旅 「パリ・ベルギー(ブルージュ・ゲント・ブリュッセル)旅行」の記録
   2002年11月11日月曜日
パリ(フランス)
oh_mini

『今日の街はこんな街!』
『PARIS/FRANCE』
(パリ/フランス)
●『Fete de la Victoire』(第一次大戦休戦記念日)
 本日は『Fete de la Victoire』です。この日は直訳すると、『勝利の祭日』。だから「第一次大戦休戦記念日」(日本のガイドブックにこう載っていた。)というのは、ちょっと違う。この日は祝日で、シャンゼリゼ大通りを戦車とかシラク大統領とかが練り歩きます。私達はパレードの現場には行きませんでしたが、テレビのニュースでは見ました。しかし、、、第一次大戦の勝利を今でも大々的に祝ってるんですねぇ。この大戦って、フランスにとっては自国のプライドをくすぐる重要な勝利だったのでしょうか?歴史に疎い私には解りませんが。

●今日は観光の日!
 今日は祝日なので、美術館とお店はお休みが多い。ということで、外から見られる観光をすることに。目指したのはモンマルトル。パリに来て最も天気が良かったこの日は、青空が広がり正に絶好の観光日よりでした。


『今日泊まったホテルは...』
『HOTEL L'ESPERANCE』 ★★
15,Rue Pascal 75005 PARIS
 このホテルで見かけた他のお客さんは、実年夫婦とおばあさんと、ひょっとしてここに住んでいるのか!?という感じのおじさん。最後の方には日本人(多分)で流ちょうにフランス語を話す女の子が泊まってました。他のお客さんに会うことって、あんまり無かったなぁ。


『今日見たのは...』
『Basilique du Sacre Coeur』
(サクレ・クール寺院/パリ)


sacree_coeur●『Basilique du Sacre Coeur』

 地下鉄の駅からケーブル・カーの乗り場に向かいました。歩いてる人はみ〜んな、モンマルトルを目指す観光客でした。乗り場に着くと、『エスカルゴ』を発見!(エスカルゴ=有料公衆トイレ。0.45ユーロ。)早速入ってみました。まず便器に驚いた!ちゃんと座れないのです。座ったら汚れそう。強いて言えば、半立ちション・スタイルと申しましょうか...。あれはいかんでしょー。腰の悪い人はどうすればいいんですかー?おっと!ここは『サクレ・クール寺院』のコーナーでしたね。このお寺は超有名ですね。(昔ベルリンから夜行列車でパリに入った時、最初に目に入ってきた建物がこのお寺でした。)礼拝堂の中は無料だったので、入ってみました。人人人〜!!ものすごい人!ここの神父さんは、お寺の管理がさぞかし大変なことでしょう。観光寺の運命か。今回私はこのお寺では何も買いませんでしたが、ここのショップは狭いけど色んな楽しい商品がぎっしり!特に十字架などのアクセサリー類は、普通の店には無いものが見つかるかも。お薦めしておきます。私達はお寺前の階段で30分ほど日向ぼっこしてました。良い日でした。ここから見下ろすパリのパノラマは圧巻!!

『Place du Tertre』
(テルトル広場/パリ)


●『Place du Tertre』

 「ここに行ったら絵描きさんがいっぱいいる」というイメージそのままの広場でした。本当にぎっしりいましたよ。作品そのものは感心しなかったけど。(あそこであの絵買うなら、私の絵を買ってくれ〜い!)でもあの広場で絵を売る権利を得るだけでも、難しいんですよね?きっと。そういう意味ではある種のエリート画家さん達なんでしょうか。でも本当に売れてるのかなー。聞いてみたい衝動にかられました。

『Maison de Erik Satie』
6, Rue Cortot
(エリック・サティの家/パリ)

satie●『Maison de Erik Satie』

 作曲家エリック・サティが1890〜1898年に住んだ家。狭い!!6畳くらいしかありません。中はガラン堂で、入ることはできません。サクレ・クール寺院の横道を裏手にクルッと回るとこの家があります。そしてこの家の前の坂道をずずーっと下って右に曲がってまた坂を下り、ブドウ畑を通り過ぎると、ラパン・アジルがあります。サティが通ったのと同じ道でしょう。こういう芸術家の生きた証が街に染みついてるところが、パリのパリたる所以だとつくづく思います。

『Au Lapin Agile』
(はねウサギ)
22, Rue des Saules
(シャンソニエ・オ・ラパン・アジル/パリ)

lapan_hagile●『Au Lapin Agile』

 坂の途中に立っています。その昔、ピカソやユトリロが通ったシャンソン酒場です。今も現役で営業してます。たくさんの観光客が遠巻きにこの店を見てました。近づきすぎるとカメラに収まらないからね。1ドリンク付き3000円くらいで入れます。

『La Bateau-Lavoir』
(アトリエ洗濯船跡/パリ)

bateau_laboir●『La Bateau-Lavoir』

 かつてピカソ、マティス、ドガ、モディリアニ、アポリネール、などが暮らしていた「アトリエ・洗濯船」の跡地です。ショー・ウィンドウが設置してあって、当時のアトリエの様子や、住んでいた画家やその作品の写真などが展示してあります。最も有名なのは、このアトリエでピカソがキュビスムの最初の作品『アヴィニョンの娘たち』を描いたという事実でしょう。

『Maison de Vincent et Theo Vin Gohg』
rue Lepic
(フィンセント・ファン・ゴッホと
 弟テオの家/パリ)


maison_gohg●『Maison de Vincent et Theo Vin Gohg』

 ゴッホの家と言っても、1886〜1888年という短い間住んだだけの家で、外壁にプレートがはめ込んであるだけです。中も見られません。ただ、『ここでゴッホが生活していたのかー』と思うと、感慨はありますね、やはり。

『Malet』
(マレ地区/パリ)

pompidou●『Malet』

 モンマルトルからずーっと下りてきて、マレ地区を探索しました。ポンピドゥ・センターの北西あたりの通りは、怪しい中国系貴金属店のオン・パレードでした。店中、金!金!金!キンキラキン!!それが何軒も連なりすごかったです。ひとつ通りが違えば街の様子も住んでいる人種も変わる、という事実に本当に驚かされます。多国籍です〜。


『今日食べたのは...』
『Le Poulbot』
(Rue Poulbot 3/パリ)

 テルトル広場からちょっとそれた通りにあった、小さなレストランです。昼の定食が15ユーロ。1皿目のリストにグリーン・サラダがあった(メニューにグリーン・サラダのあるレストランは珍しいのだ!)ので、『見つけたら食わにゃ〜!』と注文。外見同様店内も小さくて、お客は押し合いへし合いという感じ。内装がちょっと古ぼけていて良い感じでした。が、味は...。やっさんいわく、『悪いけど、これなら私が作った方がおいしい。』とのこと。べつにマズくはなかったけど、私も同感。

1111hiru
『栓抜き亭』
(Rue Mouffetard/パリ)

『あなたがもし何か美食以外のものを食べたければ、ここへ行くがいい。求めていたものが必ず見つかるであろう...』(by J 2002年)

 うーむ。遂に来たか。この店の話をする時が...。(▼▼メ)
何から話そうかねぇ。
 この日は朝から何もかもスムーズに進行し、天気はサイコーに良かったし、大満足でホテル近くまで帰ってきたのでした。もう十分満足してたから、晩ご飯も適当でいいや、という雰囲気になり、とりあえずムフタール街(ホテルのすぐ近く)に行ってみるか、ということに。買って帰るか食べて帰るか、半分遊びながら通りを物色してたら、この店の前に来た。ふたりでメニューを見ていると、中からオヤジが出てきて「入れ!」と手招きする。べつにどこでもいいやという感じだったので、入ってみた。オヤジと、奥さんにしては若すぎる姉ちゃんがいた。姉ちゃんはロクに働かず、オヤジといちゃいちゃしてる。とりあえず注文して料理を待った。その間にもオヤジは通りを歩いている観光客を次々と招き入れて行く。そのお手並みは見事!!

 さて、料理が運ばれて来ました。1皿目はサラダ。まあ普通ね。2皿目のメインはカモ肉。『げ!何これどうなってんの!?』カモ肉と言えば、『L' Ebauchoir』(レボショワール)の『カモのコンフィ』(←11月9日のページ参照)の印象が強烈にあったのに、それと同じ種類の肉とは思えない何とも言えない生臭さ。味も付いてるんだかいないんだか。食感もゴムみたい。この瞬間Yっさんの顔を見ると、Yっさんもステーキ肉を噛みながら青ざめている。『やってもうた...!』今回の旅で、初めての食の敗北...。ふとまわりを見ると、あんなにワイワイと会話が弾んでいたお客さんがいつしか無口になり、食事が進むにつれ、いよいよ険しい表情に...。我々も日本語であらん限りの暴言(「サギ!」「嘘つき!」「何食べてもマズイ!」「●木屋!」など。)を吐きながら、どうにかこうにかメインを終え、デザートへ。私は念願のプロフィトロールに挑戦。これはソースがまずかったけど、シューの中がアイスだったので、私的にはまあまあOKでした。ところが、やっさんの頼んだ『フルーツサラダ』がすごかった。カンヅメのフルーツのシロップ付けと、切ったフルーツを混ぜ混ぜして、タッパーに入れて冷蔵庫で2〜3日じっくり寝かせました!という感じのくたびれたフルーツ達がデザート皿に...。Yっさん、泣きながら食べていました。もちろんコーヒーも飲まず、チップさえ置かず、ぴったり13.75ユーロだけ払って出てきました。

 チャレンジ精神に溢れている方、ぜひどうぞ。でも同じ入るなら、同じ通りの向かいの並びにある『Le Jardin d'Altemis』(←11月4日のページ参照)に行って、お兄ちゃんと地下足袋の話をしてやってくれ〜!味も良いから〜!!

1111ban
tilbouchon

これが『栓抜き亭』だ!
ちなみに「栓抜き亭」の実名は
TIRE-BOUCHONという。ナイショね!


『今日買ったものは...』
『Basilique du Sacre Coeur』
(サクレ・クール寺院/パリ)
●エッフェル塔置物やTシャツ

 サクレ・クール寺院のそばにある土産物屋でエッフェル塔の小さな置物とTシャツ、姪のためにおもちゃの香水を買いました。Tシャツはこの下↓の店の方が同じ物が数段安かったです。高い観光地で買うのはやめましょうね。下界の方が絶対安いよ。ここではジュースも買ったのですが、店のお兄ちゃんめっちゃ愛想悪かったです。

『Malet』
(マレ地区/パリ)
paris_t●Paris Tシャツ

 「マレ地区」とはポンピドゥ・センターのある周辺地域のことです。この辺りをブラブラと散策していて、ポンピドゥ・センター前で3枚14.45ユーロで買いました。このTシャツには顔がたくさん描いてあって、そのそれぞれの表情に合わせてフランス語で「COQUIN」(ろくでなし)とか「ENNUYE」(うんざり)とか書いてあります。おもしろい。
 店のお兄さんはアフリカのザンビア(だったと思う)出身だと言っていた。なぜそんなことを覚えているかというと、『あなた美人だね〜!美人だね〜!』と何度も言われたからさ〜!私は『ザンビア美人』なのだ。ふふふ。
生まれる国を間違えた...(T.T)

『PROMODE RIVOLI』
(110 Rue de Rivoli/パリ)
scarfe●『スカーフ』

 このスカーフは「インド製。販売元がスペイン。私が買ったのはパリ。」というインターナショナルな品(^◇^;)19.90ユーロでご購入。この服屋さんは、何でも安かったですよ。色は黒系とパステル系が多く、デザインは程良くフェミニンな感じで、真っ黒でもちょっと甘さがあると言うのでしょうか。この店はどっちかというと、マレ地区というよりはセーヌ川に近い場所にあります。通りかかったら入ってみてください。

『Rue Mouffetard』
(ムフタール街/パリ)
plandeparis●『Plan de PARIS Par Arrondissement 』
(パリの地図)
 9.50ユーロ

 ムフタール街の老夫婦がやってる小さな本屋さんで買いました。普通のガイドブックや観光地図は主な道路しか表示してないので、本当に行きたい「点」としての場所がある時には、全く役に立ちません。そこでこの地図の出番です!!初めてパリに来た時にも買って、「あれって、どこやったっけ?」と思った時に、通りの名前から目的の場所をドンピシャ見つけられることで、非常に重宝しているパリ市内の詳細地図です。この地図に載ってない通りはありません。番地もだいたい推測できるようになっています。小さいけどものすごい情報量ですよ。今回、最新版を買いました。出発前は昔買った地図でレストランの場所を全部探してから来られたし、最新版を買ってからは、「今日行ったところはここ」「明日行くところはここ」と、探すことができました。とにかく便利!!大判・中判・ポケット判があり、これはポケット判。


『本日の失敗』  そら〜、モンマルトルの土産物屋で買ったお土産を、どっかで落としたことでしょ〜。安い物ばっかりだったので、金額的には損したという感じじゃないけど、なんか、マヌケだ〜。その後、落としたのと同じ商品をいくつかのお店で発見したけど、もう買う気は失せていた...。



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