1997,4,10掲載


竹を使ったいろいろなもの

スリット1本で包丁立て

 元来あまり手まめなタイプではないのだが、ツル草について2週連続でやってみると、いろいろなものが作りたくなってきた。今回は竹を使って、キッチンやテーブルで使う小物を作ってみたい。

 イラストの真ん中は、竹のひと節にスリットを入れただけの物だが、包丁立てである。私が、実際にキャンプ先で見かけた最も見事な工作のひとつ。作者は専門家でもなんでもないごく普通のキャンパーで、中学生の男の子である。

 彼は、これをキャンプキッチンに細引きロープでつるし、その下にタオルかけを作って、料理していた。実にいい風景だった。

 竹というのは工作に非常に便利な素材だ。ひと節を半分に割ってお皿にしたり、小口に切ってコップやぐい呑み、箸立てなど、すぐにできてしまう。

 いまどきは竹が手に入りにくいと思っていたが、先日「日本野あそび協会」の会長さんとお話していたら、「竹林の持ち主にちゃんと断われば、たいてい切らせてくれるよ」とのこと。

 というのも、竹林もときどき間伐して手入れしてやらなければならないが、最近の持ち主は人手不足で、なかなか間伐ができない。そこで、頼めばこの竹とこの竹を切ってくれ、ということになるのだそう。お困りの持ち主の方がおられたら、ぜひ私に間伐させてください。



文:石井研二 絵:石井光

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兵庫県からの発信。木とのふれあいを楽しませてくれる施設のなかなかきれいなページです。