旅 「パリ・ベルギー(ブルージュ・ゲント・ブリュッセル)旅行」の記録
  2002年11月9日土曜日
ブリュッセル(ベルギー)→パリ(フランス)
oh_mini

『今日の街はこんな街!』
『PARIS/FRANCE』
(パリ/フランス)

gateau
う〜ん。眼福ですな〜!お昼を食べに入った『Gerard Mullot』(ジェラール・ミュロ 76, Rue de Seine/パリ)総菜屋兼ケーキ屋さんのウィンドウです。見てるだけでよだれが出てくる。ダイエットしてる人。これ見て倒れないでね〜!!(^_^)

●『ただいま!!ベルギー小旅行からパリに戻った!』
 ものっすごい量のお土産を両肩に提げて、ブルージュ・ゲント・ブリュッセル3泊4日旅行からフラフラとご帰還。自分でも『お前は行商人か!?』とツッコミたくなるほど。こんなに買い物をした旅は初めてです〜!!まっすぐ歩くのがやっとだったので、Thalysを降りてからホテルに着くまでは「ひったくられませんように〜(-人-)」と心の中で拝みながらでした。無事ホテルに戻れて良かった良かった!
(ちなみに。この時持っていたワタシの荷物は...。
・3泊4日旅行の道具の入ったバッグ。・チョコ詰め合わせ4箱。・コンクリートブロック1個分の体積の板チョコ。チョコレートは重い!という事実を初めて知りました。もう二度と海外旅行でチョコのバカ買いはしないと誓った。)

『ウィンドウ・ショッピング!』
 さて、ベルギーから戻ってもまだ昼前ですよね。我々は出かけましたよ〜。Rue du Cherche Midi(シェルシュ・ミディ通り)へGO!。ここは私はよく知らないですが、良い店がたくさんあるそうです。例によって私はYっさんの後をひょこひょこ付いていって、お店や商品の説明を聞きながら「へ〜」「ほぉ〜」と感心するばかりなり。買い物好きにはパリはたまらんのでしょうねぇ。私には豚に真珠〜。しかしパリはベルギーと比べたら天候が安定してるわ〜。でもパリの喧噪よりも、ベルギーののんびりした空気の方が私にとっては楽でしたけどね。安心して気が抜けるから。(パリは部屋から一歩外に出たら片時も気が抜けません。いつどこで誰に何を盗まれるかわからない、という恐怖が常につきまとう。)


『今日泊まったホテルは...』
『HOTEL L'ESPERANCE』 ★★
15,Rue Pascal 75005 PARIS
 朝ブリュッセルを出て、昼前にパリに戻って来ました。フロントで預かってもらっていた荷物を受け取って部屋に運び一服。この日から前とは別の部屋に移りました。「今度は良い部屋よ〜」とマダムが言ってましたが、ほとんど一緒という感じかな。どちらも良い部屋なので、移っても満足。


『今日見たのは...』
『Rue du Cherche Midi』
(シェルシュミディ通り/パリ)
メトロ10,12 Sevres-Babylone下車

 ベルギーから戻ってすぐにまたお出かけ。南仏プロヴァンス風雑貨屋さん、カバン屋さん、靴屋さん。Yっさんの案内でウィンドウ・ショッピングをしました。(いや、正確には私は「ショッピング」はしなかったので、「ウィンドウ・ウォッチング」)日本でもおいそれと店の中に入れない私。それに引き替え、どんどん店の中に入って行って、「これ見せて」「あれ見せて」「それ履いてみていい?」と、Yっさんの堂々たる買い物客ぶりには感心するばかり!!私も後を付いてひょこひょこと店の中へ。ん〜〜〜。1人ではとても出来ない経験です。面白かった!

『L'Est de Bastille』
(東バスチーユ/パリ)
Rue du Faubourg Saint Antoine
Rue de la Roquette

この2本の通りとその間の小さな通りを散策してみましょう!!面白いよ!

 シェルシュミディ通りをひととおり荒らした後、そろそろ晩ご飯を食べる店に向かって動き出すことに。『L' Ebauchoir』(レボショワール)というそのレストランは、バスチーユ広場から東にメトロ2駅分ほどのところにあります。ちょっと早いかなーと思いつつ5時過ぎ頃行ってみたら、営業は8時からだと!!がっちょ〜ん!仕方がないので予約だけ入れて、来た道をバスチーユに向かって引き返しながら、またもやウィンドウ・ショッピング。この辺りは12区になるのですが、バスチーユ広場から遠ざかれば遠ざかるほど街の雰囲気がいかにも下町風になり、歩いている人の人種も店の種類も明らかに変化して行きます。具体的にはアラビックとチャイニーズが多くなります。そして物価が安くなる傾向が...。日本の100均なんかメじゃない激安粗悪品ショップなども有り。でも私達変な東洋人がほてほて歩いていても、別に気にとめる風でもなく、見かけほど怖くはありません。(多分地元の人間だと思われていたに違いない。観光客が行くところじゃないから。)ここで見かけた不動産屋さんの「売り物件」を暇つぶしに見ていたら、2000万円くらいでバスチーユ付近のアパルトマンが買えるようです。どんな物件かは解りませんが、花の都パリの家にしては安いなー。日本の家が高すぎるんよね。

バスチーユ広場周辺から北〜東に伸びる通りは、今とっても面白い!!

 エスニック(スペイン風とかアジア風とか、何かよくわからないのとか)な雑貨屋さんや食べ物屋さんや、奇妙なショーやダンスなどを見せるキャバレー(?)みたいなのが、細い道に点々とあります。「うわ!この店怪しいねぇ〜!」と言いながら、連れだって歩くちょっと怪しい東洋人二人組の我々。そう言えば、中近東の水タバコ・パーラーみたいなのを見かけたのもここでした。簡易ベッドがいくつか並んでいて、それぞれのベッドの横には、ツボのような医療機器のような容器にチューブがつながって、その先にでっかいパイプのようなものが付いてる、吸引器が設置してあった。あれ、多分「タバコ」やと思うけど、もっと「悪いもの」を吸ってるのかもしれません。アラビアン・ナイトみたいなおっちゃんが店番してましたわ。
いかにも「おフランスざんす!」なパリとは違うパリを見たい人。東バスチーユは一押し!ですよ!!ぜひ訪れてください。


『今日食べたのは...』
『Gerard Mullot』
(ジェラール・ミュロ)
(76, Rue de Seine/パリ)

 シェルシュミディ通りに行ったのは、この通りに良いお店があるのと、近くにこのお総菜屋兼お菓子屋さん『Gerard Mullot』があったからです。(↑上の『今日の街はこんな街!』にある、この店のケーキの写真をご覧下さい!)「『Gerard Mullot』で美味いキッシュを食べて来い!」というみかちゃんの指令を実行しにやって来ました。Yっさんと並んでいる商品を吟味し、いざ注文。お兄さんに『このキッシュとサンドイッチと、オレンジジュース下さい。』とヨボヨボの仏語で頼みました。『それから、キッシュとサンドイッチを温めて下さい。』と、やっとのことで言い終わると、そのお兄さん、何ちゅうたと思います?『アタタメラレマセン!』一瞬彼が何語をしゃべったのか理解できずに「へ?」と思っていると、続けて『サンドイッチは温めたらダメです。野菜が入っています。キッシュはいいです。』!!!ひょえ〜〜!!!日本語しゃべっとる、この人!!というワケで、このお兄さん、話を聞くと日本で仕事してたことがあるそうなんですね。だからこんなに上手に日本語話すんです。しかも、外国人にありがちな言葉足らずな日本語ではなく、「てにをは」もきちんと使い分けている。丁寧語も使えてる。ちょっと感心してしまいました。
おっと、肝心のお味は...。私実は、この旅行に出てから食事で葉もの野菜が不足しているのがずっと気になっていて、とにかくどっかに青い野菜が使ってあればそれを選んでしまうんです。で、たいがいその「青いもの」は『変なハーブ』だったりするのです。そして今回もそうでした...(T.T)

 このお店はテイクアウトがほとんどなんですが、店の隅に、通りに面したウィンドウに対面するカタチで3人くらい座れるカウンター席があって、私達はそこに座って食べていました。食べていると、前の道を通り過ぎる人達みんながものっすごく面白そうに私達を見て、笑いながら歩いて行くのです。そんなに美味しそうに食べていたのか、それともまた『東洋人のお嬢ちゃん達が、美味そうにパン食ってるよ〜!』と微笑ましく見られたんかしら...複雑。

119hiru
『L' Ebauchoir』
(レボショワール)
(Rue de Citeaux 43-45/パリ)

 『今回の旅のレストラン第1位はここ!!』
 『Ebauchoir』(エボショワール)とは、彫刻家や大工さんの使う「ヘラ」「ノミ」「キリ」とかいう意味です。私は食に関しては何のこだわりも無く、美食家でも何でもないし、むしろ自分の味覚に対して自信が無いくらいの人間なのですが、
この店の『カモのコンフィ』は絶品!でした!!
どのように美味しいかというと、まずカモ肉に生臭さが全く無し。次に調理の仕方。カモ肉は先に薫製してあって、スモーキーですごく良い香り!味も中まで染みこんでいて、でも濃くなく薄くなく、カモ肉の味がちゃんと生かしてある。そして、多分フライパンでこまめに油をかけながら焼いたと思われる、パリッパリで香ばしい皮!!100点満点!!すごく丁寧な調理に、この店の料理人さんの姿勢が伝わってくるようでした。お店は8時の開店を待ち受けて来たお客さん達で、あっと言う間に満席!席数はけっこう多いし、そんな便利な場所じゃないんですよ。回りは特に繁華街でもなく、むしろ住宅や会社事務所の中にポツンとある店なのに。やはり美味しいから、みんな知ってるから来るんですね。

 この店には後日もう一度来ることになるのですが、その時にも裏切られることは無かったのでした...。今夜の定食は締めて32ユーロ。大マンゾク(*^_^*)次パリに来ても、絶対ここに食べに来ます。

119ban
lebochoir
これがレストラン『L' Ebauchoir』
何を食べても間違いなし。なぜならここの料理人さんは、一本筋が通っているから!


『今日買ったものは...』
『L'Est de Bastille』
(東バスチーユ/パリ)
晩ご飯を食べた帰りにオレンジを買って帰りました。パリは全般に売られている野菜、果物の鮮度が低いです。朝市なんかは行ってないのでわからないですが。そして、果物はたいがい量り売りです。箱の中から好きなだけ取って、計りに乗せると料金が表示されます。このオレンジは小さかったけど、美味しかったですよ。って、ただ単に生の果物や野菜に飢えていただけかも...。(^◇^;)


『本日の失敗』  この日朝起きて、何気なくTharysのチケットを見ていると『GARE DU MIDI』(ブリュッセル南駅)発と書いてあるのを発見!!GARE DU MIDIは私達のホテルの最寄り駅GARE CENTRALE(ブリュッセル中央駅)からふた駅向こう。げっっ!これはいかん!!と少し早めにホテルをチエック・アウトして中央駅へ。私はGARE CENTRALE→GARE DU MIDI間の切符を、別に買わなければならないと固く信じて切符売り場の窓口へ。Tharysのチケットを手にちらつかせながら、窓口のおじさんに「ここからGARE DU MIDIまで切符ちょうだい!」と叫んでいたら、おじさんはどうも「切符を買う必要は無い。そのTharysのチケットで乗れるから!」と叫んでいる様子。(おじさんはこの時点ですでにかなり不機嫌になっていた。)「では、何番線から出る電車に乗ったらいいの?」と聞いたら、「ヴァ・キャトルだ!」と言う。これを私が聞き取れなくて、「Vingt quatre(=ヴァン・キャトル=数字の「24」)か??」(この駅には24本も線があるのか!?)と聞き直したら、おじさんはすでにぶっちりキレていて、その後私達が何を言っても壊れた機械のように「キャトル!!(=数字の「4」)」としか答えてくれなくなりました。しょうがないから諦めて表示を頼りにホームに向かいましたが、その途中でやっとひらめきました\(◎o◎)/!おじさんは『Voie quatre!!(=ヴォワ・キャトル=4番線)』と叫んでいたのです。だから最後は「キャトル!!(=4)」としか言わなくなったのだ〜!!難しいわ、言葉って。え?私の理解力に問題がある!?でも...おじさんの発音も悪かったもん...(:_;)ふん!すぐ怒るヤツは嫌いや!!



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