BRIO

[フ] ブリオ
木のおもちゃBRIO 実はポケモンは好きです。あの進化の仕組はとてもよく考えられていると思う。子供と一緒になって、モンスターの進化表に見入ってしまいます。でも、電池が入ってて電子音が鳴るようなおもちゃは、やっぱり好きになれません。

いいのは木のおもちゃです。木をけずって何かを作ること、うちの子には得意になってほしいと思う。たくさんある中で、スウェーデンのBRIO社が出している鉄道系のものが大変気に入っています。

ブリオはパーツを組み合わせて自由にレールのレイアウトが作れる、プラレールの元祖みたいなおもちゃ。レール板と板の凸と凹を組み合わせるだけの単純さ。いい木を使っているから白木の色が美しい、ささくれだたない、いつまでも壊れない。このシンプルな品質が素晴らしいのです。これから子供が生まれる方にはぜったいお勧め。「赤ちゃん本舗」なんかで手に入ると思います。ただし、高いです。橋とか鉄道のターンテーブルとか、ちょっと面白いパーツだと、1つ3000円とか4000円します。どんどん世界を広げていこうというわけにいきません。

よくしたもので、これよりずっと安いアジアのメーカーで「compatible with Brio」をうたい文句にしているウィスリングディキシーというのがあります。文字どおり、造りはあらいが、ブリオのレールにウィスリングディキシーのレールをつなげることができるのです。パーツをどどっと増やしたいときにはここのを混ぜるといいでしょう。

でも、やっぱりブリオの方が木の色がいいんです。

うちの近所の商店街(天神橋三丁目)の子供服屋さんで、店先にテーブルを出してブリオのパーツを置き、「ご自由に遊んでください」と書いてくれている店があります。思わず飛び込んで店主の方と話してみると、このおじさんも本当にブリオが好きなようでした。彼曰く、

「ああやって店先に出しておいて何人もが触って、それでも十何年、壊れもしないでよく保ってるからね。色はすぐ真っ黒になるけど、お湯で洗ったら新品みたいに復活するからすごいですよ」

ということでした。



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