2002年8月1日〜10月22日までのつれづれ。
naisyoku いわゆる「日記」とか「感想文」のようなものです。
毎日は書きません。書くことがある時だけ書きます。
   (2002年8月1日〜10月22日までのつれづれのページです。)


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2002年10月22日(火)

 今日はマリナーズ・イチローの誕生日です(私はイチロー好きじゃないけど)。
というより、例の従妹が『きものの女王・近畿大会』で『準ミス』に選ばれました。(実はこのあいだNHK-BS『お〜い大阪 100人のメッセージ』にも出たのです(^_^;))選考会ではきものでオペラ『 蝶々夫人』の一節を歌ったらしい。まったくよくやります。そんでもってミスと準ミス、計3人しか選ばれない中に入ってしまうのがまたスゴイ。次は全国大会があって、今度の会場は東京らしいです。また『蝶々夫人』が会場に響くのでしょう。私とは住む世界が全く違う人ですが、臆せずズンズン前に出る根性は見上げたものです。根性有りすぎてコワイこともよくあるけど。東京でおいしいもんをたらふく食べて、また人脈を広げてきて下さい。おめでとうさん!!

 え〜。旅行の準備・下調べはほぼ終わりました。現在持っていく荷物の内容を選定中。衣類の基本は「現地スーパーで調達」(=「自分へのお土産」)になりそう。人へのお土産はベルギーチョコを中心に、日用雑貨と駄菓子類かな?もちろん安くてかさの低いやつね。あとはどれだけ自分達が楽しめるか!?にかかっております。帰ってきたら脱力するくらいの旅になれば・・・。あう!帰ったらすぐに年賀状作りが待っている!今年は自分の以外に3件作らねばならないのです。それを終えたら年内は旅の余韻でぼ〜っとするんでしょうな。(テロに巻き込まれてバリで爆死せず、飛行機も落ちずに無事帰って来れたなら)
さああとひと頑張り!!

2002年10月14日(月)

 さて、今日は更新情報からどうぞ!

  ・「映画のツボ」の中の 「MULHOLLAND DRIVE」(マルホランド・ドライヴ)
              「THE ROYAL TENENBAUMS」(ザ・ロイヤル・テネンバウムズ)
  ・「つれづれのツボ」(ここでーす!)
                                        以上です。

 今回アップした映画2本はどっちも私好みではありませんでした、残念ながら。次は何を見ようか・・・『アバウト・ア・ボーイ』が非常に良いという話は聞いているけど。見るかなー?

 パリ・ベルギー・ホンコン旅行の準備は着々と進んでおります。頭の中では何度シュミレーションしたことか...。現実もうまく行ってくれればいいのですが。さて。
今やらないといけないことは、風邪を治すことですね。早速ひいてしまったので。鼻風邪。風邪薬を飲むと効き目が続いている間だけは治ったような気がするけど、薬が切れるとまた元に戻る感じ。う〜。今日こそ早く寝ようと毎夜思うのですが。風邪をひいている方、さっさと寝ましょうね。おやすみなさい!!

2002年10月9日(水)

 10月に入ってしまいました。旅行までひと月を切りました。まあ見てやって下さい→オペラのチケットも到着しました!!従妹は去年パリ・オペラ・バスチーユにオペラを観に行って、爆睡してしまったそうです。さぞかし退屈だったのだろうと思ってその時の演目は?と聞くと、『パルジファル』(byワーグナー)で、タイトル・ロールを演じていたのがなんと、プラシド・ドミンゴ!!この派手な演目で爆睡できるのなら、今回私達が観る『ボリス・ゴドゥノフ』(byムソルグスキー とっても地味)など、109ユーロも払って寝に行くようなもの。しかも恐らくオーケストラ・ピットから数えて前から6列目。ここで寝てたらあかんと思うけど、多分寝ます。せっかく苦労して取ったチケットだけれど・・・。「どんな服を着ていったらいいのか?」とまたまた従妹に尋ねたら、『そやなー・・パジャマかな?どうせ寝るから。』とのこと。なるほどね。それくらいウエストや足回りの楽な服を着て、すぐ脱げる靴を履いて行けということらしいです。気持ちよく寝る、いや観劇するために!!

 チケットの件は一段落したので次は食べること。マイ・メニューの冊子が完成しました。メニューを書きながら、すでにこれは食べるぞ!と決めてしまったもの(Profiterole=小さいシューアイスの山の上に熱いチョコレートソースをかけたデザート。Gratin au chicon=ゆでたアンティーブをハムで包みホワイトソースをかけチーズをのせて焼いたもの。そしてもちろんMoules au vin blanc=ムール貝の白ワイン蒸し!)もあるくらい。「とっさの一言集」(「フォークを落としてしまったので新しいのをもらえますか?」とか「寒いので他の席に変えてください。」とか。)も付け加えて、これで一通りのことは言えて注文もできる「はず」なのですが、さてどうでしょう。その他トラブった時の電話のかけ方とか、ものを盗まれた時の対応とかもう一度確認して「旅のノート」にまとめないとね。(昔これをちゃんと調べておいて本当に命拾いしたことがあったので、絶対にやっとかないと!)ひとりで行くワケじゃないけど、もしひとりになっても自力で何とかできるようでないと、自由旅行に出る資格無しですよね、やっぱりね。
 てなことで、私はまだまだ終わらない旅の準備に少々嫌気がさしつつあり、、、ああまだ買い物にも行かないと。。。ユーロはどうやって持っていくか?なんでこんな時に円安なのか!?ちょっと嫌になってきてます。いつもこうなんですけどね、いざ出発となると「今まで調べたことを全部いちから追体験しに行くのかよ〜〜。もういいよ〜〜(×_×)」と憂鬱になってしまうのです。しかし、行ってしまえば狂ったように歩き回り何でも観て回るのがまた私であって・・・。

 今日自室でメニューを作っていると、何やら火薬のような今にも爆発しそうなきな臭い匂いが・・・「ガス漏れか!?」と思って台所に走ると、両親が前の畑で取れたジャガイモをゆでてタマネギを切っていました。フッ(~ー~) なかなか・・・秋ですねぇ。金木犀もあちこちで花を咲かせております。寒くなりました。風邪をひいている人も大勢います。気を付けましょう。そして短い秋を味わいましょう。さいなら!!

2002年9月30日(月)

 土曜日の深夜、パリ・オペラ座のチケット・ネット予約にチャレンジしてました。2時間かけてやっと・・・(T^T)。(なにをモタモタしていたか?それはなかなか良い席に当たらないので検索を繰り返しているうちに、ブラウザがとち狂ってしまったり・・そんなとこ。)眠くなってくるし段々席の善し悪しの判断がつかなくなってきて、「行てまえ!おりゃ!」と「送信」ボタンを押しました。(途中までは粘っていながら、最後の最後にわけのわからんことになる癖がまた・・・。)演目は「ボリス・ゴドノフ」(ムソルグスキー作曲)ちなみにジェームズ・コンロン指揮、もちろんパリ・オペラ座管弦楽団。内容まったく知りません。私達のパリ滞在期間中に見られる演目がこの「ボリス・・」と「Simon Boccanegra(by ヴェルディ)」と「Juliette ou la cle de songes(byマルティニュ)」の3本でした。オペラの先生の助手さんに尋ねたら、「ボリス・ゴドノフ」を推薦されたので決めました。予習しようかとCD屋さんで探したのですが予想を超える4枚組だったので断念。1階の舞台に向かって左側、前から6列目です多分。今何を考えているかというと、「こういう場所にはどんな格好をしてどんな顔をして行けばいいのだろう?」「万が一寝てしまったら西洋人の紳士淑女に白い目で見られる!?」「途中でトイレに行きたくなったら?(だってCD4枚組!!)」。もうひとつおまけにコメディー・フランセーズ(=フランス演劇の殿堂ですね)で舞台「DON JUAN(byモリエール)」(←これがモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の元ネタっていうのは本当の話でしょうか???)を見るんです。これもすでにチケット取ってます。1階の舞台に向かって右側、前から4列目。オペラは言葉が解らなくても「聴いてますよ〜。」と言えるけど、演劇は・・・。フランス演劇の殿堂なのでもちろんセリフは全部フランス語です。話の筋もはっきり言って知りません。さて〜〜〜。寝ないようにするにはオペラよりもこっちの方が至難の業かもしれない。まじで瞼にマジックで目ぇ描いて行きたい気分。いやいや、何事もチャレンジです!実際に見たらハマるかもしれんしね。こういう機会を持てるのも一緒に行くやっさんのお陰。楽しんで参りましょう。もうすでに隣の席に座った金髪碧眼の紳士淑女に『あら東洋人のお嬢ちゃん、フランス語がわかるのかい?』と聞かれたら、こう答えることに決めてます。『意味は解らないけど、言葉というのは美しい音楽のようなものですもの!ほっほっほ!』(ああ、まずこれを仏作文して行かなければ・・・。なんか手の込んだことになるな。けど誰にも質問してもらえなかったりして。)実際「音」として聴くだけでも綺麗らしいですよ、コメディー・フランセーズのセリフは。って全然知らないけど(^_^;)

 あと11月の旅行に関して予約しないといけないのはブリュッセルの宿。これはもうメールを送ってあるので返事がきたらそれでOKなのです。それと現地で不安なのは鉄道ですねー。移動日の前日に駅に行って確認するくらいしとかないと、当日トラブったらその日の予定が台無しになる恐れがある。よくあるもんね、「電車が壊れてるから明日はこれは走らないよー。」とか。当日ヒョコヒョコ電車乗りに行ったら予約客で満席で「何しに来たの?ふふん!」みたいなの。
 ああ、いよいよ迫ってきたという感じ。次に家ですることは「マイ・メニュー早見表」作り。肉・魚・野菜・味・調理法・デザートの各種名称をアルファベット順に並べて、簡単な辞書を作るのです。いきなりメニュー見せられても読めるわけない。でも食べたいものを食べたい!!妥協許すまじ!!少なくとも「あの人が食べてるのと同じもの・・」は1度も言わずにすませるのを目標に。えいえいおーw(^o^)W


※またもや私の従妹がミスコンの予選に通過したと言ってきました。今回は『全日本きものの女王コンテスト』(全日本きもの振興会主催)の予選通過。10月に「近畿大会」があって、それに残れば東京で全国大会があるそうな。このコンテストから女優になった人も多くて、従妹が今まで出てきたミスコンの中では一番規模が大きくメジャーみたい。きっとまた一芸披露でオペラの一節など歌い上げるのでしょう。(音大の声楽科を出ていて、今も時々ステージで歌ってるのです。)おもろい奴です。近畿大会通って東京行っておいしいもん食べて来ーい。ちなみに、女優を目指しているわけではないそうです。『自分へのチャレンジや!!』だそうです。あ、みやこさん、『ボリス・ゴドノフ』のURL教えてくれてありがとう。話の筋はこれでわかったわ。

2002年9月24日(火)

 先週、またまた大山崎山荘美術館と、「メトロポリタン美術館展」と、京都の「ギャラリー中井」で開かれていた具象平面作家4人による「グループ礫(れき)展」に行って来ました。

 大山崎山荘は今回は写真の廣瀬智央氏+モネという展示でした。廣瀬氏の作品は世界各地で撮影した空の写真。小さい写真がモネの合間合間にポンポンと置いてある感じでした。モネとのコラボレーションという意味ではどうだったのかなぁ?展示されている写真とは別に、売店で空の絵はがきを買って美術館のポストに入れると、はがきを廣瀬氏がイタリアから送り返してくれるというプロジェクトもやってて、私も投函してきました。宛先は自分ではありません・・2ヶ月後、届いてからのお楽しみ!廣瀬氏は今回会場展示は写真のみでしたが、色彩と香りなどを使用したインスタレーションなども制作しているようです。そっちの方が見たかったかな。送迎バスを降りてから美術館までの緑のトンネルの道はすごく気持ちよかったです。気温も下がってきたし、緑はまだ青々してるし。風はさわやかやし。まだ行ったことのない方はぜひ行ってみてください。睡蓮の池をぼーっと見るだけでも楽しいですよ。鯉にちょっかいかけるのも楽しい!

 「メトロポリタン美術館展」は何の期待もせずに見に行ったのですが、最後の部屋に思いがけずバルテュス(主に少女や女性を、エロチシズムと奇妙な緊張感をもって執拗に描いたフランスの画家)の絵が3枚あって、びっくりしました。バルテュスを他の作家の作品と同時に見るのが初めてだったので、そのあまりの密度の濃さ、ベクトルの違いに驚きました。周りの作品とは一線を画していました。改めてすごかったです。一応エコール・ド・パリの末裔に当たると解釈されているようですが、エコール・ド・パリ自体が曖昧なくくりの派であることがよくわかる美術展でもありました。


 さて。礫展関係の皆さん見てるでしょうか?
今回は17回目の礫展でした。私が最後に礫展に参加したのは、1995年の第11回展でした。もう7〜8年前になるんですね。早い。
今回見た感想は、「良いグループ展やなー。」です。メンバーの4人は、個々それぞれの道を見据えて着実に描いているという印象が強くあり、すごく良いバランスで4人がいて、誰の作品も他の人に変にひっぱられていなくて、こういうグループは本当に珍しい。それはある程度のキャリアを持った人が集まっているからでもあるのですが。充実してきているなー、という感じです。
・O西先生。モデルを得たサカナ。私は何を描くにしても、自分の中の主観的な印象と現実の中間を描くので、先生のような仕事はとてもできない。先生の目は醒めている。人を描いても物を描いても。
・Y根君。「描くのがしんどい」と語っていましたが、そんな風に見えないのが不思議。でも4人の作品の中で一番人の目を引きつけるのが彼の絵であることは確か。色使いの艶っぽいところとかね。物体の質感とか。ああいうのを「フェロモン(←ひと昔前の死語か?)絵画」とでもいうのかな?
・M藤君。すごく神経使ってモチーフを組んでいる。でも描かない方がいい物は、見えていても描かずに済ませてるところが良いと思う。写実ではあっても画面上で作ることもまた有りだから。描写がきちんと出来てない部分が少しあって、そこが気になるけど。
・Y下君。ちょっと工芸的になってきつつあるのは意識してやってること?ではないなら、マテリアルの物質感を出してみても良いのでは?と思ったり。「なんで植物を描いてるの?」という問に対する答えがひょっとして弱いのでは?と思ったり。

 以上が礫展の感想でした。一方的にこんなとこに書いて反論のある方もいるかもしれませんが、お許しを。怒ってたら「怒ってるぞ!」と言って下さい。

 それではまた!本日は展覧会の感想3本立てでした!

2002年9月7日(土)

 久しぶりに大量に更新しました!まずは更新情報をどうぞ!!

 「映画のツボ」の中の
    ・「DVD HEDWIG AND ANGRY INCH+ドキュメンタリー WHETHER YOU LIKE IT OR NOT」
    ・「THE TIME MACHINE(タイムマシン)」
 「QUEENのツボ」の中の
    ・「SUPER ROCK GUIDE QUEEN」
 「つれづれのツボ」(ココ!)

 ということですー。

 DVD「HEDWIG AND ANGRY INCH」は待ちに待った発売で、発売予定日の前日に店頭に並んでいるのを発見!!即買ってしまいました。しかし私はこの映画を見て「良かった!」という人の声を聞いたことがないので(私の周りで見たのはながさかだけ。でも「楽しかったけどね。映画としてはイマイチかなー。ヘドウィグ役の人はチャーミングやったな〜」という意見に止まり。)、私ひとりがこんなに熱狂しているのがバカみたい〜〜。な感じ。みんな騙されたと思って見てよねー。ふん!

 11月の「夢のパリ・ブリュッセル・ゲント・ツア〜+なぜか香港半日」はいよいよ現実味を帯びて参りました!!飛行機とパリのホテルの手配を只今某H先生(この某H先生は私の愛する「チョコ・エッグ」の動物を作っている「海洋堂」の社長さんと友達らしい。いいな〜。エゾリスもう1匹欲しいよ〜!)に依頼中。あとは飛行機が取れたらベルギーのホテルの予約。ブリュッセルの1大名所「GRAND PLACE(グラン・プラス)」にある旧ギルド・ハウス「ブラバン公の館」の中にあるホテルに泊まることを画策中。でも予算(1泊85ユーロくらい)よりちょと高めなんですね。GRAND PLACEに面していない部屋でも1泊ダブルで98ユーロ(98×116円=11368円)します。と言ってもひとり5684円なので、日本でビジネスに泊まってもこれくらい払うので、安いと言えば安いんですけど。ホテルにメールで色々根ほり葉ほり聞いてみたので、後は予約を入れるべきか否か...。予算内の他のホテルにするべきか...。迷うところです。あと飛行機が取れたらしないといけないのは、パリ・オペラ座のオペラ(「ボリス・ゴドノフ」(Byムソルグスキー)の予定)のチケットとコメディー・フランセーズで見る舞台(「ドン・ファン」(Byモリエール)の予定)のチケットの予約。今はインターネットがあるから、言葉の問題さえなんとかクリアすれば辞書引き引きでもこんな極東の国の家からチケットを取れるんです。便利な世の中になりましたー。ホテルだってそうですよ。インターネットで探したら部屋の写真とか値段とか地図とか全部出てくるんです。まったくね〜!世界は狭くなりました!!あとは飛行機に10何時間も乗らずに行けたら文句無いんですけど。いくらなんでもそれは無理でしょうね。

 さて。全部上手く進むことを祈りつつ。本日これまでで〜す!!さいなら。


※9月5日はフレディー・マーキュリーの56回目の誕生日でした。おめでとうでした。そうかー。まだそんな歳かー。まだまだ歌っていられたのにねぇ。

2002年8月28日(水)

 金沢に出発する前に搬入したコンクールの結果は『入選』でした。『賞金が欲しい〜!!』と騒いでいた割に平々凡々な結果に自分でも苦笑しております。(^_^;)人間、欲を出すとロクなことはありません。身の程を知れ〜!という感じで、「反省」。もそっと謙虚にならないといけませんね。(でも落選しなくてよかった〜〜〜ホッ。)これからの予定は年明け搬入のコンクールに出そう!と思っていたのですが、それよか小さくても個展やった方が身に付くものが多いよな〜とか思ってもいて、どうするかな〜。
(ちなみに今回入選した作品は北海道のとある村でしか展示されないので、今この「つれづれ」を読んでくれている皆さんには見ていただけません。見ていただけるとするならば恐らく次の個展ではないかと。。。言うまでもありませんが今のところ次の個展の予定はございません(^_^;)ごめんなさい。)

 作品を描く上で「コンクール」と「個展」の大きな違いは、まずコンクールの場合は、1枚の作品が完成されたひとつの「世界」を持っていて、その1枚に作者が表現したいことが出来る限り現れていなければならないこと。(「私が表現したいことは1枚の絵では表せません!」というのが通用しない。)画面のサイズがどうしても大きくなること。毎年搬入時期が決められている(当たり前ですが)こと。(特に団体展は、出し始めたらどんな状態であっても毎年出品し続けなければ団体展のシステムから落伍するので、制約が多すぎて私はこれを全部クリアするのは無理!)個展は1点1点の作品は独立していなくても、複数をひとつの空間に配置することで全体をひとつの作品として提示できる。大きさも点数も全体の構想に合わせて描いたらいいし、もちろん時期も自分で決めることができる。全部自分で操作できるところが全然違う。当然事務的な作業も含めて良いも悪いも全ての結果が自分に返ってくる。100パーセント納得ですよ。
(どっかの知らない人に「落選」にされることもないしね!(^_^))

 という風に考えていくと個展するに越したことは無いので、やっぱり個展かな〜。ん〜。なんでこんなに考えるかというと、コンクールに出すと入選すれば経歴として書けるわけなんですよ。個展やることもいいんですけど、私のような無名の人間はどうしても「(第三者の評価を受けずに)勝手にやってる」という雰囲気があって、客観的に納得してもらうにはやっぱり団体展なりコンクールなりの「対外活動」があると、(それがどんなレベルのどういう展覧会であろうと)「ああ。コンクールにも出してるんですね。」と(なぜか私にはよくわからないけど)納得してもらえる場面もあるし。それに「佳作受賞」とか書けるともっと納得してもらえるし。作家さんにもある程度は自分自身のキャリアの計画性って必要だと思いますよ。私は作家だから作品つくることに全力使い果たしてあとのことは知りません、というのは今どきかなりマヌケで自分と自分の作品に対しても無責任だと思う。やるからには出来る限り良い状況で発表しないとね!
とりあえず今年はコンクールに1個出したということで終わりにして。これから個展の準備するかなー。と言いつつまた気が変わって100号とか描いて送ってたりしてね。はは(^_^;)

 作品を制作して発表している皆さん、悩みは尽きませんね。お互い。頑張りましょうね。あーあ。

(姉には「アンタ材料費とか経費かけてたかが数万円しか賞金出えへんのに、アシ出まくりちゃうん!?」とバカにされますが、今回賞金も手に入らずおっしゃるとーり出費ばっかりよー。でもそれが確実に積み重ねになるんで〜!くちょ〜!!((((ヽ(`ヘ´)丿覚えてろよ〜〜! )

2002年8月18日(日)

 突然ですが、明日8月19日(月)夜放送の時代劇『暴れん坊将軍』私の従妹が出ます!!なんでもエキストラのオーディションに合格したそうで、京都は太秦の映画村で撮影してきたそうです。(主役の松平健さんとのツーショット写真も撮ってきてました。)出演したのは、子供連れの女の人(=うちの従妹)が通りを歩いていると、別の子供が走ってきて風車かなんかを連れてる子に渡して、もらった子が「ありがとう!」という、そんな場面だそうです。果たして本当に放送で使われるのか!?とりあえずビデオを撮っておいて後でゆっくり検証したいと思います。(かつて「仮面ライダー・クウガ」にエキストラ出演したさゆりちゃんは、喫茶店の客役で、後ろ姿がチラッと映っただけでガックリだったとか...)

 今日はこのお知らせだけです。多分この「つれづれ」を読んだ人は放送には間に合わないと思うけど。(まあそんなこと、身内でなければ興味無いわなー。)


 ※金沢の同窓の人で初めてこのページを見に来てくれた皆様へ。
この間の写真は見てもらえたでしょうか???びっくらこいたでしょ〜?こんなことやってるんですよ、私。最近絵はけっこう調子良いし、QUEENにも大学時代以来かつて無いくらい狂ってるし、とりあえず元気です。また作品の感想やなんかあったら、表紙のいちばん下にある、パタパタしてる手紙をクリックしてもらったらメールを送れるようになってるので、何か書いて送ってみて下さい。ほんでは!

2002年8月16日(金)

 行って来ました。『大山崎山荘美術館』の「水の流れ、水の重なり展」。
 館蔵品の陶器類については知識が無く、よく解らなくて「この棚の中ではこれが好き」「これは使えそう」「これは絵付けがいいなぁ」とか、ただ好みで見ていただけでしたが。あそこは建物全体がとても良い雰囲気で、正に古き良き時代のモダンな風流人の別荘です。モネの「睡蓮」シリーズも4枚掛けてあって、久しぶりに「睡蓮さん、お元気でしたか!」という感じです。モネコーナーの警備員さんがお客さんに「モネはね、近くで見るとぼやけてるけど、離れて見ると睡蓮が浮き出してきてすごいんですよ!」と説明していました。身内にも愛されているのね睡蓮さん(^^)
 それと、今回楽しみにしていたのは須田悦弘(すだ・よしひろ)さんという作家さんの作品展示です。それを探して歩くのが宝探しみたいで非常に楽しかったです。この須田さんという方は平たく言えば木の彫刻作品を作っている方なんですが、一般的に考えられる木彫とかなり変わっている(ある意味変わってないとも言えるけど)のは、実物大の雑草や葉っぱや花を1片の木から彫り出し、実物そっくりに彩色してるところ。これどういうことか解りますか?『本物と見分けがつかない!』『でも本物じゃないから枯れることも無いし、どこにでも設置可能!』ってことなんです。で、展示もそういうふうになっていて、例えばショーウィンドウの中に掛け軸がかかってて、その横の壁から突然百合の花(←当然須田氏の作品)が生えていたり、二重窓の間に5センチぐらいの枯葉(←これまた須田氏の作品)が1枚ひらっとはさまっていたり・・・陶器が並んでいるショー・ケースの隅に3センチぐらいの雑草(←やっぱり須田氏の作品)がふっと生えていたり・・。もちろんキャプションなんか付いてなくて、一応美術館に入った時に「作品設置地図」をもらったんですが、それを見てもなかなか見つけるのが難しいくらい小さくてね。これは楽しかったです!!で、やっぱりダメダメな私はあと1点作品を見逃したことに、帰りの電車の中で気付きまして・・・ああ!庭の池にある飛び石にも雑草があったんですよ〜〜〜!!!!!もうイヤ!
 そんなことで須田氏の作品はとても楽しいある種『出会い系』の作品でした。こういう出会い系の作品は私の友人ながさかもやってるのでその苦労はよく解るのですが、まず『認知してもらう』ことから始めないといけないのが大変。今回のように美術館という場では地図を配ったりパンフレットを配ったりして、「こういう作品がこのように設置してあります」と知らせることができるけど、そうじゃない場合は「作品があるよ」という事実さえ知ってもらえないこともある。植物や雑草を木で彫ってギャラリーに展示するだけで終わらない作品制作の大変さは、そういう対外的なアピールが必要なところにあると思う。今は須田氏も評価されているからそういう点は了解済みで作品発表もできるだろうけど、最初の頃は悔しい思いをしてただろうな、と・・・。そんなことまで考えてしまいました。ん?なんか純粋な作品の見方じゃないですかね?でもこの方のしてることは、私にはちっとも違和感は無いです。「これは絶対やってて楽しいわ!」と思いますもん。それにどういう意味があるのか?って問われれば、作る本人が楽しくて見る人も楽しければ良いんじゃないの!としか答えられないけど。それは滅多に無いもの凄いことなんですよ!!そう思いませんか!?(作る本人は満足してて、批評家なんかから評価もされてて、でも普通に見る側の人間にとってはおもしろくも楽しくもない作品は山ほどある!)
 その後京都の町をぶらぶらしたのですが、コンクリートやアスファルトの隙間からふいっと生えてる雑草を見つける度に「あ。須田さんの作品!」と心の中でつぶやいてしまいました。植物の存在の在り様がホントにそっくりなんですよね。

 ということで『大山崎山荘美術館レポート』でした!

2002年8月13日(火)

 ただいまです〜!
 金沢から帰って来ました。いやはや疲れました。ご飯を食べられなくなるほど疲れたのは久しぶりです。やっぱりお葬式がかなり応えました。よぼよぼ...。
 金沢で集まった人はクラスの半分弱(油絵のクラスは一学年25人しかいないのでした)だったけど、みんな全然変わってなくて逆に奇妙でおかしかったです。と言っても、私が本当に卒業以来会っていなかった人は2人だけだったんですけどね。あんなに変わらないとは思ってませんでした。みんな仕事してて、結婚してて、ボチボチ自分の作品も作ってて、ちゃんとお父さんお母さんにもなってるんですよ!なんて不思議な集団なんだ〜!!
 私はナント今年2度目の金沢だったのですが、続けて行ってると慣れるもので、自分が学生としてこの街に住んでいたことが不思議に思えてきました。あれは夢だったのではないか!?と。ああでも、金沢に行っていなければ今の私は間違いなく存在していないわけで、絵も続けてなかったかもしれないし。。。やはり金沢時代は私の宝物です。私に宝を授けてくれたクラスの人々に感謝(-人-)。今回体調悪かったことだけが残念でしたー。
(幹事の上出さん、今回お疲れさまでした。絵本出版されたら必ず買うよ!!でも歩くの早すぎ〜〜!!ほんでもって元気すぎ〜〜!しゃべりすぎ〜〜!でもありがとう!!)

 さて。今日から4日間お盆休みなんですけど、明後日アサヒビールの美術館『大山崎山荘』に「水の流れ、水の重なり」という企画展を見に行きます。ここはモネの睡蓮を何枚か所蔵していて、それも見たいな〜。暑いでしょうけど、根性出して言ってきます。あとは次の作品を描く下準備でもしようかな。地塗りしたり筆洗器の油換えたり。あんまり休まずに次にかからないと、また締め切りに追いつめられて自滅の道をゆく可能性が...。ああ、がんばろっと。
 こないだ映画も1本見たけどそれ書いてる暇ないわ〜。余裕ができたら書くかもしれませんけどね。では今日はこの辺で。

2002年8月10日(土)

 へろへろ〜〜〜〜。
文字通り「盆」と「葬式」と「内職」と「制作」が一気に襲いかかって来た1週間でした。

 おばあちゃんは私が絵を描き終わって、イラストの下絵を全部完成させてから亡くなりました。孫孝行なおばあちゃんです。ありがたい。ばあちゃ〜〜ん!!ありがとね〜!などと書くと非常識ですか???しかし、痴呆が進行して何が何だかすっかり解らなくなってから長かったので、正直『楽になってよかったね。』とも思うんですよね。クオリティ・オブ・ライフという観点からすると、どういう状態で生き続けるかは非常に重要だと思うし。。。それは本人にしか解らない・・というか本人でもなかなか「私はこうだ!」と言い切れる人は少ないのではないかと思うのですが。まあ、ばあちゃんがどう感じていたかはばあちゃんにしか解らないので、私が『良かったね。』と思うのも勝手な考えに過ぎないですね。ただ、ばあちゃんは10年ほどかけて、事実上『少しずつ死んでいった』ので、家族はそれを少しずつ受け入れることでショックを和らげてもらえたと思います。(元気だった家族をある日突然亡くした人のショックは、私の想像を絶します。)この約10年の間には大変なこともあったけど、家族が『おばあちゃんには十分関わった』という実感を持ったことはかなり意味があると思います。うん。ばあちゃん。。。

 そして、孫孝行なおばあちゃんのお陰で私は金沢の同窓会にも行けるという寸法です。やった!!(私の人格疑わないでね!)今朝の雷鳥で旅立ちま〜す!もうへろんへろんなんですが、行ってくるゾ。ながさかが『日曜日に海(権現森-ごんげんもり-のことやろうな)に行こうよ〜』とかふざけたこと言ってるけど、私が今この状態でそんなことしたら、絶対塩吹いて干からびるので行かないよ〜だ!それより『ピンポン』(映画ね!)見ようよ!!

 さて。もう寝ますね。さっきHPのカウンターを見たら増えていたので、『こりゃ〜ひとこと挨拶ぐらいしとかなあかんな。』と思って「つれづれ」を書きました。それでは皆様良いお盆休みを!!車で長旅をされる人は事故を起こさないようにしてね!!行って来ま〜す!!!

2002年8月4日(日)

 C'est fini ! ! ! ! ! (終了!!!!!)
 何が" fini " かと言うと、絵が" fini " なんです。終わったというか、終わらせました。
許して下さいっっ!もう限界ですぅ〜〜!!\(TOT)/!というのが正直なところ。
もうダメですね。いくら描いてもちっとも積み上がって行かないという感じ。徒労ってやつです。
こうなったらお終いです。止めた方がいいです。この先は続ければ続ける程、事態が悪化して行く、そのいっぱいいっぱいのとこが来たということです。
 作品がダメになる時というのは、必ず構想の段階でどこか無理(技術的・物理的・時間的...etc.)があって、最初から良い絵は描けないようになっているみたい。逆に言うと、構想とそれを実現するための物理的な準備がしっかりしていて自分のヴィジョンが明確であれば、後はひたすらそれを描き表して行けばいいわけで...。わかってるんですけどねぇ。
今回は2枚を同時進行させていましたが、1枚は『よっしゃぁぁ〜〜〜!!!!(~v~)9』なんですが、もう1枚が『とほ〜...(;.;)』です。写真資料の量的にも構図的にも構想段階から無理があって、自分が頭の中で描いていた表象からはほど遠い出来となりました。これ、よくやるんですけど、今回もやってしまいました。今ここで終わらせることができたのは、むしろラッキーかもしれません。締め切りに救われたかも...。
いずれにせよ、もう完成と決めたから完成です。終わりです。へへへ〜だ!!ザマーミロ!!((~ー~)誰に言ってる!?)あとは天命を待つのみ。(-人-)

 で、これから木曜日まではイラストの内職をスゴイ勢いでこなすからね〜〜!!待っててね〜ひかるちゃん!それが済んだら金沢へGo!Go!Go〜〜!!!甘エビ刺身食べるぞ〜!お〜〜w(^o^)W!!


◎本日の特別付録!!ワタクシが自作しました「ニコちゃんのゲーム」です。→ ココをClickして遊んでみてね!!(注・遊ぶには、Flash Playerが必要です!)

2002年8月1日(木)

 どひゃ〜!!!!!もう8月ですよ!どうします!?って、どうしようもないんですけど。

 今日は"いなかどっとコム"さんをお休みにしてもらって家で絵を描いているんですが、とにかく部屋が暑くて(外はもっと暑いに違いないけど、怖くて出られない)、集中が全然続かないので困ったもんです。搬入が迫っているのであと描けるのは3日ほどなのに、頭がまったく働かなくて同じ箇所を何度も何度も描いたり消したり...グルグル回っている感じ。イカンイカン〜!!ああ〜!クーラーなんかあったら、さぞ快適なんでしょうなぁ。賞金もらったらエアコンでも買いましょうかね。ああ。また夢物語を....いよいよ脳味噌が溶けてきたかぁ〜〜!?

 先日大変遅ればせながら、英国のエリザベス女王二世在位50年のイベント『Party at The Palais』を見ました。国内外から集められたポップ・ロック界の有名どころが大挙して出演していました。QUEENからはもちろん、ブライアン・メイとロジャー・テイラー、そして現在LONDONで上演中のQUEENが楽曲提供&制作参加しているミュージカル『We Wille Rock You』(←このミュージカル、例によって批評家からは酷評されてるけど、連日大入り満員で劇場の観客動員記録を作っているらしい。)出演者が共演。『Radio Ga Ga』『We Are The Champions』の後、全員で生で『Bohemian Rhapsody』を演りました。リードヴォーカルをとったのは、ミュージカルでも恐らく主役を演じている男の子。尖った鼻、大きめの口、黒髪で華奢な体型はフレディーに似てますが、かなりナヨナヨしてて、西城秀樹的しゃくり上げる歌唱がちょっと気味悪かったです。でも高音部までしっかり声が出てて、晩年のフレディーよりも出てたくらい。そして例の「オペラティック・パ−ト」ですが、忠実に再現してましたね!ただやっぱりヴォーカルが弱いので「へ〜。よくやってるやん!!」止まりなんですけど。なかなか新鮮でした。
でも...これは言っても仕方ないけど『なんでここにおらへんねん!ふれでぃ〜!!(ノヘ;)..』と思いました。本物のQUEENのお祝いに同じく"本物のQUEEN"であるフレディーが王冠にローブをまとって出てくる!!これ以上無い演出ですよね!!このコンサートのトリをつとめたのはもちろん、元ビートルズのポール・マッカートニーでしたが、もしQUEENが4人揃っていたら、ここは当然QUEENがメインでポールがそれに加わって、ポールとフレディーのツイン・ヴォーカルでQUEENが最後を飾ったはずなのに!!やはり彼はあまりに早く世を去りすぎました。彼らにしか実現不可能なこんなにオイシイ舞台が待っていたというのに。。。

 こういう大きなイベントを見るといつも思いますが、米国や英国って自国出身アーティストだけを集めたとしても、世界のヒット・チャートを十分網羅するだけのメンツを集めることができるんですね。一国の元首のお祝いなのに世界中に配信するところもまた英国という国の影響力の誇示というか。それを喜んで見てしまう極東の島の私達って...。同じ島国でこうも違うのか!とにかくすごいパワーです。大英帝国。


 さて、そろそろ仕事に戻ります。夜になっても気温が下がらないから、夜通し扇風機ブンブン回しっぱなし。そのうち風邪ひくやろな〜。みなさんも冷房などの効かせすぎにはくれぐれもお気をつけて。ではさようなら!!


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