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家を森にするには50の方法があります。だけどその森をキープするにはもっとたくさん、やっておきたいことがあるのです。例えば革製品のメンテナンス。特に靴の手入れはそこそこやっておきたいところ。靴の手入れは一時期の私の趣味でした。靴を型くずれしないようにするシューハンガー。足にあたる部分の革をのばしたりできるものもあります。泥をざっと落とすブラシ、傷つけないようにほこりを払うリネン、色を補い栄養を補給するクリーム。いろいろ使います。バックスキン用の汚れ落としスウェードシャンプーを使って、乾いたら起毛ブラシでそっとなぜてやると、ふかふかになってくるのが分かります。なかでもこのタイトルにしたのは、革に潤いをあたえ表面をコーティングするオイルです。英国王室御用達のブランドなどが日本に入っていて、ちょっと高いけど、使うと革が元気になる感じがするので大変嬉しいことです。
夜リビングに新聞広げて、コーヒーを入れてゆっくり時間をかけて作業します。エルエル・ビーンの本店にいる靴修理の職人になった気分です。歩き方が悪くて底が片減りしたところに補修パーツを小釘で打ったり、靴と同じ色のラバーセメントで底の形を直したり。こういう手数をかけてやれば、確実に結果をかえしてくれるのが、革の素晴らしいところだと言えるでしょう。
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