A CHARTof CONSTELLATIONS

[セ] 星座早見
星座早見 構造は簡単。ハトメでつながった上下2枚の円盤を回して、時間と星空を結びつけていく、まさに早見です。外の円盤の日付の目盛りに、内側の円盤の時刻の目盛りを合わせれば、「3月10日御前0時」の星空が浮かび上がるというわけ。シンプルなものです。使い方としては、見る方角を下にして持てばそちらの空の図に。東の空を見るなら早見盤の東を下にして持てばいいわけです。

星空を見て、何が何だか分かる、というのは実に気持ちいい。私自身、ソラで覚えているのはカシオペアとオリオンと北斗七星ぐらいなもの。それじゃキャンプに行って「うわー、星がきれい」「たくさんあるね」で終わってしまう。いや、暗記がしたいわけじゃなくて、星と人間の接してきた時間やそのロマンを感じることさえできないし、それじゃ寂しい、と思うのです。

天体望遠鏡の会社でインストラクターをやっている方の話では、星座早見でメジャーな星座の隣をひとつ覚えること。実はそれだけでけっこう星空の並び方が分かってしまうのです。点でとらえていた空が、線で見えてくる。そうすると早い。まずは肉眼で楽しみ、それから重すぎない支えやすい双眼鏡で見る。これが天体に親しむ順序としてはお勧めだそうです。



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