「フレディー・マーキュリー
華麗なるボヘミアン・ラプソディー」
(「Mr. MERCURY」)
ピーター・フリーストーン著
2001年9月4日発売(JP)
巻頭 プライベート写真35枚

第一章 ツアー
 ・幸運な衣装係
 ・舞台裏
 ・オフ・ステージ
 ・北米ツアー
 ・欧州ツアー
 ・日本、南米へ
 ・ツアー回想記

第二章 レコーディング
 ・ホット・スペース
 ・ザ・ワークス
 ・マイケルとセッション
 ・ミスター・バッド・ガイ
 ・カインド・オブ・マジック
 ・ミラクル


第三章 プロモ・ビデオ
 ・先駆的かつ革新的
 ・ショウ・マスト・ゴー・オン

第四章 アートワーク
 ・アルバム・ジャケット
 ・美の空間

第五章 プライベート
 ・ロンドン・ライフ
 ・ニューヨーク・ライフ
 ・愛こそすべて

第六章 自由への旅立ち
 ・闘病生活
 ・バラ色の翼に乗って


21世紀に語りつぎたいスーパースター伝説 5
「フレディー・マーキュリー 華麗なるボヘミアン・ラプソディー」
(原題:「Mr. MERCURY」 ピーター・フリーストーン著)

について。
 長年絶版になっていた「Mr. MERCURY」(ピーター・フリーストーン著)が「フレディー・マーキュリー 華麗なるボヘミアン・ラプソディー」と改題され、2001年に再版されました。
 ピーター・フリーストーン氏とは、1979年よりQUEENの衣装係としてツアーに同行した後、フレディー・マーキュリーのパーソナル・アシスタント(彼の場合、フレディー個人の住み込みの付き人兼料理人兼友人兼、、、兼兼兼)として1991年フレディーの死までを共に過ごし、50万ポンドの遺産を贈られた友人のひとりでもあります。フレディーがつけたあだ名は「フィービー」。これは女性名だそうです。普段はいつもこの名前で呼ばれていたらしいです。

 この本が少し読みにくいのは、各チャプターの区切り方が大きすぎるのと、それによって内容が年代順に並ばないので、それぞれの事柄同士がどうかかわりあったのかが解りにくいからでしょう。内容としてはツアー中の細かな出来事から私生活のことまで、たくさんのエピソード(そう!この本はフィービーが目撃した、12年に渡るフレディーのエピソード集なのです。)が書かれています。おもしろいです。しかしながら、このフィービーさん。『世間でまことしやかに流れている噂は間違ってる!フレディーの真実を知ってる僕こそが語らなければ・・・!!』という意気込みは解りますが、本当にフレディー本人が信頼していた友人のひとりなのか?と思うくらい、フレディーの男性関係を暴露(噂を修正しているつもり???)しています。それと同じくらいフレディーの優しいところ、良いところも暴露(?)してはいますが、「噂通りだったのね、フレディー(×_×)」と、逆に納得させられてしまう内容なんですけどねー。フレディー・マーキュリーに対して良いイメージを持っている人は、この本は決して読まないでいただきたい。まあ、ここに書かれていることのどこまでが真実かは、天国のフレディーに聞いてみるしかないのですが・・・。でもフレディーの最期のところは本当なんでしょうね・・。人が亡くなる時はいつも、とても穏やかで静かなもののようです。(涙)

(巻頭の写真はどれもこれも「!」です。見てみたい方は書店でパラパラとめくって下さい。あのような場にしかフリーストーン氏はフレディーに同行しなかったのか!?とにかく「QUEENのフレディー・マーキュリー」ではない彼が写っています(^◇^;))


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