。どこの国でも考えることは同じなんですねー。 | ||
『Groeninge Museum』 (グルーニング美術館/ブルージュ) もう少しで見逃すところでした!!最初のヨーロッパ旅行でも来たはずなのにすっかり忘れていて、ここの場所がよく解らなかったのです。しかも私達が旅に出る直前まで、アントワープで「ファン・エイクとその時代」という特別展が開かれていて、この美術館の作品も多く貸し出されていたのと、美術館の改装も重なっていて、休館の可能性もありました。実際、現代作品や時代が比較的新しい作品は無く、平常の半分以下の規模で展示している状態でした。が、い〜んですよ、それでも。これさえ見れればね!!『ファン・デル・パーレの聖母子』が。 |
![]() 「ファン・デル・パーレの聖母子」 (1434-1436年 122×157.8cm) ヤン・ファン・エイク |
『今日食べたのは...』 | ||
『Sandwiche legumes et soupe verte』
(Mariastraat/ブルージュ) 『目指したホテルが存在していない!』ことにショックを受けた後、『でもまあ、まずは腹ごしらえを...』と入ったサンドイッチ屋さん。サンドイッチは普通でしたが、なんでか知らんけど、頼んでもないパンが1個付いてきました。なんで???スープの中身は何か解りません。ブルージュはフラマン語(=オランダ語)圏なので、通りの名前からメニューから、あらゆる表示がフラマン語なので、皆目解りません。でもこの日の夜に行ったレストランでもこれと同じスープが出てきたので、ブルージュの名物料理なんじゃないか?と思います。 |
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『Marieke VAN BRUGGEH』 (Mariastraat 17/ブルージュ) ホテルのお兄さんに教えてもらって行った『ブルージュの郷土料理の食べられるレストラン』がここです。昼を食べるのが遅かったので、あまりお腹がすいていなかったのですが、とりあえず何か食べないとね、と。外のお品書きを見たら、一品料理を頼むよりMENU(=前菜・メイン・デザートがセットになった定食。29.50ユーロ。ちょっと高いけど。)を頼んだ方が安いということを発見し、「食べきれなかったら残す」ことにして、店の中へ。さて、それからどうなったか!?は、 |
![]() 恐るべし。レストラン 「Marieke VAN BRUGGEH」 |
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『多いのよ〜!デカいのよ〜!!』〜 恐るべし!!レストラン『Marieke VAN BRUGGEH』!!
今まで日本でも外国でも、食事をしに行って、こんなにびっくりしたことは無かったです。 本日の教訓:『ブルージュの人は、年寄りでもめっちゃ食べる!!』 |
『今日買ったものは...』 | ||
『Memling Museum(St-Jan Hospital)』
(メムリンク美術館/ブルージュ) メムリンクの絵のカードと美術館のカタログです。 |
![]() メムリンクの美しいカード各種。 (祭壇画カード1.50ユーロ。 普通のカードは1枚0.50ユーロ。) |
![]() こっちはカタログ。 (3.25ユーロ) 収蔵作品の写真も載ってる。 |
『本日の失敗』 | ||
信じられないかもしれませんが、泊まろうと思ってたホテルが 『存在すらしていなかった!!』のです〜〜!!! でもね、ほら見て下さいよ!ベルギー政府観光局から取り寄せた「ホテルガイド2002」にはちゃんと載ってるんですよ〜!!→ なぜここに泊まる!と決めたかというと、ある人のサイトでここのホテルの内装の写真を見たからなんです。それはもう、中世そのもの!!ファン・エイクの「アルノルフィニ夫妻の肖像」の室内みたいに。でもここはFAX No.もメールアドレスも無く電話番号しか載ってなくて、電話で予約をする根性も語学力も無いので「飛び込みで!」と思って行ってみました。満室ってことは有り得ると思ってたけど、まさか営業してないとは...。住所どおりにWalpleinという小さな広場に入ってみたら、この写真とそっくり同じ建物があったけど、看板も何も取り外されていて、インターホンがあったので押してみても、何の返事もなかったです。でも今思えば建物が目に入った瞬間に、『かっ、傾いている!』と思ったので、ひょっとしたら、建物自体があまりに危険なので退去命令が出たのかも...。目で見てすぐ傾いてるのが解るってことは、本当にものすごく傾いているってことですよねぇ。このホテル、いつか復活するんかなぁ。そしたらもう一度チャレンジしたいなぁ。でも私のために内装を新しくしないでね。 |
![]() 今は亡きホテル、Rembrandt-Rubens。 | |
●もう一つ、この『ホテルが無かった!事件』に関する笑い話をしましょう。 泊まれるはずの宿を失った私達は、まず腹ごしらえをしてから激しい風雨の中、新たなホテル探しに出発。とあるコンピューター関連(?)の事務所と思しきオフィスに若い兄ちゃんがいたので、「地元の人なら安くていいホテルを知っているかも。聞いてみよう!」ということになりました。 我々:「こんにちは〜。私達、今晩の部屋を探してるんですけど〜。」 仕方が無いのでまた風雨の中、ホテル探し。ほどなくして「ツイン60ユーロ」という看板を見つけ、無事今晩の宿を確保したのでした。 |