やってみようアウトドア
テントを張ろう![2]

欧州では家型が主流
今度買ったドームテントは3代目。最初のはホームセンターで3千円で買った小さなドームだった。
次がポップテント。イラストでも紹介したが、空中に投げるだけで設営完了する便利なものだ。同じ構造のものが最近、CMのプレゼントグッズとしてお馴染みになっている。
そんなわが家の5歳の子供が、キャンプの絵というと三角のテントを描くから不思議。三角のいわゆる学校キャンプテントなんて見たこともないはずだが。
テントといっても実にいろんな形、タイプがある。ヨーロッパでは家型のテントが主流と聞くが、日本ではキャンプ場の狭さ、家の収納の狭さからかドーム型が主流である。
フランス製の家型テントには、確かに日本では見かけない渋い赤い色づかいの美しいものがあって、キャンプスタイル、考え方が全然違うと思わせる。中には花柄のカーテンが下がっている商品まであるのだ!
私としてはやはりドーム型がおすすめ。家族用はデザインも限られているが、1人用などには登山家たちのノウハウとこだわりがつめこまれた優れた機能的デザインの商品が多い。アウトドア用品は小さいほどさまになるものだ。
子供たちが大きくなったら、それぞれのドームテントをたき火の周りに並べて、キャンプをしたいと思っている。
1997,5,1
文:石井研二 絵:石井光