旅 「パリ・ベルギー(ブルージュ・ゲント・ブリュッセル)旅行」の記録
   2002年11月15日金曜日
パリ(フランス)
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『今日の街はこんな街!』
『PARIS/FRANCE』
(パリ/フランス)
●昔泊まったホテルを見に行く。

 晩ご飯を食べた後、サン・ミシェル界隈を散策。15年前、私がパリで1人で泊まった(なぜ1人になったのか、話せば長いので割愛させていただきます(;.;))ホテルを見に行ってみました。サン・ミシェル広場から西に入ってすぐの場所にあります。当時は60代位のマダムが経営していた普通のホテルで、私が泊まった最上階のシングルが5千円くらいでしたが、今では経営が変わりグレードアップしてしまい、1泊最低2万5千円もする高いホテルになっていました。『アラブ人の経営するホテルはダメよ〜』(マダム!それはあからさまな差別じゃー!)と言ってたマダム。今も元気ですか?私の隣の部屋で長電話をしていた無愛想な従業員の女の子。まだパリにいるのでしょうかー。


『今日泊まったホテルは...』
『HOTEL L'ESPERANCE』 ★★
15,Rue Pascal 75005 PARIS
●セコセコな私達。

 毎朝9時頃出ていって、夜は9時とか10時に帰ってくる私達をホテルの人はどう思っていたでしょうね?「毎日毎日、一体どこ行ってるんだよー。そんなに出歩いて飽きないかー?」とか思われてたかな?他のお客さんはきっともっと「ゆったり」と旅を「楽しんで」いたんでしょうね。でもいいのだ。私達はセコセコの日本人なんだもーん!ヨーロッパの近場からプラッと来てる人とは違うわい。極東から何十時間もかけて来てるのだから、行ける場所は全部行って帰らないとねー。


『今日見たのは...』
『Sorbonne界隈』
(ソルボンヌ/パリ)
●ソルボンヌ大学に侵入!?

 残念ながら、セキュリティ・チエックが厳しくて、構内に入ることはできませんでした。礼拝堂も時間が早すぎて開いておらず、開くまで待てないので立ち去ることに。大学生が大勢いました。彼らはみんなエリートさんなんですねー。タメイキ。

『Musee National du Moyen Age
 (Thermes de Cluny)』
(クリュニー中世美術館/パリ)
●一角獣と貴婦人のタペストリー

 この美術館のメインは、この6枚組の巨大タペストリーです。その大きさにはびっくりしました。他にも中世の写本(お経や季節の宗教行事を美しい絵やカリグラフィーで装飾した本。)をアクリル板に1枚1枚入れて、ちゃんと見られるようにしてあって、それが写本好きとしてはとても嬉しかった。(普通、写本は保存上の問題で、1枚1枚見られるように展示してあることはほぼ無い。)中世好きにはたまらない美術館です。この日は偶然、美術館で「中世古楽器のコンサート」が開かれることになっていて、リハーサルを覗くことが出来ました。音も聞こえたし、奇妙なカタチの楽器も見られて、興味深かったです。
 この美術館は建物自体が中世の温泉の遺跡なので、外観も味わいがあって素晴らしいですよ。お勧めします。

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一角獣と貴婦人のタペストリー
3.77×4.73m
『Belle Ville』
(ベルヴィル/パリ)
●Belle Villeってこんなとこ。

 バスチーユの北方にある下町です。ここの大きな特徴は、フランスの地方からやって来た人、外国からの移民が住人のほんどを占めていること。このことは メトロ2,11番「Belle Ville」駅を降りたとたんに解ります。子供から大人まで、歩いている人のほとんどが有色人種。物価は安く、道路にはゴミがたくさん落ちていて(これは毎朝立つ市のゴミでもある)、街全体が雑然としていて、夜には決して行けない治安の悪そうな感じです。通りを歩いていると、色んな国の言葉で店の表示が出ていることが解ります。店によって「中国系の人が集まる店」「アラブ系の人が集まる店」「ギリシャ系の人が集まる店」「フランスの地方出身者が集まる店」など(これ以上は私には判別不明)に分かれています。私達がお茶を飲みに入ったカフェは「フランスの地方出身者が集まる店」だったようで、店のおじさんはフランス語を話してるのですが、恐ろしくなまっていることが解りました。この街もまた、観光都市だけではないパリの姿を見るには最適だと思います。でも必ず昼間に行ってね!早朝の市はおもしろそうです。


『今日食べたのは...』
『L' Ebauchoir』
(Rue de Citeaux 43-45/パリ)

『やっぱりこの店が1番!\(T-T)/』

 また行っちゃった(*‥*)
やっぱりこのお店はホンットに美味しい!!「豚のプルーンソース煮」なんて、名前だけ聞いたら「えー?豚でしょう?おいしいの?」って感じですが、これが!!骨からこそぎ落としながら食べる肉の美味しいこと!!「プルーンソース」のほんのりとした甘酸っぱさも豚肉によく合うんです!「サーモン」も文句無く美味しいし、デザートの「自家製チョコレート・ケーキ」の濃厚でしっとりした柔らかさと言ったら!!まるでムースを食べているよう!!ああ!あのチョコ・ケーキ食べた〜い!!ここの料理は見た目の装飾は無いに等しく、パッと見は極く極く普通の料理なんですけど、なんだか知らないけど、普通なのにすごく美味しい!!んですよ〜。こんなに美味しくて、昼の定食が12ユーロ!!何て安いのだ〜!!次パリに行っても、絶対にまた食べに行くぞ〜!!!\(T-T)/

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『Sandwiche』
(Rue Monge/パリ)

 困った時の『パン屋さん!』。ヴェルサイユに行くときにも、ここでサンドイッチを買いました。ここのパンは本当においしい!クロワッサンは翌日の朝に食べましたが、やっぱり美味しかったです。

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『今日買ったものは...』
『Musee National du Moyen Age(Thermes de Cluny)』
(クリュニー中世美術館/パリ)
●一角獣と貴婦人のタペストリー カード
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 この美術館のショップもかなり楽しい物がたくさんありました。タペストリーからモチーフを取ったカード、小物類が良かったです。クッションなどの布製品も良かったなー。しばし夢中になって見てしまいました。残念ながら、実際に買ったのはハガキとカレンダーだけでしたが...。

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●中世の時祷書絵柄の
 2003年手帳型カレンダー
(3.05ユーロ)

 『時祷書』(じとうしょ)とは、早く言えば年中行事を絵で表したカレンダーのようなものです。中世の権力者達は、競って豪華な時祷書を作らせていました。超有名どころでは、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』なんてのがありますね。でもこのカレンダーにプリントされてるのは、出版社で適当に描かせた絵だと思います。それでも綺麗し可愛い。


『本日の失敗』  今日も特にはありません。もう慣れたもんです。でもメトロの駅や車内ではいつでも緊張しますね。カバンをしっかり押さえて、回りに気を付けて。日本はなんて平和なんでしょう!!



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