旅 「姫路3時間旅の記録」(2004年5月20日15:00〜18:00)


『姫路3時間旅の全貌』
himeji_sta
姫路駅に着きました!
●到着!

JR明石駅から15:20発の新快速(¥650)で30分あまり。JR姫路駅に到着。
今回の超ショート・ショートな旅の目的は、

・姫路市立美術館で開かれている、『アンドリュー・ワイエス展』を見る。
・姫路出身の某N氏が絶賛する『姫路式明石焼き』(語義矛盾があるけれど...)の検証。

このふたつの案件をクリアすること。

あいにくの雨。しかも少々出遅れましたが、強行発進しました。

※『姫路式明石焼き』=明石焼きにソースを塗り、だし汁につけて食べる。

sanyo1
山陽百貨店です。
●山陽百貨店だ!

某N氏がご幼少のみぎりにお食べになっていたというのが、ここ、山陽百貨店地下にあったたこ焼き屋さんの『姫路式明石焼き』

今回私が調査しましたが、こちらの地下にあるたこ焼き屋『たこかいな』は、よくあるセルフのお店で、メニューは普通の明石焼き、牛すじ入り明石焼き(邪道だ〜!)など。
「明石焼きにソースを塗り、だし汁につけて食べる」形式では販売されていませんでした。
これは昔とは店が違うな。と思って立ち去りました。

しかし私の考えが浅はかだったことが、後に判明!
詳しくは下↓「遂に解けるか!?『姫路式明石焼き』の謎!!」を参照。

miyuki
みゆき通りです。
●みゆき通り

みゆき通りです。姫路で一番大きくて繁盛してる商店街です。駅前から始まって、姫路城に向かって北へまっすぐのびています。

私が高砂の方で仕事をしていた頃、人の披露宴に出る用の服やお祝品など、仕事の帰りに時々買いにいってました。三宮は遠かったからねー。

(そうか、当時はそういう年頃だったんだぁ〜〜〜(--;) )

その前といえば、高校時代に受けた模試の会場が姫路やったなぁ。2回くらい受けに来ました。

yamatoyashiki
ヤマトヤシキ。
●ヤマトヤシキです〜。

メロディを知ってる人はご一緒にどうぞ!!ハイッ!

「ヤンマットォヤッシッキィイ〜〜♪」

ヤマトヤシキのCMは昔〜〜〜からサンテレビでバンバンやってまして、名前だけはよく知っていました。
でも実際中に入って買い物をしたことは...ないな。

honmachi
本町商店街南口

building
新しくできたレジャービル
●寂しくなった本町商店街...

昔はこんな古〜〜い店ばっかり並んでて、薄暗いいい感じの商店街でしたが、北側の出入り口付近に、巨大な複合型レジャービル(←左欄の下)が出来てしまっていて、昔の面影は無くなりつつあります。
知ってる人は知ってますが、金沢にある『横安江町商店街』というのが、この『本町商店街』にそっくりでして。『横安江...』の方が規模が大きいけど、3年前金沢に行ったときには、いくつかの店が閉店しており、やはり、昔の面影は消えつつありました。
昔ながらの商店街は、今や絶滅の危機に瀕しています。

kagiya syokudo

museum
左が国宝・姫路城、右が姫路市立美術館
●美術館で『アンドリュー・ワイエス展』を見る。

ワイエスはうまい!!すごい!!

「なんでもない日常に神様が宿る瞬間」があるとするなら、ワイエスという人は、その瞬間を逃さずキャッチできる希有な感覚を持っています。
彼が描くモチーフは、本当に本当に、何てことないんですよ。穀物袋とか、農機具とか、人んちの屋根とか、畑とか野原とか...。
でもね。物に太陽の光が当たって、「ぅわっ」と立体感が湧いてくるような描写を見てると、思わずよだれが出てきそうになります。
ブリキの板に太陽の光が照り返っているのを見て、神の存在を感じ、この時の感覚について文章を書き続けたドイツの神秘主義者がいるそうですが、ワイエスもそのたぐいではないかと。
彼が描く「光と影」には神様が宿っていますね、まったく!!

今回は「クリスティーナの世界」シリーズの下絵となる、水彩と素描のみの展覧会でしたが、本画が1枚でもあればもっと良かったのにな。

himeji_zoo
姫路市立動物園(もう遅いから閉園した後)
●美術館のとなりが動物園

 動物園の横の道から、シカを覗き見。だって、見えるんだからしょうがないじゃないか!!私がカメラを構えて近づいて行ったら、シカもどんどんこっちに寄ってきました。どこのシカも慣れ慣れしい。(奈良公園のシカ然り!お?シャレか!?)

shika

guide
いんたーなしょなるやねぇ!
●Tegara Central Park!?

姫路に手柄山公園というのがあるんですね。
私は通りすがりの車の中からしか見たことないんですけど。
どんな公園なんでしょうね?遊具なんかがあって、一応遊園地らしいですが。
知ってる方、教えてください。
書写山は、あの映画『ラスト・サムライ』のロケ地になったところ。
『ナゴヤマ墓地』って有名なんですか?

oshiro
さようなら姫路城!
●さようなら!姫路!!

18:01発の新快速で、帰途につきました。

『姫路』と言えば。
昔私が金沢の大学に進学しようと頑張っていた頃、
「金沢ってどのくらいの大きさの街なんかな〜」
と思って帝国書院の地図帳で調べたら、
「金沢市の人口40万人」に対して「姫路市の人口45万人」
という資料を発見。
「そうか〜姫路くらいの大きさなんかー!」と納得した覚えがあります。

では、さようなら姫路!また来るよ!!

遂に解けるか!?『姫路式明石焼き』の謎!!(於:JR姫路駅地下 TACCO PIERさん。明石焼き¥370也。)
●1.「明石焼き」を注文すると、この状態で出てくる。
  (左隅のソースは全部のテーブルに設置してある)

taco1

●2.左の列「姫路式」、右の列「明石式」。
  塗り分けてみました。

taco2

●3.『姫路式明石焼き』の完成!
  (パッと見、かわいい。デザートみたい。プリン系!?)

taco3

●結論:『姫路式明石焼き』とは!?

ここもセルフで、いくつかのイスとテーブルをファースト・フード店が取り囲んでる、よくある状態の店。

実はこのコーナーに入った瞬間、ナゾは解けたのでした。
『姫路式明石焼き』とは、ふつうの「明石焼き」を買って、テーブルにあるソース勝手に塗って勝手にだし汁に浸けて食べてるだけのことなんだもん!(「勝手に」という表現に語弊があれば、「積極的に」「自ら進んで」「当然のように」などでも可。)

若い女の子が本当に(!)そうやって食べていたので、すぐに分かりました。要は食べ方の違いだけなのでした。

でもね。
明石の玉子焼き専門店では、テーブルには決してソースなんか置いてないので、姫路式はできないようになってるんですよーだ。

あ。お味はですね...悔しいが、まあまあイケました...。
しか〜し!玉子焼きとだし汁自体は、明石のものとは比べものになりまへんですな。ふふん!
でもソースって、そう簡単にだし汁には溶けないんですね。お汁は最後まできれいでした。

これにて一件落着!
(N氏、並びにUさん。オッケーですか?)
(N氏にもうひとつ報告。姫路駅に喫茶不二屋はありませんでした。)

『お土産コーナー』
●ワイエスの葉書

写真でも綺麗なワイエス!!

wyeth

●姫路銘菓『玉椿』(たまつばき)

御座候もいいけど、これも上品で美味しい!
ピンクのお餅の中は黄身餡です。

tamatsubaki


CLOSE
(このウィンドウを閉じると前のページに戻ります。)