1995,08,17掲載
海辺のキャンプ[1]

のんびり海を眺める

快適さとマナーは一体

 お盆を過ぎ、海にクラゲが出るといわれる季節。波も夏のものとは違う。

 が、海水浴ではない海辺アウトドアの楽しみには、夕方少ししのぎやすくなるこの時期が好適だ。

 いくつかのいい道具を持っていけば、海辺のキャンプは快適なものとなる。

 まず、足をしっかり保護する、スポーツサンダルを準備していきたい。

 機能的に整形された底が特徴。時間をかけて自分の足にフィットするものを選ぶこと。いいサンダルは実に快適な時間を生み出すので、慎重に選びたい。

 日本ではまだあまり利用されていないが、パワーランチャーなどと呼ばれるアウトドア専用の座椅子がある。

 硬い目の座ぶとんを2つつないだような折りたたみ式。座ると、座面が柔らかく腰を受け止める。ビニール張りで、濡れた水着のまま座っても大丈夫だ。しめった砂浜や露の降りた草原など、女性だと冷えそうな場所でも力を発揮する。

 椅子好きの私としては、非常に注目したい商品だ。

 夏過ぎた海辺はそこここに黒く焚火の後が残っている。夜中の焚火で状況が見えないまま立ち去るのかもしれないが、後を残したまま去るのは恥ずかしい。

 バーベキュー用の鉄板なら大きなものでも安いから、これを焚火するときの土台用に準備するといい。

 かまど用に海辺の石を焦がすのも心苦しいから、一緒にブロックを2個、車に積んでおくと良い。

 マナーとは他人の目を気にすることではない。自分自身の気持ち良さを本当に求めるなら、野放図なことはできなくなるはず。快適に、行く夏の海を愛でてみたいものだ。



文:石井研二 絵:石井光