QUEEN IN NUCE
2000//(Ita)Released
1.Goin' Back
2.I Can Hear Music
3.Mad The Swine
4.Earth
5.April Lady
6.Polar Bear
7.Step On Me
8.Blag

「QUEEN IN NUCE」について。
 いきなりですが、暴言吐いてヨカですか?

 こんなCDをお金出して買う人間の顔が見てみたい!!!それは私...

 なぜこんな暴言を吐くかと言いますと、超目玉であるはずの1.と2.が、これでもか!というくらい音が滅茶苦茶。どこから音源を取ってきたのか、録音速度が速すぎる上に音が波打っていて、CD屋からウキウキ帰ってきて初めて聴いた時にはすごいショックでした。ちゃんとした大手CDチェーンで堂々と店頭売りされてたんですよ、これが!!

 でもファンなら欲しくなりますよねぇ?上の曲目を見て下さいよ!1曲目と2曲目がこれですよ!!1973年フレディーがQUEENでデビューする前にラリー・ルーレックス名義で出した、幻のシングル曲。3.も'73年のレコーディング曲で、最晩年の'91年に出たシングル「HEADLONG」のカップリング曲です。
 ※「Goin' Back」と「I Can Hear Music」は2000年に発売されたフレディーのソロ・ボックス・セット「FREDDIE MERCURY COLLECTION 1973〜2000」に収録されました。もちろん素晴らしく良い音で!!

 4.〜8.はQUEENの前身バンド「Smile(スマイル)」(=ブライアン・メイ、ティム・スタッフェル、ロジャー・テイラー)の曲です。4.と7.は1969年にアメリカで発売されたSmileのデビュー・シングル曲でした。このシングルは全くヒットしませんでした。ヴォーカルはもちろんフレディーではなく、フレディーの美術学校の同級生で、ルーム・メイトでもあったティム・スタッフェルです。(この約2年後、彼がSmileに見切りをつけ脱退することによりSmileは解散。そして1971年フレディーの加入により遂にQUEENが誕生することになります。)7.「オー!シャンゼリゼ!」みたいな曲ですね(^_^)間奏のギターがちょっと後のブライアンぽいかな?8.出だしのドラムがQUEENの1st.アルバム「QUEEN」収録の「Great King Rat」のリズムとドラムに似てます。終盤では後の「Brighton Rock」のギター・ソロに近いフレーズがちょこっと聞こえますが、他の4曲にはQUEENの片鱗は見当たりません。曲はほとんどブライアン・メイとティム・スタッフェルが共作(4.のみティムの作)しているんですけど。
 でも収録曲全部が貴重なので、かなり音が変でもこの値段(¥1090税別)なら許すかな。ああ、海賊版を許してはいけないのですが本当は、、、でもね、何万円もするBOX SETを買わなければ聴けない音がこの値段で売られていれば、多少音の悪さが予測できても、違法だとわかっていても、買ってしまって当然でしょう?どう思います?QUEEN PRODUCTIONSの皆さん!?(でも最終的には買う者が悪いので、文句は言えない、、、。)


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