(※上画像はイメージです。実際のライブ等とは異なります。)
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『平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2009 点呼する惑星・初日』

 
2009年4月16日(木)
 
江戸川区民センター大ホール
 
出演
 
ヒラサワ:平沢進
Astro-Hue!:Rang
Naangfaa1:A-sai
Naangfaa2:Fiat
ハイムン人(回転を与える者):在宅オーディエンス
地球人:会場オーディエンス
 
その他の登場人物/物体
 
Astro-Ho!(CG)
小西健司(CG)
トゥジャリット(CG)
AAROM(怒り・悲しみ・恐れ)(CG)
陰クンジェー/陽クンジェー(CG)
神経フラスコ(CG)
 
 
(※専門用語説明は、華麗にすっ飛ばさせていただきます。悪しからず。)
 
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初日
 
2009年4月16日(木)

 
さて、ドキドキの初日。
ストーリーは理解できるのか?「R(右)」or「L(左)」の選択は自力で判断できるのか?(前回の『LIVE 白虎野』が難解だったので)一抹の不安を抱きつつ、開演を待つ。。。前に、まずは物販に並ぶ。並びながら、入り口でもらったファンクラブ特典の謎の物体(=後にボールペンであることが判明)を「何これ?」と言いつついじり倒した末、バラバラに分解したのは私。さらに、分解した物体の破片を、階段の上から物販の列に並ぶ善男善女に向かってぶちまけたのは、S蔵さんでした。(それが何かわからんからと言って、とりあえず分解してみるなよ我々!)まだ初日なので、ライヴ・グッズはすべて揃っていました。(『点呼する惑星タオルマフラー』は、"ジャケ写の師匠とお揃い"がテーマと確信しています。)鎮西商店のアロマオイルなど、目的のものを購入して、席に着きます。
 
恒例、開演前の『インタラクティヴ・ライヴへの参加方法』のアナウンス(=ケイオスのひらのさん。多分)と、今回は特に、ヒラサワからのメッセージとして、『ライヴの中に登場する"トゥジャリット"という物体の名前は、"詐欺"を意味する。ライヴの間中、このことを頭に入れておくように。』とのこと。わざわざそういう風に言うってことは、めっちゃ難しいストーリーなんだろうか?と、ちょっと不安になる。
 
ライヴが始まったーーーーーー!!!!!!!
「うそぉ!」っと思ったのは、音!!!!異常にデカイ!その上、ものすごく偏っている!!向こう側のスピーカーから出てる音が聞こえない!・・実は我々が座ってたのは、1階の前から一桁の列の最も端の席。積み上げてあるスピーカーの真ん前だったのでした。ヒラサワさんのライヴに行ったことある方は知ってると思いますが、アルバムとはまったく違って、ライヴ会場ではものすごい重低音がドカンドカン来ます。だから、スピーカーの前に居ると、2時間爆風に晒されてるのと同じ。音圧で鼓膜は破れ、体中骨折するんじゃないかと思うくらい。身の危険を感じつつ、「今日は最後までこの状態か」と覚悟。(あの周辺の席にいた人はみんな、右手で右耳を押さえ、半身になって左手を右脇の下に入れ肋骨を防御していた。ステージ上から見たら妙だっただろう。)
 
曲:『Astro-Ho! 帰還』(Instrumental)
に乗せて、Astro-Ho!の日記が投影される。この日記はAstro-Ho!自身から、地球から点呼する惑星へとやって来た「ある男」に託されたという。Astro-Ho!は自分の後にこの星にやってくる者に警告を送る。そして、この星から逃れるすべも。それには「その男」と繋がる必要がある、と。
 
曲:『Hard landing』(Instrumental)
CGが流れ、今回のストーリーの発端が明かされる。新天地を目指し、地球を後にした「Astro-Ho!」は、「点呼する惑星」に不時着した。彼はその惑星で、謎のメガホンから聞こえる点呼の声に、あらぬ幻影を見せられつつ、空からの落下をもう9年間も続けているらしい。9年・・・(米国の「テロとの戦い」が始まって以来ということかね。)そして、すべての元凶はトゥジャリットという物体にあり、それを破壊すれば、点呼する惑星に捕らわれている者は、地球へと戻ることができるらしい。
そして今度はAstro-Ho!の弟、Astro-Hue!の乗った宇宙船が、点呼する惑星に不時着してくる。それを確認するように、戦闘機に乗ったヒラサワ(『論理空軍』のPVの!)が、どこからともなく飛来した・・・
 
今回の基調色である「点呼する惑星」の空の色(ブルーグレイ)が綺麗。Σ星を思わせる、奥行き感も気持ち良い。ポカンと中空に浮かんだトゥジャリットはエッシャーの無限階段みたいだけど、無限階段より繊細で綺麗。おお!CGの中にRangさんの実写がはめこまれている!タイの街角で撮影された映像もある。Rangさんが警官に追われたりしてる様子がフラッシュ・バックのように挿入される。これは新しい。と、思ったら、Rangさん(=Astro-Hue!)が舞台袖から登場!うわ来た!本物!まずは、トゥジャリットのフィア・カスケーダー(Fear Cascader=恐怖を数珠繋ぎに連鎖させるもの?)を、Astro-Hue!+地球人の叫びで破壊。
 
導入部終了で、さあ歌もの1曲目!
 
『有り得ないだろ?』ヒラサワのセリフ通り、これ、ほとんどの人が目が点になったと思う。
 
曲:『論理空軍』!!
げー!有り得へん!ソロ楽曲じゃないなんて・・・いきなりP-model!このたった1曲で『あ、もう30周年でのP-modelの培養明けは無いな』『P-modelでの活動にケリ付けたのか?』と皆さん確信+落胆したはず。おぢちゃん酷すぎる。たった1曲目でいきなりビンタ張るなんて・・・(でも、『論理空軍』キター!と喜んだ方もいたみたい。)
 
いやいや、ショック受けてる場合ではない。ボーッとしてたらストーリー展開に置いて行かれる!
 
あれ?ヒラサワさんの手元にキーボードが無い!!以前キーボードの置かれていた位置には、代わりに『The Beamz』(レーザー・ハープ)が、初登場。遂にステージ上で「楽器」と呼べるものは、ギターだけになってしまった。レーザー・ハープについては上の拙動画でもって、だいたいの様子を確認してくださいませ。(赤と緑のレーザー光線3本が、金属製の2本の支柱の間に走っている。これが真っ赤なノートパソコンをはさんで、左右に1機ずつ。レーザー光線を手で遮ることにより、コンピュータに信号が送られ、あらかじめ仕込まれていた音が鳴る。実際には、『The Beamz』を一旦分解し、組み立て直したものを使っていたよう。光線の色が、赤だけではなく緑もプラスされていたし、ケーブルがレーザー光線の光源から床に向かってニョロニョロと出ていた。)レーザーハープの台座は、グラビトン2とお揃いの、甲殻類の脚を持っている。台座の両脚の中央には、骨盤のような形の部分に液晶画面がはめこまれ、『01』という数字が赤いデジタル文字で表示されている。(この数字は終始変わることはなかった)
この『The Beamz』を操る手つきが異様に怪しい!手のひらですくい上げるような仕草(スカートめくりか?)や、人差し指と中指をチロチロさせたり(どこ触ってるの!)、指を揃えて両手を交互にチョップ!チョップ!格闘技みたいな動きとか、かなりいやらしい、かつ笑わせてくれます。DVDであの指がアップで来たら、きっと物議を醸すと思う。
 
さて、ストーリーに戻ります。
 
曲:『点呼する惑星』
Astro-Hue!が点呼する惑星で経験したことの記憶をたどって行きます。
 
曲:『人体夜行』
そして恒例、「さあ、紹介しよう」と、在宅オーディエンス(=ハイムン人)の名前がスクロール・・・ええええ?少なーーーーーーっっ!後に判明したところによると、ライブの特設サイトが落ちていて、在宅の人が接続できなかったんだそうで。50人くらい??あっという間に終わったスクロールに、苦笑するやら、大丈夫なのかこれで?と心配になるやら・・。しかしこのグダグダ加減がヒラサワ・クオリティ。こんな状態でも、在宅強者達が連携し、裏の手を尽くして頑張ってくれていたらしい。
 
(実は、この『人体夜行』の時に流れた字幕『地球は今夜だ。』を、三日間とも『ちきゅうはこんやだ』と読み、「ふ・・・タイプミスか・・(微笑)」と思っていた自分が恥ずかしい。正しくは「ちきゅうはいまよるだ」。)
 
曲:『ENOLA』
これまたP-model楽曲。ダメ押し。これでP=modelの培養明けは・・・以下略。(でも、『ENOLA』キター!と喜んだ方もいたみたい。)ここでハッキリと、この『LIVE 点呼する惑星』は、Astro-Hue!を含むあらゆる人の脳に寄生し、その思考を思うがままに制御する「何者か」に関するストーリーであることが知らされる。そうかやっぱり舞台は『脳内』なのか〜。
 
最初のHot point!
 
再びAstro-Hue!が、舞台右袖から登場!え?こ、この歩き方は・・!『Ministry of Silly Walk(バカ歩き省)』?(もし関連が無ければ土下座!)スクリーンに現れたRとLの「神経フラスコ」選択のため、キャーー!と叫んで地球人(=客席)を煽る。とっかかりはどっちに行ったらいいのか分からないので、私はとりあえずRを選択。
会場の選択も「R」に決定。
 
曲:『時間の西方』
陰陽両クンジェー(これの原型は神経細胞。シナプスですな。ヒラサワさん、ほんとニューロンとシナプス好きですよね。又は蓮の果托( かたく)にもそっくり。クンジェー=鍵、の意)が見つかり、結合。
 
曲:『ルベド(赤化)』
この時のAstro-Hue!のセリフ
『...僕は夕日の方に戻りたかった。でも怖くてできなかった。』
に泣きそうになった。その気持ちわかるよ、Hue!(/_;)
 
ネットでは、「会場で結合した陰陽クンジェーに対応したトゥジャリットの回転」が、ハイムン人によってセットされ、会場ではその回転がCGで投影される。天空から鉄球が降ってきて、カーン!という音と共にトゥジャリットの中心にセットされる。トゥジャリットの回転に伴い鉄球が転がり、AAROM(=アーロム=感情という意味)を覆っていた透明なカバーを破壊、AAROMがむき出しになる。
次に、その歌声でAAROMを赤く染める(=「染色体」をもじっている?NaangfaaはMale to Femaleの人で、結合するのは、「元はひとつだったのに別々に分断されてしまった」陰と陽のクンジェー。納得!)ために、「Naangfaaを呼ぼう」ということに。Naangfaaのお二人が果たして舞台上に現れるのか!?
 
「現れたーーーーー!!!」
 
曲:『SIREN*セイレーン*』with naangfaa
来日が危ぶまれていた事情を知ってた人は、気が気でなかったはず。初日は、このドキドキを体験できただけで価値あり。(でもRangさんが現れた時点で、無事な来日は薄々分かってはいたんだけど)お二人とも、サイボーグのように美しい!そして、デカイ!(笑)ヒラサワと二人のNaangfaaによって演奏される『SIREN*セイレーン*』。Naangfaaのコーラス・アレンジがすばらしい!!私の大好きなDelay Lamaもコーラスに加わっていて、最高!そして、Naangfaa2:Fiatさんの頭に乗ってた巨大な黒い玉は、「鉄球」???(終演後、"あれにはきっと「愛」が詰まってるんだよ"と話しながら帰りました。)
(※VISAがなかなか下りなかったのは、政変や彼女たちがSP-2であることとは無関係。手続きを委託したタイ側スタッフによる申請上のミスとのこと。)
 
再びAstro-Hue!が現れ、地球人絶叫。一つ目のAAROMを破壊。
 
 
さて、これ以降はここまでの手順、
 
Astro-Hue!+地球人の絶叫でLorRを選択

Astro-Hue!の脳内の記憶から陰陽のクンジェーを1つずつ探し結合させる

会場で平沢さんが演奏をしている間に、ハイムン人がネット上で謎解きをして、トゥジャリットの回転をセット

トゥジャリットが回転し鉄球でAAROMのカバーを破壊

Naangfaa(+平沢)の歌声でAAROMを赤く染め

Astro-Hue!+地球人の絶叫でAAROMを破壊
 
この反復になるので、少し端折って参ります。
 
 
第2のHot point。会場の選択は「L」
 
曲:『王道楽土』
戦火から逃れようと逃げるHue!。国王はその時どこで何をしていたのか?と問うヒラサワ。この時のライティングがベタでちょっと好きでした。ギターを弾くときガッと脚を開いたそのポーズがシルエットになり、点滅するスポットでスクリーンにチカチカと浮かび上がる・・レトロなダンスホールっぽい?(もちろんそんなの見たこと無いけど)
 
曲:『可視海』
「あーるべーく月はーのぼーりー」の所のCGで、水に映った月がふるふる震えていた。Live Sim Cityの時の、ヴァンディリア旅行団の月を思い出した。あっちは満月だった。
『可視海』。この曲名は絶対「死海」のもじりだと思う。で、死海のある場所は...?その近くで発見された歴史的に重要な文書とは...?これ以上はやめとこう。
 
陰陽クンジェーが見つかり、結合する。
 
曲:『Mirror Gate』
間奏と終盤のマーチっぽい部分で、『The Beamz』を操る指の動きが怪しい!人差し指と中指が!
 
トゥジャリットが回転し、鉄球がAAROMのカバーを破壊。
 
Naangfaaを呼び、AAROMを赤く染める。
 
曲:『ナーシサス次元から来た人』with naangfaa
これまたNaangfaaのコーラス部分が素晴らしい!Naangfaaお二人のリップ・シンクも手の動きも美しい。(歌詞間違いまくってたそうですが、私はまったく気にならず。)
 
Astro-Hue!が現れ、地球人と絶叫!2つ目のAAROM破壊に成功!
ここの辺りで、「あれ?ちょっと、初日なのになんか出来すぎ?こんなスイスイ行っていいの?まさか初日でGood ending?ありえぬ!!」と思ってたのですが・・・。
 
第3のHot point。会場の選択は「R」
 
曲:『上空初期値』
いきなり戦闘機に乗った小西健司さんがブーンと登場!会場大ウケ。
 
ここで、ヒラサワが意味不明の行動に出た。ステージに鎮座ましますテスラ・コイルがバリバリと放電し、Hue!の宇宙船からエネルギーを放出。Hue!のセリフ「ちょ!何してんのぉ!」に失笑する会場。今回のライヴの台本は、Hue!のことを「あんた」と呼ぶヒラサワのべらんめぇ調と、Astro-Hue!のネット口調が大きな特徴。この口調の採用により、ユーモラスな感じがよく出てる。
 
曲:『夢みる機械』
当然、テスラ・コイルがスパーク!デストロイ・ギターもね!!
今回、『テスラ・コイルのトーテムに一礼』したのは、初日だけだったような。テスラ・コイルの入っていたケージが、LIVE PHONON 2551の時より、かなり大きくなっていた。テスラ・コイルは、ケージが大きいほどスバークする稲妻も大きく派手になるそうで、ケージ(大)、がんばって作ったんですね。
 
陰陽クンジェーを発見。結合。
 
曲:『聖馬蹄形惑星の大詐欺師』
この曲が来たか!ヤな予感〜。
 
トゥジャリットが回転を始めるが・・・ギィイイイ、と、途中で止まってしまう。ヒラサワが叫ぶ。「ジンバルロックだ!」って・・・。なんなのそれ(?_?)
 
曲:『FGG』with naangfaa
これまたコーラスがすばらし。。(以下略)
Naangfaaを呼ぶが、カバーを破壊できなかったAAROMを赤く染めることは出来ない。
 
曲:『Astro-Ho! 帰還』
「ジンバルロックは、自分でしか外すことができない」と言うヒラサワ。「兄さんと仲良くやれよ」と去って行こうとする。
 
実はヒラサワ自身も、点呼する惑星に捕らわれの身であり、自身のトゥジャリットを破壊できずにいることが、仄めかされる。
 
曲:『Phonon belt』
 
『ブーッ!』
 
『ヒ〜ラ〜サ〜ワ〜!』
 
謎のメガホンに点呼されるヒラサワ・・・(ええええええ!!!?)客席は失意のざわめき。
 
『論理空軍』をBGMに、スタッフ・ロールが流れる。
 
 
 
 
(本編終了)
 
 
 
*   *   *
 
 
 
 
「自分だけの感情」を取り戻すことが、ジンバルロックを外すカギかあ。なるほどね。そいつを大詐欺師に乗っ取られた状態が、あの惑星で繰り返される点呼と、強制的に見せられるあらぬ幻影なのか。
まあ、初日からGood endingが出るワケ無いと思っていたけど、やっぱりね。でも、最後以外はうまくいったので、ちょっと期待した自分が甘かった。最後、唖然としてしまったわ・・・。まあでも、あと2日あるし。明日も頑張るぞ!
 
 
と、アンコールの拍手をしながら思っていたら!!!
なにやら、ヒラサワライブに似つかわしくない、七色のスポットがクルクルと回り始め・・・どよめく会場。
 
現れたのは、Astro-Hue!じゃなくて、Rangさん!さっきよりもラメラメのメイクを施し、
『I will survive』
をバックに、変態くにゃくにゃダンスを踊りまくる。でもさすがはプロ!よくあんなに縦横無尽に踊れること!最初はあっけに取られていた会場も、大爆笑でノリノリの手拍子。いやぁびっくりしたぁ〜〜!!!
もう、このパフォーマンスを見られたせいで、Bad endingでガックリきたことなんて、忘れました。もうどうだっていいですそんなこと。Rang さんのアンコールは絶対DVDに入れてほしい!それくらいインパクトありました。
 
Rangさんのパフォーマンスと入れ替わりに、ヒラサワさんが小走りでタタタと登場!!
 
アンコール曲:『Nurse cafe』(SIREN版)
 
ああ!ここでこの曲かぁ!!!!!愛だよ、愛!!
 
 
MC(かなりの意訳です)
 
『ということで、無事彼女たちに来てもらうことができました。VISAがなかなかおりなかったのは、彼女たちがSP-2であるからではありません。他の理由からです。最悪の事態も考えておりましたが、結局、非常事態への備えは何も使うことなく、この日を迎えることができました。(会場大喜び)』
 
3人のキャストをステージに招き入れ、ひとりずつ紹介。
 
Fiat:『写真集「SP-2」の表紙になった娘です。』
 
A-sai:『亜種音TVでご存じの方もあると思いますが、今日はいつもと違うキャラをつくっております。』
 
Rang:『私は彼のパフォーマンスが大好きなのですが、ご覧のように、芸風が芸風なので・・・。どうしたら私のライブに出演してもらえるか、"長年"(←ここ注意して見てて下さい。3日間のうちに変化します。)考えておりましたが、今回Astro-Hue!というキャラクターをつくることで、ついに参加してもらうことができました。』
 
(RangさんがA-saiさんにメンチをきって、フン!という仕草をする。A-saiさん苦笑い。これがいつものステージでのパターンらしく、それを見た平沢さんボソッと)
 
『ここはSimonじゃないんだから・・・』
 
『さっきから、「私は(ステージに)出なくていいのか?」としつこく言っておりました。彼女たちを連れてきてくれた、通訳のJohです。(舞台袖に向かって、おいでおいでの手まねきすると、白いコートを着たJohさんが登場する)新小岩で買ったコートを着ております。』
 
『では、(客席に向かって)起立!』
 
(会場:えええええーーーーー!と、とりあえず言ってみる)
 
『えー、じゃない!回れ右。解散!どうもありがとう。』
 
この後平沢さんは、甘々な声で4人の名前を一人ずつ呼んだ後、タイ語で4人に「パイドゥアーイ(行こうか?)」と言葉をかけ、4人の退場を見届けてから、最後に舞台を去っていかれました。
 
 
 
*  *  *
 
 
でもあのRangさんの盛り上がりの後では、平沢さんは相当出にくかったでしょうねぇ・・・って、自分でライブの構成したんだから自業自得だけど。笑
 
それから、初日はスピーカーから出る音とスクリーンに投影させるリアルタイムの平沢さんの映像が、ほんの一瞬ズレていて、気持ちが悪かったですね。衛星経由で受信した画みたいで。
 
それと、蛇足ですが。
3回目のHotpointでAAROMのカバーを破壊できなかったのは、開場のRL選択の誤りではなく、ネットで謎解きをしていたハイムン人さんたちが、トゥジャリットの正しい回転をセットできなかったからだったそうです。(ファンクラブ会報より)
 
 
(初日完)
 
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