1995,06,01掲載
マウンテンバイク[4]

僕のマウンテンバイク

パーツを選ぶ楽しさも

 普通の自転車屋さんにもMTBは売っているが、乗り方やフィールドを教えてもらうには、MTB専門店と仲良くなっておきたい。

 専門店をのぞくのは楽しい。「男の子」的楽しさかもしれないが、MTB専門店には魅力的なパーツがあふれているのだ。普通の自転車屋さんのように、出来上がりの自転車が並んでいるだけではない。

 スパイスを調合して好みの味を生み出すように、MTBはパーツをピックアップして車体を組み上げる感じが楽しいところだ。

 狭い林道をどんどん走りたいなら、ハンドルにツノのようなガード・バーをつける。手にぶつかってくる枝をはじくわけだ。

 肉厚のグローブやヘルメットも、枝だけでなく転倒に備えて、必要になる。

 専門店には、それがないと走れない本質的なパーツはもちろん豊富にあるが、付加的なパーツにも楽しいものがいろいろあって目移りするところだ。

 イラストにあるような、ドリンクボトル・ホルダーやバッグ類もほしいパーツの代表だろう。

 三角形のフレームバッグは小さく、「何を入れるんだ?」という感じに見えるが、必要な工具やパンク用の替えのタイヤチューブなどがコンパクトに収まる。

 一般的なパーツ選択マニュアルは、特にない。それではつまらない。ファッションではなく、意味がはっきりしたパーツ類ばかりなのだから、自分のスタイルに合ったものを選べるのがMTBの楽しさなのだ。



文:石井研二 絵:石井光