OTHER SESSIONS
2000/11/22(JP)Released (Box Set)
 ・IN THE BIGINNING

1.RAIN(Ibex, Live 1969)
2.Green(Wreckage, Rehersal 1969)

 ・GUEST APPEARRANCES

3.THE MAN FROM MANHATTAN
  (Eddie Howell, 1976)
4.LOVE IS THE HERO(12"Version)
  (Billy Squier, 1986)
5.LADY WITH A TENOR SAX
  (Billy Squier:Work In progress)
6.HOLD ON
  (Freddie With Jo Dare duet,1986)
7.HEAVEN FOR EVERYONE
  (The Cross Version:Freddie Vocal,1988)

 ・OTHER RARITIES

8.LOVE KILLS(Rock mix)
9.LOVE KILLS(Instrumental)
10.THE GREAT PRETENDER(Original Demo)

 ・DEMO'S

11.HOLDING ON(Demo)
12.IT'S SO YOU(Demo)
13.ICAN'T DANCE/KEEP SMILIN'(Demo)
14.HORNS OF DOOM(Demo)
15.YELLOW BREEZES(Demo)
16.HAVE A NICE DAY(Fan Club Message)


「OTHER SESSIONS」について。
 これは珍しい!!貴重な音が収録されています。1.はまだQUEENに加わる以前にフレディーが加入していたバンド「Ibex(アイベックス)」の、1969年9月9日に収録されたライヴ音源です。もちろんヴォーカルはフレディー。レノン/マッカートニーの曲です。2.は同時にもうひとつフレディーが加わっていたバンド「Wrecage(レッケイジ)」のリハーサル音源。フレディー自作の曲ですが、後のヒット・メーカーの曲としてはずいぶん大人しいです。3.はシンガー・ソング・ライター、エディ・ハウエルの自作曲なのですが、フレディーにプロデュースを依頼したがために「あらら、こんなになってしまいましたぁ〜!」という良い見本です。「こんな」とは「QUEENみたい」ということです。フレディーがバッキング・ヴォーカルでちらっと声を聴かせているだけではなく、"好意" でブライアン・メイまで呼んできてギターを思いっきり弾かせています。まんま「QUEEN」ですよね。かわいそうなエディ・ハウエル...。で、もっとかわいそうなのがこの後の4.5.のビリー・スクワイアです。これはもうひどい!!フレディーのデュエットばりのバッキング・ヴォーカルが、完全に曲を乗っ取っています。5.に至ってはスクワイアが持ってきた曲のアイディアそのものをフレディーが乗っ取って自分の好みに変えてしまった(フレディーは突然、「タイトルは "LADY WITH A TENOR SAX" にしようゼ!」と言ったとか。その後は推して知るべし...)あげく、ここでは完全にデュエット状態。「誰の曲なの!?」という感じ。それでも、「フレディーは完璧なプロフェッショナルで、一緒に仕事が出来たことは素晴らしい経験だった!」とハウエルもスクワイアも語っています。ふたりとも良い人なんですね。あ、でも「フレディーが何をやろうとしてるのか、最初は理解できなかったし、結局は自分が思っていたのとは違う曲になってしまった。」と口を揃えて言ってます。「天才・フレディー」には黙って従うしかなかったんでしょうね、お気の毒でした。6.はとっても意外な女性ヴォーカルとのデュエットです。お相手はフレディーと仲良しのドイツの女優・歌手のジョー・デアという人(彼女は「LIVING ON MY OWN」のプロモーション・ヴィデオで猫の格好をしてフレディーと一緒に踊り狂っています)。ふたりは声がすごく合っていて、ど演歌ダミ声系のもの凄いデュエットになっています。ビリー・スクワイアの例にもあるように、フレディーの声は全開で歌うと他の人の声を圧倒するのですが、デアさんはまともに渡り合っています。凄いです。7.はロジャー・テイラーのバンド「THE CROSS」のアルバムにゲスト・ヴォーカルとして参加した時のもの。この曲のQUEENバージョンはアルバム「MADE IN HEAVEN」で聴くことができます。8.カッコイイ!!このRock mixは本当にカッコイイ。オリジナルのピコピコした電子音よりも良い!10.は最も最初にレコーディングされた「THE GREAT PRETENDER」だと思われます。まだ歌いこなせていない感じがあって、シングル・バージョンのねっとりしたところが無く、さらっと歌っています。こうやって段々曲を自分のものにして行くんですね、ヴォーカリストって。11.以降はアルバム「BARCELONA」のセッションから生まれたデモ・テープです。11.12.なんか聴くと、案外フレディー・マーキュリーは、フランク・シナトラ・スタイルの歌い上げるようなスタンダード曲を好む人だったようですね。13.はお友達のバレエ・ダンサーのために書いたそうです。14.ヴォーカル無しのインストゥルメンタルです。15." YELLOW BREEZES "とはスキャンダルというような意味らしく、常に自分にまとわりついてくる" YELLOW BREEZES "に対して、「俺が行くとこならどこでもついてくるんだ!」「一緒に世界をまわろうぜ!!」「家に連れて帰りたいくらいだよ!!」と呼びかけています。これ全て即興。茶目っ気があって、ノリが良くて、なんか大好きです!!16.はファン・クラブのコンヴェンション用に作ったメッセージ・ソングです。「みんなハッピーかい?みんな良い気分かい?そこに行けなくてごめんよ!俺は夜通しスタジオでレコーディング中さ!じゃあ、みんな元気でね!楽しんでくれよ!!(マイク・モランがピアノを弾いてるよ〜!)」と歌っています。

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