やってみようアウトドア
ロープで遊ぼう[1]

覚えておきたい結び方
キャンプや山歩きなど、あらゆるアウトドア遊びにロープワークは重要である。今回から4回、ロープワークを楽しんでみよう。
いわゆる登山をしない人でも、ショップの登山コーナーでロープを10メートルとか20メートル買っておくと便利だ。洗いものを干す、荷物を運ぶ、ブランコや縄梯子を作る。大きなものから日常的な用事まで、あらゆることに使えるのだ。
今回は木などにゆわえて便利に使う結びを2種類紹介した。子供たちと家で練習しておこう。
ふた結びで木と木の間にロープを渡すと、キャンプの撤収時にテントや寝袋を干したり、イラストのようにランタンを吊るしたりするのに便利だ。
ロープの中ほどをつまんでランタンの持ち手に通し、クルッと周してコブ結びを作ればいい。ランタンを別の場所に持っていくときは、コブ結びだけをほどけばいいわけだ。
ただし、ふた結びはあくまでほどきやすい簡易な結び方。人命救助や、急流を渡ったりするには弱すぎて危険である。
テントやタープのペグ側に使うのが「自在結び」。その名の通り、張り具合を自在に調節できる便利な結び方だ。タープ側から引っ張っても動かないが、ペグ側に引っ張ってちょっとゆるめてやるとすぐ撤収できる。ぜひ覚えておきたい結び方のひとつだ。
1997,7,31
文:石井研二 絵:石井光
野外を楽しむインターネット・ホームページ
Ropers Knots Page
http://www.realknots.com/
多数のロープワークを紹介。英語のページだが、豊富なイラストで気軽に見ることができます。