1997,8,14掲載
ロープで遊ぼう[3]

本結びでまき運び、ふたえつぎ

暮らしの知恵が凝縮

 太さの違うロープをつなぎたいときがある。例えば小川の向こう岸にロープを渡したいが、太い綱を投げるのは大変だ。まず細引きを投げ渡し、太いロープをつないで引っ張れば良い。

 また、イラストのように四角い布の中央にロープを縫いつけておく。このロープを、周囲の木から伸ばした細引きとつなげば、タープやテントが出来上がる。

 こういうとき、ロープをつなぐのが、ひとえつぎ、ふたえつぎという結び方。今回はよりしっかりしたふたえつぎの方を紹介したい。これも舟を係留したりえい航するために、船乗りが考えた結び方のようだ。

 ロープというのは実に変幻自在。登山家、船乗り、釣り人、あるいは様々な民族の暮らしの知恵が凝縮されているのだから、こんな便利なものはない。

 イラストの左側では、薪の運び方を紹介した。紹介したと言っても、結び方としてはむちゃくちゃカンタンなもの。適当な長さの輪を作っておいて、薪の束にまわしくぐらせるだけだ。

 これなどは覚えておくべきロープワークというより、「ロープでいろんなことができる」と分かっていれば、自然にできるようになることではないだろうか。

 登山に使うカラビナやナスカンといった小さな輪を組み合わせれば、つるしたりつないだり、より自由にできる。登山店で見つけてみよう。



文:石井研二 絵:石井光

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