ハンモック

浮遊感を楽しめる
これから秋にかけてのキャンプは、リラックス気分を味わいたい。そんなときおすすめするのが独特の浮遊感が楽しいハンモック。
設営は簡単。軽くて持ち運びに便利で通気性ばつぐん。収納はかさばらず、張り加減や角度など自分好みにできます。足元の虫を気にすることなく野外で横になれます。
しっかりした二本の木にくくりつけます。片方を車のルーフやキャリアーにかけるという方法もあります。二台の車の間につるしてもOK。ただし車の強度には注意を。木も何もないところでは、便利な折りたたみ式の自立型ハンモックもあります。
歴史は古く、昔から寝具として使われてきました。遊び目的なら千円台で。大きく丈夫なものは二万円くらいから。縄で編んだものや、布製ではメキシコ製の綿のもの、アフリカ製のカラフルな柄のものと、種類も豊富です。
子どもはとくにハンモックが大好き。この間のキャンプでも、かわるがわるブランコにしていました。でも大きく揺れたりバランスを崩すと危険です。下がやわらかい土のところに設営すること。真ん中にそっと腰かけてから寝転びます。つるした方向に対して斜めに寝ると、意外と安定して体も伸ばせます。読書するなら片方を高めに。幹に当て布を巻いておくと木が傷つきません。
ボタンや時計などが網にひっかからないように気をつけて。タオルケットなどをちょっとひいておくと解決です。リラックス・ムードが台無しにならないよう、防虫スプレーを。インテリアに応用するときは、テントの上空や車の中のちょっとした空間をうまく利用して、洋服や子どものおもちゃ置きにしたり。気に入った布やロープで編んで作ってみてもいいですね。
1998,9,2
(イラストと文 石井光)
まくらを作ろう
クッションカバーを持っていき、虫がいないかよく確かめて、よく乾いた枯れ葉や干し草を入れます。ハンモックの心地よい揺れとまくらのカサコソいう音、最高に気持ちよさそう。