1997,8,28掲載
星空に親しむ[1]

夏の大三角形

天頂に輝く「大三角形」

 夜の暑さもマシになって、星空を見上げるゆとりもでてきたのではなかろうか。冬は明るい1等星も多く、ぱっと目につくオリオン座やカシオペア座がある。夏はすぐ思い浮かぶ星座が少ない気がするが、今から星空に親しんでいきたい。

 高価な天体望遠鏡がなくても、まずは手軽に星空を見上げ、肉眼や、手近な双眼鏡などで楽しむことから始めよう。

 詳しい方にうかがうと、まず星座早見盤などの便利な道具を求め、星や星座を1つ覚えるといいようだ。ちなみに私の早見盤は1200円。安いものだ。

 今ならまだ「夏の大三角形」が天頂近くに輝く。七夕の織女(こと座のベガ)と牽牛(わし座のアルタイル)、そして白鳥座のデネブが作る三角形だ。

 この3つだけでもずいぶんとロマンチックな物語を語れるし、夏のカップルにはお勧めの星といえよう。

 星座早見盤の使い方はカンタン。外盤の日付と内円の時刻を合わせれば、何月何日の何時の星空が窓の中に現れるしかけだ。

 大三角形を覚えたら、周辺はすぐ見えてくる。アルタイルの近くに、こぎつね座、いるか座、こうま座とかわいい動物系の星座、その横に大物のペガスス座と、次々に並び方が頭に入る。

 星を見上げてこれだけ分かるだけでも、うれしくなって、興味が加速されるはずである。



文:石井研二 絵:石井光

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