キャンプ料理[1]

焼き肉のたれに工夫を
過ごしやすい季節、キャンプ料理にもひと工夫を。ちょっとしたコツを3回ほど紹介していきます。
野外料理の定番といえばバーベキュー。でも、いつも市販の焼き肉のたれでは飽きるかも。オリジナルのたれに挑戦。甘口と辛口など2・3種類用意しておきましょう。
まず和風、ケチャップ、ウスターソース、しょうゆ、下ろし玉ねぎ、赤ワイン、酢、砂糖を合わせます。大人用には練りからし。子ども用にはリンゴのすり下ろしを。
次はゴマだれ。練りゴマを酒、みりん、しょうゆでのばし、砂糖とゴマを加えます。
ポン酢は、酢、レモン汁、酒、しょうゆ、みりんを合わせます。辛口には七味やネギ、ニラのみじん切りを加えて。分量は味見しながら適当に。小瓶に入れておけば、残ってもまた後で焼きそばやチャーハンに使えます。
市販のたれでもちょっと工夫を。例えば大根下ろしやオレンジ、ナシなどの果汁、マヨネーズを加えるなどしてアレンジしてみましょう。
肉や魚はあらかじめ下味をつけておくと、素材の持ち味がいかせます。袋にたれと肉を入れておきます。また、とり皿がつけだれの海にならないように、くし焼きしながら、仕上げにはけでたれを塗るという方法もおすすめ。
塊肉を焚き火で焼きながらダイナミックに食べるのもいいですね。以前キャンプで、七輪で焼いて、食べたのは本当においしかったです。
塩、粒コショウをひいたもの、タイム、オリーブオイルをまんべんなくつけた牛肉のもも塊肉に長めのくしをさし、置き火から約50センチ高さに設置。焼けたところからナイフでそいでいただきます。
1998,9,9
(イラストと文 石井光)
置き火がポイント
肉を炭でおいしく焼くコツは、直火ではなく置き火で焼くこと。直火ではしたたり落ちる肉の油で炎が強まり肉が焦げ、煙も当たってすす臭くなる。炭がよく熱せられてきれいな赤い色になったらころ合い。