SAKAI-TOJI

[サ] 堺刀師
中華鍋 自転車で有名な堺市。最近はO-157だとかセアカゴケグモだとか、不名誉な話題が多いですが、もちろんいいところもたくさんある町。堺の港の市場にはおいしいてんぷら屋さんもあるんだぞ。

包丁や鍋の鉄加工品も堺の自慢のひとつでしょう。堺刀師は素晴らしい製品の多いブランドとして百貨店でも見つけることができます。うちには持ち手付きの中華鍋とレードルがあります。本格的な中華なんて作れませんが、これで炒めものをしているとそれだけでいい気分。油を敷いてしまっておいたりすれば、いつでも心地よく使うことができます。

網を載せてボウルをかぶせ、台所で薫製をやったこともあります。その時はもうもうと煙を吹き出して、マンションの非常警報が鳴るんじゃないかとか、心配になったけど。

新しい鉄鍋を買ってきたときは、白菜やネギの切れっぱしを強火で炒めます。多少焦がしたって食べるわけじゃないから気楽にガンガン炒めましょう。鍋の色が変わるぐらいのつもりでじっくりと。炒め終わったら端野菜を出して、少し冷ましてから全体に油を敷いておきます。そうすれば鍋がこなれるというか、油ののびが良くなったり、次からいい感じで使えます。その鉄分な感触が、実に使っていて気持ちのいい調理器具となっています。



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