家族でアウトドア
歩く[9]

ハイキングのときの服装
どこかに歩きに行きたくなるような暖かい陽気ですね。でも、でかけた先は思ったよりも寒いことが多いのです。
ハイキングで山にでかけるときの服装の基本は、重ね着を上手に。こまめに脱ぎ着するということ。寒ければ着て、暑ければ脱ぐ。もうすぐと思ってそのまま頑張って歩いていたら、山頂で汗が冷えて風邪をひいてしまったり…。
アウトドア専門店で見かけるウエア、特に肌着は少し割高ですが、薄くて動きやすく保温や速乾性に優れていてとても快適。ズボン下も冷え性の女性にはおすすめです。
シャツは、調節のしやすい前ボタンの長そでシャツ。防寒には、薄手のセーターかパーカーを一枚。フリースも軽くて暖かく便利です。
ズボンは伸縮性がよくゆったりと履きやすいものにしましょう。ジーンズはぬれたらなかなか乾かず歩きにくいので、山歩きには適しません。
靴下は足にフィットしたものを。あっていないと靴ずれのもとになります。足元の冷えやケガの予防に長めの靴下の方がいいでしょう。替えは必ず用意して。ぬれたまま履き続けると体調を崩します。
私も以前、白山に登ったとき小雨にあい、使い捨てレインコートしか持っていなくて、蒸れるし破けるしで、大いに困ったことがありました。
山歩きのことを考えて作られた専用のウエアを上手に取り入れて、快適に過ごせるようにしましょう。
1998,3,11
(イラストと文 石井光)
便利に着こなす
釣り人がよく着ているポケットのたくさんついたベストは案外便利もの。小銭や傷バン、小型カメラ、フィルム、電車の切符など荷物に紛れそうなものを入れられます。