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● この本について ●

 
 
 「いよいよ私の初めての単著が出ます。あなたの好きなように絵を描いてください!」
 
私が、弾んだ語調で書かれた、装丁と挿絵の依頼メールと共に、『母語教育という思想-国語科解体/再構築に向けて-』という本の原稿を初めて受け取ったのは、2003年6月のことでした。でもその本は、一度は完成成った原稿も、装丁も挿絵もすべて、諸事情により白紙に戻り・・・
 
あれから5年。
 
 『母語教育という思想-国語科解体/再構築に向けて-』の、新たな原稿を、著者の難波さんからいただいたのが、2008年1月13日。
私の東京での個展が始まる約4ヶ月前のことでした。
通常、個展の前は作品制作の計画をきちんと立てていて、その途中でこのような大きな仕事をお引き受けすることは、まず無いのですが・・。
一度は完成させたにもかかわらず、世に出ぬまま消えていったと思われた本の復活・・・
時間的にも自分の能力的にもギリギリだと思いましたが、これは今やっておかないと、もし断ったり先延ばししたりすれば、今度いつチャンスが巡ってくるかわからないし、いつか必ず私がやるべき仕事だとも思っていたので、「それが今であるならば、これはやるしかない。半ば掛けだ。」と思いながら、お引き受けしました。
 
 新しい原稿は、新たに書き加えられたり削除されたりした頁があったため、最初からすべて読み直しました。5年前に原稿を読んだ時よりもはるかに、内容をよく理解できたことは、幸いでした。この原稿読みの過程で、5年の歳月の経過は悪い結果にはなっていないと、確信しました。そして、今回私が新たに読みとった本の内容を元に、通常の仕事と個展の作品制作の合間を縫い、1ヶ月かけて、挿絵はすべて新しく描き直しました。時間的にも精神的にも、かなり苦しい仕事になりました。私の仕事関連でご迷惑をかけた方もありました。すみませんでした。でもお陰で、確実に5年前を上回るものが描けたと思っています。
 
 この本は、一般の方にはあまり馴染みのない、国語教育に関する本です。特に前半部分は、一般には理解の難しい専門的な記述も多いです。でも、後半部分については、私達かつての児童生徒が、どんな国語の授業を受けてきて、でも本当はどんな国語の授業を受けたかったのか?自分の過去を振り返り、国語の授業が、その当時の私達が生きるための力になっていたか?未来を生きるための力になっていたか?そして、今後も力になり続けて行くことができるのか?検証しながら、未来の国語の授業について、思いをはせながら、読んでいただける側面もあると思います。
教育関係の方も、そうでない方も、同じ「小・中・高で、最長12年間、国語の授業を受けてきた、かつての生徒」として、または、「今まさに、学校で国語の授業を受けている生徒の親や家族」として、読まれて何か感じるところは必ずあると思います。そして、私の風変わりな絵が、この本が読まれる時の、"ちょっと愉快な道連れ"になってくれればと願っています。もしよろしければ、お手に取ってみてください。

『母語教育という思想-国語科解体/再構築に向けて-』 挿絵担当:小松順子
2008年6月


 
 
 
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● 購入とお問い合わせ ●

 
 
『母語教育という思想-国語科解体/再構築に向けて-』
(難波博孝:著/世界思想社/2008年/ISBN978-4-7907-1339-5)は、こちらで購入いただけます。
 
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詳しいお問い合わせ:世界思想社
          〒606-0031 京都市左京区岩倉南桑原町56
          TEL:075-721-6506
          FAX:075-721-8707
          E-mail:XLA00325@nifty.ne.jp
 
          難波博孝
          E-mail:QZR04446@nifty.com

 
 
 
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● ページ画像 ●

 
 
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扉絵
 
第1章「研究方法論の再構築」
 
第2章「テクスト/文章の分析理論」
 
第3章「テクスト/文章の解釈理論」
 
第4章「自己/言語/教育」
 
第5章「「作品=教材」論」
 
第6章「国語科解体/再構築に向けて」
 
最終頁
 
 
 
挿絵カラー原画集
 
 
 
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2003年版 装丁(非採用/参考案)
 
 
 
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