FREDDIE MERCURY SOLO 
2000/10/23(JP)Released 

MR. BAD GUY

BARCELONA

BONUS CD JACKET

BONUS CD  
I CAN HEAR MUSIC
LOVE KILLS
THE GREAT PRETENDER
LIVING ON MY OWN
IN MY DEFENCE
TIME
LOVE KILLS (ROCK MIX)

「FREDDIE MERCURY SOLO」について。
 迷いに迷った末、もう「豪華BOX SETは買わないゾ!小さい箱で我慢するゾ!」と決心して買いに行ったのがコレ。
その後どうなったか!?はココ←を見ていただければわかりますが...。

 豪華BOX SET(CD10枚+DVD2枚)のダイジェスト版であるこのセットに含まれているのは、フレディーのソロ・アルバム「MR. BAD GUY」('85年)と、オペラ歌手モンセラ・カバリエとのコラボレーション・アルバム「BARCELONA」('88年)、そしてフレディーのソロ・シングル6曲にRemix1曲を加えたボーナスCD、の計3枚のCDです。私はこれを買って初めてアルバム「BARCELONA」を聴きました。ぶっ飛びました!この2枚のソロ・アルバムについては個々のアルバム解説を見ていただくこととして...。
 この中では、長らく廃盤になっていたのが復活した「MR. BAD GUY」を差し置いて、何を隠そうオマケのはずの「BONUS CD」が実は一番凄いのです。どの曲が凄いかと言うと、1曲目の「I CAN HEAR MUSIC」。これが凄い!!この曲はビーチ・ボーイズのカヴァーで、1973年QUEENがデビューする2週間前に発売されたLARRY LUREX(=実はフレディー・マーキュリー)のデビュー・シングル。QUEENのデビュー・アルバムをレコーディング中、ロビン・ケーブルというプロデューサーにヴォーカルを依頼されたフレディーがブライアンとロジャーを伴ってレコーディングした曲で、QUEENとしてのデビューが迫っていたため、「ラリー・ルーレックス」という別名義で発表されましたが、特に注目されることも無く消えていったということです。フレディーがデビュー前にこんなシングルを出していたこと、誰か知ってましたか!?コアなファンならいざ知らず、私のようなにわかファンにとってはびっくりでした。しかもQUEENともフレディーの後のソロとも全く違うタイプの曲を歌っていて、不思議としか言いようがありません。でも、なんか良いんですよねー。声も若くて可愛いくて。(豪華BOXにはもっと驚くべきものが入っているのですが、それは豪華BOX SETのページで見て下さい。)この他、BONUS CDに入っている曲は全部素晴らしいです。恥ずかしながら「IN MY DEFENCE」と「TIME」もこのCDで初めて聴いてしびれてしまいました。(←表現が爺むさいですねぇ。)2曲ともミュージカル「TIME」のサントラ用にレコーディングされましたが、特に「IN MY DEFENCE」はまるでフレディーの為に書かれたような曲で、彼は本当に"THE GREAT PRETENDER"です!彼は何を歌っても、まるで彼自身のことを歌っているように思わせる一級の演技者です。彼という人間の中には、それこそいくつもの異なるキャラクター・イメージがキラキラと結晶していたのだと思います。親しい人から「カレイド・スコープ(万華鏡)のよう!」と評された彼のキャラクターは、歌っている時にこそ最高に花開いたのでしょうね。
 このセットは限定盤ではないので、今でもCD屋さんで販売しています。輸入盤が多いかなぁ。「MR. BAD GUY」は単独では廃盤になっているので、このセットでしか手に入りません。「BARCELONA」はどうだったかなぁ...。ちょっと不明です。


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