やってみようアウトドア
竹でかまどを組んでみよう!

立ち上る煙まさに「野外のわが家」
竹を使って工作をしよう、と先週書いていて、前に友達とキャンプで作った「立ちかまど」を思いだした。
これは超大作だ。二泊ぐらいするキャンプでなければ、完成したらもう寝る時間になってしまう。でも、うまく作れて、そこで火が燃え始めたら感激である。
技術はあまり必要ない。素材を縛れたらそれでいい。両サイドの足を組み、上と上に横木を渡す。ここをしっかり作れば自立するから、適度な高さにかまどの土台を組み、木の枝を並べ木の葉を敷きつめる。最後に土を十分盛ってやれば、快適なファイアースペースの誕生である。
ただ焚火をするもよし、上の横木からなべをつるすもよし。高さがあるから、イスに座ったまま火を楽しめるし、おつまみをあぶるにも最適。何より地面を汚さないのがうれしい。
イラストで紹介しているように、足を三本で組めばもっとコンパクトな自立式かまどが作れる。
鉄製の商品をアウトドアショップで売っているが、愛着の面では自分で組んだ立ちかまどには及ばない。ここから上る煙は、まさに「野外のわが家」の象徴。竹や倒木など素材が手に入る場所を見つけておいて、夏休みなどに、子供たちと挑戦していただきたい。
ちなみに、3本足の同じ構造に布をぐるっと巻けば、更衣室、トイレ、何にでもなる。
1997,4,17
文:石井研二 絵:石井光
野外を楽しむインターネット・ホームページ
クラフトフェアまつもと
http://matsumoto-crafts.com/craftsfair/
松本クラフト推進協会が主催し、5月に開催されるクラフトフェアについてのご紹介。野外会場が楽しそうだ。