やってみようアウトドア
キャンプで食べよう[2]

バーナー山歩きには「シングル」
前回はオーブンなど調理器具の話をしたが、今回は調理用の熱源、バーナーの方のお話にしよう。
オートキャンプではツーバーナーがシンボル的な存在になっているが、山歩きではシングルバーナーがよい。ふたや燃料庫までコンパクトにおさまった「オプティマス8R」など素晴らしいものもある。食べているテーブルでお茶を沸かして、といった近さがうれしい。
ただしこれは燃料がガソリンである。各メーカーがさまざまな燃料を使っているので、注意したいところだ。ホワイトガソリンを使うもの、専用ガスボンベをはめこむもの、家庭用のカセットガスを使うもの。入手の手軽さ、火力などから選びたい。個人的にはカセットガスは手軽だが、野外らしい気分があまり出ないところが難点だと思う。ランタンなどと同じ燃料のものにしないと、入手が面倒になってくる。
イラスト右下に示したように、コンロの周囲にテーブルのような部品がついたものもある。バーベキューのときなど、ちょっと調味料やビールを置いたり、お皿を休ませる場所に困ることがある。そういうときにはいいものである。
右上の三脚は、大鍋料理の気分を盛り上げる名脇役だ。食後はランタンを吊るしてもいい感じが出る。ホントは、現場調達の木で組み立てればいちばん気分は出るのだろうが…。
1997,11,6
文:石井研二 絵:石井光
野外を楽しむインターネット・ホームページ
OUTPIA
http://www.bellemaison.jp/cpg/interior/zakka/hobby/outdoor.html
通販大手の千趣会の、アウトドア商品通販ページ。2600点以上の品ぞろえはさすが。