やってみようアウトドア
布で小物を作ろう[3]

工夫生かして特製リュック
布で作る小物の最後は、リュックサックである。
子供たちには、あまり重いものは持たせないにしても自分の責任で管理する荷物があるようにしたい。それが手作りリュックだと、楽しいだろうと思うのだ。
箱状に縫った布にしっかりした持ち手を付ければいいのだが、今回のイラストでは、2、3の工夫を盛り込んでみた。(こういう工夫が自在にできるところが、手作りの良さである)。
まず、背負った後ろの部分にゴムバンドを通してみた。こうすれば、タオルなどをはさみ込んでおいてすぐ取り出せるようになる。ただし、あまり重いものをかけると、ひっぱられて歩きにくくなるので注意。
もう一つの工夫は、真ん中につけるファスナー。これを開くと底がストンと伸びて、大きなリュックになる仕掛けだ。短時間のピクニックから、着替えの必要な1泊キャンプぐらいまで対応できる。
おまけとしてつけたのが、横の綴じていないトートバッグ風のもの。長方形の布にナイロンテープを縫いつけるだけで、実用的な肩かけができあがる。折り畳みのイスやツーバーナースタンドなど、重くないけど持ちにくいものを何本も運ぶことができる。水を入れたポリタンクなどもOKだ。テープの長さを自分の身体に合わせ、腰骨に乗せて運べる高さにしておこう。
1997,10,2
文:石井研二 絵:石井光
野外を楽しむインターネット・ホームページ
ヘルシービーチ・オートキャンプリゾート
http://ryobi-ferry.com/051beach/autocampsite/
キャンプ場は11月30日までで、どちらかというと夏向けだが、空いている季節の島のキャンプも格別。