THE GAME
1980/6/30(UK)Released
1.PLAY THE GAME
2.DRAGON ATTACK
3.ANOTHER ONE BITES THE DUST
4.NEED YOUR LOVEING TONIGHT
5.CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE
6.ROCK IT
7.DON'T TRY SUICIDE
8.SAIL AWAY SWEET SISTER
9.COMING SOON
10.SAVE ME

アルバム「THE GAME」について。
 またまた困りました... 。
このジャケットは好きではないですね。ロッカー然としたファッションに身を包みながらもそれが全然似合ってないし、それになんでこんな「紗」がかかってるのでしょう???この中途半端にナヨナヨした感じがたまりません。(喜んでるんじゃありませんよ!!)ジャケットの表も嫌ですが、中の4人それぞれの写真もかなり情けないです。「なぜ!」という感じ。

 1.のビデオを見たことありますか?フレディーがヒゲを生やして現れましたね。それがQUEEN史上初めてシンセサイザーを使って制作されたこのアルバムの1曲目、"Play The Game"です。これまた展開が目まぐるしいフレディーの曲。でも好きですよこの曲。この頃にはもうすっかり彼女とも別れ、"DON'T STOP ME NOW!"状態で「彼」らと遊びまくっていた...そんなことはアルバムには関係ないけど。
 売れたか売れなかったかと言われれば、このアルバムはQUEENの最初で最後の全米第1位になった大ヒット・アルバムなのです。(解らんなぁ。)5."CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE"はQUEEN初の全米No.1シングルに輝きました。なんでかロカビリー(調)です。マイケル・ジャクソン(一時期フレディーと友達だったらしい。一緒に曲をレコーディングしたけどお蔵入りになっていて、いつ世に出てくるのかが気になるところ。でもふたりが談笑している姿を想像するとかなりコワイ...)がこの曲を聴いて「ぜひシングルにするべきだよ!」と言ったので「そうか〜??」と半信半疑でシングルにしたらNo.1になったとか(?)。ヤルな、ジャイケル・マクソン!その上、ジョン・レノンまでもがこの曲を聴いて「僕ももう一度レコーディングしたい!」と言ったとか...。しかし何でも歌えるんですねフレディーは。3."ANOTHER ONE BITES THE DUST"も全米1位になりました。ベースのリフがとても有名なので、出だしのベースを聴いただけでだれでも知っているでしょう。ジョン・ディーコンの曲です。...そう、ジョン・ディーコン!そしてフレディーがこの頃ダンス・ミュージックやブラック・コンテンポラリーに凝り始めたために、QUEENは解散の危機へと向かうことになるのでした。まるで彼らの生活がもろ音楽に出てきたようですね。毎晩ナイト・クラブで遊びまくってディスコで踊りまくっていたことが影響しているのでしょう。「次はこれやで!」と思いついてしまったんでしょうね。でも...なんかドンクサイ(QUEENはもともと"ドンクサイ"バンドなんですけど、これは特にドンクサイ。ファンの皆様ごめんなさい!)と思ってしまうのは私だけでしょうか?実際大ヒットしたんですからね。でも、このアルバムは「残る」タイプのアルバムではないと思います。残るのは例えば"A Night At The Opera"のようなアルバムだと思うんです。シングルヒットは複数曲出ても、"Game"はアルバムとしてはどうもいただけない。8.や9.や10.のような「いつものQUEEN」の曲も混在していたりして、バランスもおかしいよな。"News Of The World"から始まった過渡期が、さらに一歩も二歩も進んだということですかね。

 初めて聴く方にはお勧めしておきましょうか。こんなに売れたということは、きっとこれを聴いた人の多くが気に入ったということですからね。☆☆☆☆。でもなんかひっかかるんですけどー。


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