LIVE KILLERS
1979/6/22(UK)Released
DISC1
1.WE WILL ROCK YOU
2.LET ME ENTERTAIN YOU
3.DEATH ON TWO LEGS
4.KILLER QUEEN
5.BICYCLE RACE
6.I'M IN LOVE WITH MY CAR
7.GET DOWN, MAKE LOVE
8.YOU'RE MY BEST FRIEND
9.NOW I'M HERE
10.DREAMER'S BALL
11.LOVE OF MY LIFE
12.'39
13.KEEP YOURSELF ALIVE
DISC2
1.DON'T STOP ME NOW
2.SPREAD YOUR WINGS
3.BRIGHTON ROCK
4.BOHEMIAN RHAPSODY
5.TIE YOUR MOTHER DOWN
6.SHEER HEART ATTACK
7.WE WILL ROCK YOU
8.WE ARE THE CHAMPIONS
9.GOD SAVE THE QUEEN

アルバム「LIVE KILLERS」について。
 メンバー全員が公然と「失敗」を認めているライヴ・アルバムの登場です。作ったことを忘れたいらしいです。なんですかそれは!!
 二枚組です。発売当初は当然レコード盤でした。赤と緑のカラー・レコードだったそうです。ジャケット写真は日本人カメラマンが撮った日本公演時のものですが、その時の音源はここでは使われていません。これまたどういうことでしょうね。音源は20箇所近いLIVEのものを、ぶちぶち切り離して使っています。音が気に入らないところにはオーヴァーダビングしたり、かなり小細工していじり倒しているとか...。DISC2-4.ではオペラ部分のテープの回転速度が早すぎだったとか。とにかく良いこと何も無い!?みたいな感じですが、ここは良いとこを頑張って見つけてみましょう。
 DISC1-3.ではこの曲を捧げたかつてのレコード会社の担当者の名前を叫んでいるようで、ピーピーピーという電子音で消されています。ははは...。DISC1-5.BICYCLE RACEはLIVEでするのは珍しいのでは...?出来はそんなにいいとは思えないけど。LIVEでは難しい曲なんでしょう。後に出る"LIVE AT WEMBREY '86でも感心するのは、彼らのLIVEでのアコースティック・コーナー。ここでもそれは素晴らしいです。DISC1-10.〜12.がそれです。バンドのほぼ全員(ジョン・ディーコンはLIVEでは歌っていることもあるが、マイクは切られているという話もある。レコーディングでは歌ったことがない。)が歌えるというのは強い!!コーラスが非常に上手で美しい。2人は声がハスキーでややこもりがち。その2声をバックにしてフレディーの澄んだまっすぐな声がとてもよく映えます。ここでのフレディーは声がよく出ていて非常によろしい!!12.はアルバムではブライアンが歌っているのですが、ここではフレディーがリード・ヴォーカルを取っています。また、11.と12.の間にメンバー紹介もしています。こういうのが聴けるのもLIVE盤の楽しみですね。
 DISC2では1.と2.が圧巻。声も出てるしハモりも良いし良い出来です。4.はなんでか"MUSTAPHA"(アルバム"JAZZ"収録)のアカペラで始まります。6.もアルバムではロジャー・テイラーがリード・ヴォーカルですが、ここではフレディーが歌っています。曲の合間に「金のためには歌わなくっちゃね!!」とか不敵なことを言うフレディー・マーキュリー。(それも半分本気に聞こえる...彼が言うと。)これだけ楽しませてくれたらそれも許そう。そんなアルバムです。後の「LIVE AT WEMBREY '86」には到底届きませんが...。こんなもんでいかがでしょうか?

CLOSE
(このウィンドウを閉じると前のページに戻ります。)