1998,04,01掲載
山菜を楽しむ[上]

ゼンマイとワラビ

“春”は意外と身近に

 桜の便りが聞こえてくると行きたくなるのが山菜採り。春を見つける楽しさがあるからでしょうね。

 山菜、なんていうと山奥にしか生えていなさそうですが、ミツバ、イタドリ、セリ、フキノトウ、ヨモギなど、少し湿気のある野原や川辺、土手をよく見て。意外に近いところに生えていますよ。

 タンポポも立派な山菜。花は摘んですぐ天ぷらに。葉はおひたしや炒めもの。子供たちは自分で採ったものが食べられると、目を輝かせてくれます。(苦みがあるのであまり食べてくれませんが)。

 山菜採りのユニフォームは軍手と長そで。春でも日焼けに注意。帽子も忘れずに。水辺なら長靴も必需品。発泡スチロールの軽いクーラーボックスがあればベターです。手など汚れるので、タオルも何本か用意しましょう。

 毒草よけの秘けつは、知らないものは食べない! 自信のあるものだけしか採らないようにして。地元の人に、恥ずかしがらずに聞いてみましょう。カラー写真の載っているポケット図鑑で見て、姿がよく似ていても、色が違うようなら避けた方が無難。

 子供たちは地面ばかり見て、ずんずん林に入っていきます。ついがけから乗り出したり、滑りやすい沢に入ってしまったり…。大人でも同じです。同行者の姿を常に確認しましょう。情報交換も山菜採りの魅力のひとつです。お互いに離れ過ぎず、声をかけあって楽しみましょう。

 次回は山菜のアク抜きと料理のお話です。



(イラストと文 石井光)

絶対守ってほしいこと!
コゴミのように株になる山菜は、根元近くで折って、株を1,2本残すように。タラノキも芽を1つは残して。たくさん食べたいからと根こそぎ抜いていたら、次の年、生えません。山菜はあくまで季節の使者。少しだけ、味わう分だけ採りましょう。