(※上画像はイメージです。実際のライブ等とは異なります。)
(※静止画です。アニメではないので動きません。今のことろ。)
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『平沢進 LIVE PHONON 2553/勝手にリポート:番外編 その1』

2010年2月26日(金)18:30開場 19:00開演
2010年2月27日(土)18:30開場 19:00開演
2010年2月28日(日)17:30開場 18:00開演
 
LIQUID ROOM(東京/恵比寿)
 
 
出演
 
平沢進
 
 
楽器
 
Tarbo(ギター)
Ice9(ギター)
モズライト(ギター)
レーザーハープ×2台
 
 
(※専門用語説明は、華麗にすっ飛ばさせていただきます。悪しからず。)
 
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リポート:番外編 その1

 
 
さてさて、「番外編その1」は、おなじオーディエンスの皆様を敵に回すかもしれない凶暴企画。
 
『激白:どんな風に見えなかったか語りまSHOW!“(`ω´)ノ彡☆』
 
《警告!:高身長の方はここは読まない方がよいです。言っておきますが、あなた方が悪いわけではない。身長に不具合があるくせに前に行って突っ立ってる私が悪い。これ原則ですから!》
 
 
要するに誰が悪いかというと、こんなに身長が不自由でありながら、それでもフロアの中央に行って立ってる私が一番悪いんだし、見えない事分かってるのに文句言うな!の世界であることも承知しているけど。
 
要約すると、『自分がD!』ということなんだけど。
 
でも、見えないなら見えないなりに、『「見えない」ということをいかに楽しむか』という、発想の転換でもしないと、やってられないじゃないですか?全国の身長が不自由な皆さん!
 
「こんな風に見えたよ〜(´▽`)」
「こんな風に聴こえたよ〜(´▽`)」
 
というリポートがあるなら、同じように
 
「こんな風に見えなかったよ〜(´▽`)」
 
という感想があってもよいのではと。
で、それをこの際、バカイラストでご紹介してみよう、と。
「うっわ〜。なにこのバカ?」と思っていただいてけっこう。
 
 
《基本情報:私は10cm近い厚底靴をはいても160cmになるかならないかという程度の身長です。(もっと小さい方ごめんなさい!)基本的に、フロアに普通に立ってると、前方にいらっしゃる方々の影に隠れてしまい、ステージの平沢さんのおデコから上、よく見えても目から上しか見えません。あとは、ノリで左右に揺れて下さる人と人の間に出来る隙間を縫って首を出し、たまたま見える範囲、、、ある時は顔から上、メチャ運がいい時は手元から上などを、ランダムに開くわずかな隙間に合わせて体を左右に素早くひねりつつチラ見するのが、ライブ鑑賞の基本です。》
 
 
 
では、レッツゴー!
 
 
 
 
 
 
● 初日はこうだった ●

 
 
さすがに平日だけあって、お客さんが少ない気配。チケットは完売したと思うけど、3日間終わってみると、フロアはこの日が一番空いてて前後左右の人と余裕があった気がしますね。
 
例によって、センターの出来るだけ前のポジションを確保。(以前左右に寄って、音の偏りが凄くて耳が破壊された経験により、センターを選択しております。)
 
周辺状況を確認したところ、あまり巨大な方はいらっしゃらない様子。とりあえず安堵。
でも、実は敵は身長だけではなかったということが、この日の教訓。
 
ライブが始まったー!(≧∇≦)
 
え・・・・?
 
「人が動いてくれない・・・ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」

(※実際はこんな前にはおりませんでした)
 
え・・・なんかおかしいぞ!
私の前に中背のお兄さんが2人、ぴったりと寄り添って立っておられる。(カップルじゃないと思うけど。多分。笑)
私のすぐ左隣にはこれまた中背のお姉さんが1人。
ライブが始まっても、この3人さん、縦にも横にもまーったく動いてくれない。微動だにしない。
私クラスの身長の不自由な人ともなると、人と人との間に開くわずかな隙間、明日への扉が命!の超ニッチ産業なのです、上にも書いたとおり。
つまり、前のお兄さん2人が動かないということは、私の前に開かずの扉があるも同然。ということで、私に残された明日への扉は、お兄さん2人の左右隣の方が左右方向に揺れて下さる一瞬に開く2カ所のみ。
が!私の左隣のお姉さんが微動だにされないため、私自身左方向に体を動かすことが叶わない。
ということは、私に残された明日への扉はただ1カ所!
立ちはだかる前方のお兄さん2人の、そのすぐ右隣にいらっしゃる方が、右方向に揺れて下さる一瞬に開く間隙のみ!!!これが開いた一瞬を狙って素早く右方向に体をひねる!!
う・・・。これは苦しい闘いだ・・・(゚Д゚;)
 
でも、振り返ってみれば、この日はまだよく見えた(と言っても見えてないんだけど)方だったのでありました。
 
私のすぐ右隣の方と、前のお兄さんの右隣の方、左右に揺れて下さってありがとう・・
今日私が平沢さんをチラ見できたのは、あなたたちのお陰です・・・(;ω;)
 
【本日の見えない率:85パーセント】
 
では、続いて『中日』行ってみよー。
 
 
 
 
 
 
● 中日はこうなった ●

 
 
よし!今日もセンターに立つぞ!(懲りないねまったくもう)
 
本編リポート『中日』でも書いたように、この日は大失態!厚底靴に履き替えるのを忘れて、会場に入ってしまった!最悪〜 =( ̄□ ̄;)⇒
 
もうこの時点で今日は何も見えないと諦めたんですが、周辺状況を確認したところ、
 
「あれ?今日は前にいらっしゃる皆さんが小柄かも?」
 
と、思ったのもつかの間。

(※実際はこんな前にはおりませんでした)
 
ライブが始まってすぐ気がついたのは、その低身長地帯に凛々しく立つひとつの影。
頭ひとつ分抜きん出たその「影」は、ちょうど平沢さんと私を結んだ直線上に位置し、ぴったりと平沢さんに重なり、私の視界からまるでイリュージョンのように、平沢さんを消し去っていたのでした。
 
もう、一人心の中で大爆笑!!ヾ(≧▽≦)ノハハハ☆
 
ここまで来ると、愉快ですわー!
しかも、その「影の御方」はヨコノリではなくタテノリをなさるタイプの御方であらしゃいまして、私が狙っている「左右ノリの際に出来る隙間産業」をニッチとも許して下さいませんでした(≧∇≦)
 
(>ω< )ヤダもーーー!みんな左右に動けー!動いてくれーーー!!!
みんなが動かないなら、平沢さんが左右に動いてー!
体左右にひねってーー!
歩いてー!
 
・・・あ、しまった・・・
 
そも、平沢さんご自身が、ほぼ定位置から動かない不動明王さんであったのだ(笑)
 
 
で、この日平沢さんをチラ見出来たのは、ほぼ平沢さんが中央のレーザーハープから離れてギターを弾きに行かれる移動の際の一瞬のみ。
 
【本日の見えない率:95パーセント】
 
でなワケで、次はいよいよ『楽日』だー。
 

 
 
 
 
 
 
● そして悲しや楽日・・・ ●

 
 
またしてもセンターに立・・・(以下略)
 
3日目。さすがは楽日。人の熱気がすごい。昨日よりもお客さんの人数多いんじゃないの?と思うくらい。
パッと見て「大きなお兄さん率」が非常に高いことが分かる。
この時点でもう今日もダメだと諦めました。
 
ハイハイ。もう、ご名答もいいとこでした。
 
平沢さんが登場したとたん、「ウォー!」という歓声が。と、同時に大きなお兄さん達がさらに伸び上がり、巨大なお兄さん群に・・・ (TωT)
もう今日は厚底靴も何の役にも立たず、それでも人と人の隙間を必死に探してチラ見してたんですが・・・

(※実際はこんな前にはおりませんでした)
 
私のすぐ隣に超巨大な方がいらっしゃいまして。
最初のうち、私はその方とほぼ同列に横並びで居たんですが、ライブが進むにつれ、その超巨大な方が私の前方ににじり寄られて来て、ついにその巨大な背中が私の目の前にきてしまい・・・
えええええええ??????
 
( ゚д゚)・・・ガチョ〜ン!(追悼:谷啓さん)
 
やー。参っちゃった!
マジですかあ?
完全に視界を塞がれてしまったのである。
もうその時には前も左右もすっかり囲まれてしまっていて、人と人の隙間なんて見つけようも無く・・・どうすることも出来ず・・・
 
その超巨大な方も、最初のうちはやや半身の前屈みで、後ろとか周りに気を使ってくれてるそぶりがあったんだけど、ライブが盛り上がるにつれて、のめり込んじゃったみたいですね・・・(´・ω・`)
 
まあ、そんな状況になってしまったので、耳だけ平沢さんの演奏を聴きながら、仕方なく周りの様子を観察してたんですけど。
なにやら、大盛り上がりの会場に不釣り合いな「負のオーラ」が微かに立ち上っているのを感じ、ふと右前方を見ると、恐らく私よりもやや身長が不自由と見られるお姉さんが、周囲を高い壁(人間とも言う)でガッチリ固められ、なす術も無く、ポツネン・・・と立ちすくんでいらっしゃるのを発見!
 
『お姉さん。その気持ち分かるよ・・・私はまだ厚底靴があるから、平沢さんのおデコが光ってるのくらいは途中までかろうじて見えてたけど、お姉さん、その身長じゃあ、最初っからそれすら見えなかったでしょ?平沢さんの姿なんてほぼ見えてないでしょ?お気の毒に・・・次は20センチくらいの高下駄はいて来たい気分よね。そうだ!そうしようよ!お姉さん!!次は筑波山の天狗殿に高下駄借りて来るのだ!!!』
 
と、勝手にお姉さんとテレパシーで一方的に話し合い『脳内高下駄同盟』を結成しておりました、( ゚д゚)ノおおー!
 
 
もういい。何も見えなくたって、楽しむ秘技は会得したぞ。
どんだけ見えなくてももういいもん!
 
 
・・・うそです・・・(TωT)
 
 
【本日の見えない率:98パーセント】
 
 
(おわり!)
 
 
 
 
 
 
 
近くで見られた方は、「ブーツ可愛かったー!」「ピック取り忘れてたよね!」とか述べておられますが、私クラスの(以下略)ともなると、
 
平沢さんの胸から上が一瞬でも見えれば大吉!
目から上が見えれば吉!
デフォルトは輝くおデコ又は目元or振り上げた手先or姿一切無し
 
てな具合です。
「平沢さんじゃない人がステージに居たとしても、いや、平沢さんがステージに居なかったとしても、30分は気がつかない」に、1億バーツ!!
「オッサンの姿なんか見たいか?キモチワルー!」と言われてもいい!見えないより見えた方がいいもの絶対!なにもかぶりつきで見たいとかそんな変態なことじゃあないので。せっかくライブに来てるのだから、少しでいいからパフォーマンスの様子も見たいもの!腕回すとこも見たいし、レーザーハープ操ってる様子も、ギター弾くとこも見たいもの。
 
2011年1月に開かれるライブ『東京異次弦空洞』は、ステージが見えやすい会場とのことなので、首から上くらいは常に見えるかな。それくらい見えたらもう十分満足であります! ( ̄^ ̄ゞ
 
(え〜『東京異次弦空洞』に行って参りました。さてその時どうであったかは、また1年後くらい、ほとぼりが冷めた頃にアップするであります。もうどんなだったか分かってるんですけどね。笑)
 
ということで、「番外編その1」でした!
 
 
 
(「お前そんな文句言うならもうライブ行くな!」と言われても行くんです。次も行くんですから。ええ。)
 
 
(番外編その1 完)
 
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